【発達障害・グレーゾーン】アンガーマネジメント【インタビュー企画】
こんにちは、ワークスキルコース訓練生のWです。
このブログを読んでいる皆様の中には、
ディーキャリア新潟オフィスが気になるけれど、ディーキャリア新潟オフィスの訓練はどのようなものだろう?
アンガーマネジメントは何をするのだろう?
など、気になっている人もいるかと思います。
そこで本日は、「アンガーマネジメント」について訓練担当の江口さんにインタビューしてみました。
それではお聞きください。
~登場人物~
訓練生W:ワークスキルコースにきて4か月目です。心身の体調管理を課題としています。
江口さん:アンガーマネジメントをはじめとする、主にライフスキルコースの訓練を担当しています。優しく、癒し系の雰囲気です!
W「本日はよろしくお願いします」
江口さん「よろしくお願いします」
W「はじめに、アンガーマネジメントとはどのような訓練なのでしょうか。」
江口さん「アンガーは怒り、マネジメントは管理・統制の意味で、自分の怒りをコントロール、怒りとうまく付き合う方法を身につける訓練です。
日常過ごしているなかで、怒りやイライラすることはよくあると思います。怒りはうまく付き合えれば自分のモチベーションや気持ちを伝えることができますが、うまく付き合えないと他者との関係に悪影響が出る、衝動的に怒る、結果、後悔につながってしまうことがあります。
ディーキャリア新潟オフィスでのアンガーマネジメント訓練では
- 怒ったことで後悔しない
- 怒りの感情をうまく伝えられるようになる
ことを目指します。」
W「そうですね、ただ怒るな、ではなく怒りをコントロールすることはとても大切ですね。私も最初は怒りのコントロールが苦手で、怒ったことで後悔することもたくさんありました。
今はアンガーマネジメントの訓練のおかげで前よりうまくいっているな、と実感しています。」
W「続いて、グループワークが多いディーキャリア新潟オフィスですが、アンガーマネジメントのグループワークは何をやるのでしょうか?」
江口さん「アンガーマネジメントはグループワークもありますが、事例・検討が多い訓練です。
アンガーマネジメントはディーキャリア新潟オフィスの訓練の『思考・姿勢・考え方』に含まれています。
訓練目的は『物事の新たな捉え方を知り、選択肢を増やすことで、思考や行動を切り替え、多面的な考え方ができるようになる』です。
発達障害の特性として、ネガティブに捉えやすい、柔軟に思考を切り替えることが苦手といったものがあります。
事例検討を通じて、他利用者の方の考えを聞くことで、自身になかった捉え方を知り、対処法を身につけてもらう訓練です。」
W「新たな捉え方を知るのに、他利用者の考えを聞くことができるグループワークは私自身もとても勉強になりました。
私もネガティブになりやすく、思考の切り替えが苦手ですのでそういった悩みを抱える人におすすめの機会です。」
W「続いて、訓練では、怒りに繋がる原因の一つに、自分の中の『~するべき』という考えによるものである、と学びました。私は私の中の『~するべき』に固執しているな、と感じています。
人は何らかの『~するべき』があると思うのですが、どのように向き合うのがよろしいのでしょうか?」
江口さん「『~するべき』は怒りの本質です。例えば、『LINEの返信はすぐにするべき』『電車は時間通りに来るべき』などのことです。『~するべき』は誰にでもありますが、過ごしてきた経験、状況などさまざまなことから自分の思っている『~するべき』と違うことがあります。ですので『~するべき』にこだわりすぎると怒りの状態となってしまう原因にもなりうるのです。
大切なのは、みんな違う『~するべき』があって、『そういう考えもあるのだな』と分かることが大事です。
しかし、明らかに自分と違いすぎて許すことのできない『~するべき』もあると思います。その時は我慢せずに、相手に『今後こうしてほしい、私はこうしてもらえると助かる』といったリクエストを届けることは大切だと思います。」
W「そうですね、今でも他人の『~するべき』に対して柔軟になれない自分がいて、しっかり向き合えずにいます。また、相手にリクエストを届けるような発信力も大切なことですね。私もまだまだ、学ぶ必要があると感じます。」
W「続いて、これは私が取り組むべき課題の一つなのですが、私は嫌な出来事があったり聞いたりするとすぐ怒りが湧いてしまい、顔に出てしまう、怒りを引きずってしまうことがあります。これは働く上で改善しなければならないと考えています。
このように、怒りのコントロールが苦手な人におすすめのコントロール方法はありますか?」
江口さん「おすすめの方法はアンガーマネジメントで学んだ「衝動のコントロール」です。この怒りが湧いた瞬間の衝動を抑え、先ほど触れた『~するべき』について考えるとよいと思います。先ほど触れた『~するべき』の範囲を広げることも大切です。
怒りの衝動のピークは6秒と言われており、深呼吸などを6秒することが基本です。
それでも落ち着かない場合は、その場から離れて、外に出るなどの落ち着けるようなクールダウンの時間をつくるとよいです。
また、顔に出るなどは自分の顔を自分で見ることができないため、スタッフに「今の私はどうですか」と聞いてみて、客観視してもらうのが大事だと思います。」
W「自分の行動を客観視してみることはとても大事ですよね。そうすることで、自分では気づけなかったことが分かるようになりますので。
私は最近、リフレッシュ方法として、外に出てクールダウンすることを取り入れています。頭の中のもやもやがすっきりできるので、この方法は私に合っている、と新たな発見ができました。今後とも続けていきます。」
W「最後に、ディーキャリア新潟オフィスに興味がある、気になっている方に一言をお願いします。」
江口さん「アンガーマネジメントで大事なことは『自己理解』です。自分がどんなふうに怒るのか、何に対して怒りやすいのかを把握できていなければ、より良い対処ができません。ディーキャリア新潟オフィスの他の訓練でも同様に『自己理解』が大切です。それらを知るきっかけとしてディーキャリア新潟オフィスをおすすめします。
また、グループワークをはじめとした、他者から客観的な意見を聞くことによって、それらに気づけると思います。
悩みや不安をどうか1人で考え込まないでください。
相談・見学スタッフ一同、いつでもお待ちしています。」
W「やはり、自分のことを知るということは必要不可欠であると思います。私もディーキャリア新潟オフィスの訓練を通じて、少しずつではありますが自分の怒りの傾向やその対処法など、自分の特性を知り、対処できるようになってきました。
江口さん、とても心強いですね。是非ディーキャリア新潟オフィスにいらしてください。私たちも待っています。本日はありがとうございました。」
江口さん「Wさん、最近落ち着いて過ごせていますね。なんとなく怒りのポイントが分かってきていて、それに冷静に対処できるようになりましたね。ライフスキルコースにいるときより成長してきていると思います。」
W「そう言ってもらえて光栄です。」
江口さん「そして、ワークスキルコースにてライフスキルコースで学んだことを実践するのは自分次第であると思うのですが、それを実践できるWさんはすごいと思います。その調子でワークスキルコース、頑張ってください!」
W「ありがとうございます。これからも精進します!」
いかがでしたでしょうか。
アンガーマネジメントの訓練に興味を持てましたら幸いです。
他にも、ディーキャリア新潟オフィスの訓練は魅力的なものが多数あります。
ディーキャリア新潟オフィスの訓練の体験もできますので、まずは見学・相談に来てみてはいかがでしょうか。
お待ちしております。
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