【発達障害とキャリアを考える】“主体的に自らのキャリアを考えるとは?”
「キャリアコンサルタント通信」 第4号 発達障害とキャリアを考える
“主体的に自らのキャリアを考えるとは?”
発達障害者の“働く”を応援するキャリアコンサルタント(就労支援員)の佐藤です。
いよいよやってきました冬将軍。
いきなりの大雪。12月では記録的な大雪で雪に慣れている新潟県民もびっくり。
これから2か月あまり雪との闘いが続きます。
雪をどうとらえるか。雪国に住んでいる者としては、どうしてもネガティブなもの、厄介なものとしてとらえることが多いように感じています。確かに寒い、冷たい、濡れてしまう、冬の曇り空、こころが重くなってしまうことが多いように感じます。
何とか我々にとってプラスとなるものに変えられないかといつも感じています。
さて、今回のテーマは「主体的にキャリアについて考える」についてです。
「主体的とは?」
国語辞典によれば、「主体的」とは、「自分の意志などに基づいて行動するさま」。他人の意志などによらず、みずからの意志・判断によって行動を起こすさまを言います。「彼は常に主体的な行動をこころがける」「主体的な判断が何より大事だ」「この問題には主体的に取り組みたいと思う」のように使われます。
同じような言葉で、「自主的」という言葉がありますが、こちらは「他人の干渉を受けずに自分から行動するさま」という意味の言葉です。誰かから指図を受けたりすることなく、自分の意志によって積極的に行動することを言います。「彼女はいつも自主的にオフィスを掃除している」「このクラブは生徒によって自主的に運営されている」のように使われます。
「主体的」と「自主的」の違いは?
「自主的」はやるべき方法がはっきりしている場合に使われます。一方、「主体的」とは目標は決まっているがやるべき方法が決まっていずに、自ら考えて行動することに使われます。
具体的には、山頂を目指す登山をイメージすると分かりやすいのではないかと思います。
山頂までのルートが決まっており、山頂まで行くか行かないのか実行することが自主的に行動する。一方主体的とは、山頂を目指すことは目標として決めているが、頂上に至るまでにどのルートを通るか、歩いていくのか?ロープウェイで行くのか、スカイラインを使って車で行くのか、自ら考えて決定し行動すること。と考えるとイメージしやすいのではと思います。
「主体的に自らのキャリアを考えるとは?」
「働く目的」や「なりたい姿」については、ひとりひとり違うものです。また、それを達成するための効果的な方法もそれぞれの持っている課題に応じて違ってくるものと思います。
親に勧められたから、誰かに言われたから、といったように第3者が決めるのではなく、「自分の人生は自分で決める」といった態度が重要です。
「主体的に行動するために」
自分の進むべき道を決める、どうやって進むか(イバラの道か平坦な道か)自己決定するためには、何が必要か?
自己理解を深め、職業情報を幅広く知ることが重要です。そのためには、ひとりでやる方法もありますが、支援を受けながら進めた方がより的確に進められると思っています。
キャリアコンサルタントとしてできること
ディーキャリア新潟オフィスでは、ライフスキルコースの中で、「キャリアプランニング」の訓練をおこなっています。
将来に向けてのキャリア形成の視点も大切にしたいと考えています。本人が考えるキャリアプランが達成できるよう支援していきます。
仕事を通じてより良い人生を築いていくことができるようお手伝いをしていきますので、いつでもご相談ください。
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ディーキャリア 新潟オフィスは大人の発達障害に特化したプログラムの就労移行支援事業所です。 精神障害・発達障害を対象に就労支援を受けることができ、 「働き続けるためのプログラム」で高い職場定着率を実現しています。 随時見学を受け付けております。 就労移行ってどんなとこ? どんなプログラムをしているのかな・・・ 興味がある方はお気軽にお問合せください(^^♪ 見学・体験へのお申込み・相談は 電話 tel:025-384-0165(受付時間 平日10時~17時)
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