発達障害・グレーゾーンがあると、なぜ「空気が読めない」「常識がない」と言われてしまうのか?
こんにちは、管理者の五十嵐です。
発達障害がある、グレーゾーンの方はよく「空気が読めない」「常識がない」と言われがち。
とはいえ、どんなところがそう捉えられているのかわからず、困ることも多いと思われます。
今回はなぜ発達障害、グレーゾーンだと「人とのズレが発生するのか」を見ていきましょう。
【そもそもグレーゾーンとは】
医療機関で「発達障害の傾向がありますね」と言われた場合、その人は「発達障害」なのでしょうか?それとも「定型発達」になるのでしょうか?
実は傾向がある、というのは発達障害とは言えないが、定型発達でもない、その中間だという診断になります。このゾーンのことをグレーゾーンといい、このゾーンにある人をグレーゾーンと呼ぶこともあるそうです。
また、ここには「環境への適応がいいときと悪いときの両方がある人」という意味もあります。
環境に適応できれば問題が生じず、適応できない環境では問題が発生する、環境によって働きやすさ、生きやすさに大きな影響があるということです。
ですが、あくまで傾向なので「発達障害」という診断ではありません。
定型発達でも発達障害でもない、曖昧な状態に対して納得感が持てず、しかし治療できるわけでもなくといった状態に、もやもや感を抱えてしまう方も多いようです。
一方、グレーゾーンという診断を受け入れて、生きづらさの原因がわかったことで、少し安心できたという方もいらっしゃるようです。
【なぜ発達障害、グレーゾーンだと空気が読めない、常識がないと言われてしまうのか?】
発達障害の人は、ものごとの捉え方が定型発達の人と違うようです。
結果、ものごとを認識するまでに時間がかかったり、世間の多くの人とズレたりします。
このズレが「常識がない、空気が読めない」と言われる原因の一つと考えられるのです。
この重なる部分が狭いため、言わなくてもわかることが定型発達の方より少ない=常識がない と捉えられることが多いようです。
グレーゾーンの場合は、この共通範囲が発達障害がある方より広いものの、定型発達の方より狭くなるため、「ある部分ではわかるが、ある部分は全く通じない」といった凸凹が発生しやすく、さらに誤解されやすいのではないか、とも考えられます。
【グレーゾーンでも支援は受けられる?】
発達障害のある人への支援体制は徐々に整ってきていますが、グレーゾーンの人は診断がなく、手帳ももっていないことから、支援の狭間におかれていると言えるそうです。
とはいえ、グレーゾーンだから全く支援を受けることができない、ということではありません。
医師の診断書や意見書があれば、支援機関の支援を受けたり、相談だけであれば手帳がなくても受けられる支援があります。ただし、就労していると受けることができない支援もあるため、注意が必要です。
新潟であれば、下記のような支援機関が想定されます。
ハローワーク……手帳や診断書が無くても相談でき、障がい者向けの職業も紹介。適職の相談も可能。
発達障害支援センターJoin/Rise……相談支援、発達支援、就労支援を実施。
新潟市発達障がい支援センター「JOIN(ジョイン)」 (join-hattatsu.sakura.ne.jp)
新潟県発達障がい者支援センター「RISE(ライズ)」 (niigata-rise.net)
就労移行支援……一般企業への就職を目指す障害のある方を対象に、就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートを実施。
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ディーキャリア 新潟オフィスは大人の発達障害に応じたプログラムの就労移行支援事業所です。
精神障害・発達障害を対象に就労支援を受けることができ、 「働き続けるためのプログラム」で高い職場定着率を実現しています。
随時見学を受け付けております。就労移行ってどんなところ? どんなプログラムをしているのかな・・・
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