ライフスキルコース【プレゼンテーション②】
こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスです。
今回は、前回の「ライフスキルコース【プレゼンテーション①】」に引き続き、プレゼンテーションをおこなう時のポイントついてお話したいと思います。
◆ プレゼンテーションのポイント
プレゼンテーションでは、スライドや資料そのものが大事なのではなく、簡素なメッセージをストーリーとして伝えるという要素を踏まえ、「伝え方」だけではなく「何を伝えるか」が重要となりますので、ポイントを整理してみましょう。
① 目的を確認する
プレゼンターが望む行動を聴き手にしてもらうことが、プレゼンテーションを行う目的になります。
聞き手に何を理解・納得してもらい、どんな行動をしてもらいたいのかを、プレゼンテーションの最初の準備として検討し、設定しましょう。目的を設定するときは、「応募企業の採用担当者に、自分の障害特性を伝え、理解してもらって必要な配慮が可能かどうか確認する」のように、その対象(聞き手)を含めて、具体的な行動まで落とし込みましょう。そのため、聞き手の視点で考えることが必要です。
② 構成の理解のしやすさ
プレゼンテーションの大枠が分からないまま話が進むと、聞き手は理解が難しくなります。
聞き手は、内容を知らないことが前提になるので、どれだけ分かりやすく伝えるか?が重要になります。そのため、まずは全体の方向性や枠組みを話してから、詳細を話していく流れが基本となります。
<流れの例>
1.序論(導入)・・・ 最初の話で聴き手の関心を引く、話の主題を伝える
・注意を引く
・主題(トピック)を伝える
・主なポイントを簡潔に述べる
・プレゼンテーションの目的を伝え、聞き手視点で受け止めてもらう(意識の共有)
2.本論(本体)・・・ 序論で挙げた主題について具体化し、要因や理由を話す
・情報を整理する
・問題に対する要因、解決策や課題を提示する
・合理的な理由で、主張を裏付ける
3.結論 ・・・ 内容の要約、重要なポイントや聞き手に望む行為を話す
・明確な要約と結論を提示する
・解決策を講じた場合の影響を述べる
③ 声の大きさ
プレゼンテーションにおいては、内容がどれだけ素晴らしくても印象が悪いと「聴き手の行動」には繋がりません。
説得力が増すようにするには、語尾を明確にしたり、一番後ろの人まで声が届くように大きな声でお話しする必要があります。自分の声の大きさは思った以上に小さくなってしまうことがあります。適切な声のボリュームとしては、自分の声がうるさいと思う程度の声になります。「ゆっくり」「はっきり」「大きな声」を出すようにして、お話ししましょう。
④ 間をとる
聞き手の理解に配慮せず、一方的に速いスピードで話をしてしまうと、相手の聞く気を削いでしまいます。話と話の間に数秒の時間を作りながら、話すことを心がけましょう。
目安としては、「、」は0.5秒。「。」は1秒くらいの時間を使いましょう。また、重要なキーワードを話す場面では、話す直前に2~3秒程度の時間を作りましょう。
⑤ 余計な言葉を減らす
例として、「えー」「あの」「えっと」「こう」といった無駄な言葉はなるべく減らしましょう。例のような言葉が多く出てしまうと、聞き手に自分が伝えたいことが伝わりにくくなってしまいます。
自分自身が、例のような言葉を使っているかどうか分からない場合は、自身が話している様子を動画撮影して、客観的に見てみましょう。目安としては、「例のような言葉を1分間に6回以上はなしているかどうか?」です。6回以下であれば大丈夫ですが、あまりにも使いすぎているようであれば練習を重ねて改善していきましょう。
⑥ 堂々と話す
プレゼンテーションが苦手な場合、緊張で少し挙動不審になってしまうような場面があります。
例えば…
・目が泳いでいる
・スライドや手元の資料ばかり見て、前を見ていない
・手を何度も顔や頭に持っていく
・体がフラフラ揺れている
・不自然に笑っている
・猫背になっている
・ボディランゲージやジェスチャーが話している内容と異なっている
などなど…
実際にプレゼンテーションをおこなう際には、なるべく話す内容を覚えておき、しっかり聞いてくれている人の顔を見ながらお話ししましょう。また、強調する場面で、ボディランゲージやジェスチャーを使うことは有効ですが、話している最中にずっと使ってしまっては逆に強調したいポイントが分かりにくくなったり、自分の意見を相手に押し付けるような印象を与えてしまう可能性もあるため、注意が必要です。プレゼンテーションに慣れていない場合は、ボディランゲージやジェスチャーは不自然にならない程度に使っていきましょう。
いかがでしたでしょうか?「そもそも人前で話すことが苦手だ」と言う方もいらっしゃるかと思いますが、人前で話す場数をこなしていくことも上達するための1つのポイントになります。就職時の面接や会議での提案、プライベートの中で食事内容の提案時などでもプレゼンテーションのポイントは活用することができますので、皆さんも実践してみてください!
ディーキャリアITエキスパート京橋オフィスでは、発達障害(ASD、ADHDや学習障害含む)を抱えている利用者の方が自発的に、朝礼時に約3分内でスピーチをおこなって、人前でお話をする訓練をしています。見学や体験でこちらへ来られる際には、ぜひ聞いていただければと思います。
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