【就職編】発達障害のある人は、相手の気持ちがわからない?
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート田町オフィスです。
本日は、「発達障害の特性傾向」と「相手の気持ちの理解」についてお話します。
私たち就労移行支援事業所ディーキャリアは、発達障害や特性に関する課題に向き合い支援することで、皆さんが就職後も安定した活躍ができるよう一緒に活動をしています!
今回のブログをご覧になって、少しでも「職場でのコミュニケーション」や「人間関係」がうまくいかない・・・、「就職したものの長続きしない」といったお悩みを抱える皆さんの参考となれば嬉しいです。
■就職におけるコミュニケーションの重要性って?
「就職」「就労継続」「転職」以外にも、他者とのコミュニケーションは社会生活においてとても重要です。それぞれの場面で直面する課題もたくさんありますが、はやり就労移行支援に通所を検討される方で言えば「就職」に関連したお悩みをお持ちの方々が多いと思います。
就職といっても、そこまでの工程では「書類選考」「面接」を経て、初めて企業などへの「就職」となります。就職におけるコミュニケーションでというと、就職の前段階では「面接」に重点が置かれがちですが、実は「書類選考」の際も、企業の採用担当者は求職者が「どのような伝え方で」、「なぜ当社へエントリーしたのか」なども読み取っています。
当然ながら、採用担当者は「採用のプロ」ですので、書面からでもその人の特性はある程度見つけることができる、ということです。そう思うとコミュニケーションというのは、何も面接や就職後だけの問題でもないのです。
なので、その点も含めて「なぜコミュニケーションが重要であるか」を話していきます。
それでは本題へ・・・
■「相手の気持ちがわからない」というのはどういうこと?
「相手の気持ちがわからない」というのは、いったい何を指した表現なのでしょうか。
特に、就職経験のある方は「職場での人間関係」にも影響することですので、悩むことも多いと思います。
例えば、「悪気はないのに相手を怒らせてしまう」、「喜怒哀楽など感情表現が欠けている(ように見える)」、「感情の起伏が見えない」、あるいは相手との情緒面での交流、共感が苦手なことなどがあげられます。
職場では、業務上さまざまな社員とのかかわり、上司とのかかわり、職種によっては社外の人たちともかかわることだって多いと思います。
円滑なコミュニケーションというのは、「自分自身」だけの問題ではなく、「他者」とのかかわりの中から生まれる相乗効果のようなものですので、すべてが自分だけで解決はできません。
ですが、あまりにも社内外の人たちから注意を受けることが多い、問題が起きやすいということであれば、もしかしたら発達障害に関連した特性なのかもしれません。
■書類選考で見落とされがちなコミュニケーションスキルについて
書類選考は企業にとって「会ってみたい方かどうか」を判断するとても重要なものです。
ここでは、「自分のやりたいこと」も大切ですが、エントリー職種にて「どのように企業へ貢献できるか」もしっかりPRしていくことが大切です。注意が必要なのは「自分がああしたい、こうしたい」という「自己主張」だけのPRでは、企業はなかなか面接に進めようとは思わないということ。
勿論、自分の「やりたいこと」と「スキル」が、企業にとって「採用したい人材」と思っていただければマッチングすることだってあります。
ですが、それだけでは残念ながら多くの場合、採用には至らないのです。
それはなぜか?ここは至ってシンプルです。
企業は「スキル」や「経験」がある人材だけが、「必ずしも採用対象」というわけではないのです。
職場でのコミュニケーションなど他者とのかかわり方で、自分自身だけでなく、同僚や上司にも業務上大きな影響を及ぼすからです。その結果、早期離職となれば、自分自身にとってもつらい経験で、企業にとっても他の社員への影響や採用コストの面からも双方にとって良い影響とは言えないでしょう。
なので逆に言うと「仮に採用基準を満たしていなかったとしても企業は会ってくれる可能性がある!」ということでもあります。現状スキルが足りなくても、自分自身の強みや貢献できることを「企業の視点」でしっかりと伝えられれば、採用担当者の目に留まる書類だって作れるかもしれません。
■ASD -自閉症スペクトラム障害-とは何か?
発達障害の分類の中で、ASD(自閉症スペクトラム障害)があります。
ASDの特性では、「社会性の障害」「想像力の困難」「強いこだわり」などががあります。
「社会性の障害」により、相手の気持ちを察することが苦手であったり、かかわり方が一方的だったり、暗黙のルールなど守ることが苦手だったりもします。
また「想像力の困難」により、曖昧な表現(あれ、それ、だいたい、これくらい・・・)がよく分からなかったり、その人特有の「強いこだわり」で相手との共感を得にくかったりします。
相手の感情は、誰しも本質的な部分までは分からないものです。ですが、一般的には「もしかしたら同僚の○○さんはこう思っているのでは?」とか、自分とは違った視点へ考え方を持っている他者に対し、なんらか仮説を立てて相手の立場になって考えてみたり、深掘りしてみることで相手を理解し、尊重することで人間関係を良好に保っていこうという思考が働くでしょう。
ただ、ASDの特性や傾向をお持ちの方で言えば、相手から「そうじゃない」「こういった考え方もあるよ」「もっと相手の立場になって考えてみて」など、実際に指摘を多く受ける機会も多いのが事実です。
また、上記の特性により、自分もそうですが、相手も勿論フラストレーションをためてしまい、人によっては「どうしてみんな自分の考えをわかってもらえないんだ!」とストレスをためて、うつうつとした気持ちや不安感といった二次障害の症状に繋がってしまう方もいるかもしれません。
■私たちディーキャリアの支援
私たちディーキャリアでは、発達障害をはじめとした「自分自身の特性」を振り返り、見極め、対策法を訓練していきます。就きたい職種のスキル向上に加え、発達障害の特性にフォーカスしたコミュニケーション訓練を行っています。
就職はあくまでスタートであり、スキル向上は内定を勝ち取るための手段のひとつにしか過ぎません。就職後のことを見据えたキャリアビジョンを描いていくためには、やはり「自己受容」がとても大切です。自分のことをよく理解することで、強みの再発見にもつながります。それがあってこその「就職」です。就職のことでお悩みがあれば、ぜひ一度お問い合わせください!
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