発達障害・お仕事上の困りごと「会話が苦手」②
皆さまこんにちは!
本日は前回に続き、割と多く聞く困りごと「会話が苦手」について、お伝えしていきます。
最後まで、お付き合い頂けたら嬉しいです(*^▽^*)
発達障害・お仕事上の困りごと①「会話が苦手」|就労移行支援事業所ディーキャリア (dd-career.com)
それではまず簡単に前回のおさらいをしていきます。
①誰かが発言する
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②発言している内容を聞く
👇
③聞いた内容に対して、何らかのリアクションをおこなう
という、会話が成立するためのざっくりした流れと、
②「発言している内容聞く・聞く事の苦手」について、お話しました。
今日は③の工程「聞いた内容に対して、何らかのリアクションをおこなう」の部分になります。
会話が続かないリアクションパターンとして、大きく2つ要因があるように見られます。
1:返答はしているが、会話がかみ合わない(会話の内容の問題)
2:適切な返答(リアクション)ではない(態度の問題)
それでは1つづつ、ご説明していきます。
1の返答はしているが、内容がかみ合っていないパターンは
・会話の内容を正しく把握できていない
・相手が伝えたい内容をくみ取れていない
・自分が伝えたい事を上手く言語化できない などが多いかと感じます。
この上記のパターンは会話の返答がちぐはぐになったりすることも多く、
相手から「話聞いてた!?」と言われたり、「そんな事を言ってるんじゃない」と
言われたり、自分自身も会話することが怖くなったり、苦手意識を持たれたり
する方も多くいらっしゃいます。
このパターンになってしまう要因として、
1)(前回の)聞き取りの苦手から、内容の把握が難しい
2)会話で聞いた情報を統合し全体として捉えて、返答をすることが苦手
(会話の1部分のみを拾って返答したりする・感想を聞かれたりするのも割と苦手)
3)興味の偏りから、経験値や情報が少なく、返答できない
(プラス目に見えないものをイメージする事の苦手さもあったりする)
などが考えられます。
続いて2の、適切な返答(リアクション)ではないパターンとして、
・会話の内容と、表情・声などが合っていない
・言葉遣いがその場にふさわしくない
などが挙げられます。
このパターンは、同僚が失敗をして落ち込んで相談しているときに笑顔で返答したり、
逆に楽しい話をしているときに顔が全く笑っていなかったりなど、
「楽しくないのかな?」「落ち込んでいるときになんだよ!」など誤解を受けたり
「何考えているのか全くわからない」など言われたりすることもあるようです。
このパターンの要因として、
1)会話の内容から状況を想像し、内容に応じた表現を選択する事が苦手
2)その場ごとの対応を臨機応変に使い分けるのが苦手
3)人との距離感が分からない
(上司にもタメ語になったり、人に応じての使い分けができない)
などが考えられます。
距離感が分からないという点では、関りの深さに応じた話の
内容を選べないというパターンもあります。
例えば、ただの会社の同僚に、自分の生い立ちや金銭問題などディープな話をしてしまい、
引かれてしまうなどもあります。
では、苦手についてそれぞれ説明をしたところで、
お仕事の場で少しでも会話が上手くいくコツとして、
実際の訓練生(卒業生)がやっていたことをお伝えします。
①相手の話を最後までしっかり聞く!途中でかぶせて話さない
②話が分からなかったら質問する(最後まで聞いてから)
③相手の話を確認する(○○という事ですか?○○で間違ってないですか?など)
④相手の表情・声のトーンに合わせる
⑤会社でディープな話をしない。相談先は別に持つ
また、その場での言語化が苦手な方は、「苦手を事前に伝えておく」だったり、
「せめて不快感を与えないよう気を付ける」など意識されていた方もおられました。
これらの仕事上必要とされる会話のコツ、コミュニケーションの方法などは、
1人ではなかなか習得が難しい訓練です。
ディーキャリア大分オフィスでは、訓練を通して、自分の得意・苦手を整理し、
工夫を身につけるサポートをしています。
「会話上手ではなくでも、誤解される事は避けたい」
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