ファイルシステムのお話
こんにちは。ディーキャリア名古屋丸の内オフィスの志村です。
最初に謝っちゃいます。ちょっと難しい話で・・・ゴメンナサイ。
皆さん、Windowsでパソコンしていますよね。う〜ん、Macの人もいるかもしれませんが・・・。
「普段使い」で使われているパソコンのシェアは Windowsパソコンが95%以上で、Macが4%くらい。それ以外が1%以下だったかと思います (サーバーとかまで入ると、これとはちょっとばかり話が違います)。
だから、ほとんどの人がWindowsでパソコンしてますね。 Windowsではファイルを扱う時は、階層構造のフォルダの中にファイルがある。 ファイルを扱う時に「パス指定」というのをしてファイルを特定します。
GUI(グラフィカル・ユーザーインタフェース)のWindowsでファイルを見つける時にはファイルのパス指定って気にしていないかな・・・。
階層構造のパス指定でファイルを特定する方式は、UNIX(ユニックス)で一般化しました。
他のOSでも使われていたとは思いますが、深い階層構造を自然に使うようになったのはUNIXからじゃないかなと記憶してます。
それで、それがWindows(その元はMS-DOS)とかLinuxとか、ついでに言えばLinuxの元にあったMINIXとかに受け継がれてきて、今やパソコンのファイルシステムは、大抵の場合、階層構造になっていると思います。
確かにね、階層構造のファイルシステムは分かりやすい。しかも(ファイルを)分類しやすい。
もしファイルが一つの場所に一緒くたに入っていると、見つけるのがちょっと厄介です。見つけるための手掛かりが何か必要になる。
見つけるというのは「検索する」ということですが。
検索して目的のファイルを簡単に見つけられるなら、別に階層構造でなくても良いということでもあります。
昔はね、ファイルを見つけやすくするために、ユーザーが意識して分類する必要があった。 それには階層構造のファイルシステムが良いと・・・UNIXを創った人たちが思ったのですね。
技術者っぽい考え方です(苦笑)
ファイルを作るのはユーザーだから、(ユーザー自身が)見つけやすいようにちゃんと分類しとけよ!・・って言うことですね。
そこは自己責任だと。
ただ、分類する方法は提供するよと。それが「階層構造のファイルシステム」です。
ちなみにファイルシステムというのは仮想的、論理的なもので、実際のデータは記憶装置(ストレージ)に階層的に保存されてはいません。
ユーザーがファイルを操作する時に階層的なフォルダ構造のイメージの中で操作できるということです。 実際にはOS(オペレーティングシステム)が仲立ちをしてます。
まあ、いずれにせよ、OSを操作していてファイルを特定し、それを扱うには階層構造のファイルシステムを理解しておかなければいけません。
ああ、前置きが、小難しい話ですみません。
それで、GUIのWindowsが普及して、ファイルシステムの理解はちょっと希薄になりましたね。
昔はパソコンユーザーなら、第一にファイルシステムを勉強した。
今は、特段、そこを知らなくてもパソコンが使える(苦笑)
・・・なのですが、技術者としてやっていこうとすると、知らない訳にはいきません。
ここからが本題です。
ITパスポート試験の問題の中で、ファイルシステムの理解が必要な問題が幾らかあります。 ディーキャリアに通ってこられる利用者で、ITパスポート試験を受けようと思う方たちがいますが、ちょっと苦労されているようです。
だから、そこは丁寧に説明します。
ファイルシステムで「相対パス指定」や「絶対パス指定」はどうするのか・・・とかね。
でもここで、もう一つ問題発生です。
皆さんの多くが使っているWindowsのファイルシステム・・・UNIXに似た階層構造のファイルシステムですが、UNIXやLinuxのファイルシステムとちょっとだけ違います。
それで試験問題に出るのは・・・UNIX やLinuxのファイルシステムだったりします(苦笑)
まあ、違いと言っても、ちょっとした違いですけどね。
まず、パスをつなぐ記号はUNIXやLinuxだと” / “(スラッシュ)です。Windowsは元々が前身のOSであるMS-DOSが基本ですから” ¥ “です。ちなみにこれが英語圏のPCだと「バックスラッシュ」になります。割り当てられているコードがそれだからです。
言葉もちょっと違います。Windowsで「フォルダ」と言っているのは、UNIXやLinuxでは「ディレクトリ」と言います。こっちが先にあった専門用語なんですけどね。
まったくややこしい。
さらにWindows(MS-DOS)のファイルシステムだと、ドライブの概念がありますから、ルート(ルートフォルダ)の前に C: とかドライブ名が付きます。
UNIXやLinuxだとそれはありません。
Windowsはドライブ名が C: (Cドライブ)から始まるから・・・もしかしたらそれも混乱しますかね(苦笑)
なぜ Aから始まらない(笑)・・・ってね。
実は昔、パソコンには内蔵のフロッピィディスクドライブが2つあって、そこに A: と B: が割り当てられていて、ハードディスクはその次の C: というのが普通だったから・・・ということの名残りです。
そういう諸々のことを、一通りは知っているのが・・・技術者としては必要かもしれません。 OSの基本の知識だったりします。
そういうことを知っていて、情報処理技術者試験を受けると良いのですね。プログラミングでも当然、その事を知っている必要があります。
利用者さんたちが、資格試験対策で過去問を解いていて「よく分かりません」って、質問がある時に、どこから説明するのがよいかなぁ・・・とか思っちゃいます。
まあ、それぞれの方に合わせて、説明の内容は変えないといけないのですけれど。 ディーキャリアではそういうことも必要に応じてやっている。
ということで、詳しく知りたい方は・・・ディーキャリアITエキスパート名古屋丸の内オフィスをよろしくです(^_-)-☆
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