【働くためには何が必要か】発達障害と職業準備性
こんにちは、職業指導員の五十嵐です。
本日は「職業準備性」から見るディーキャリア新潟オフィスのコース設定について
お伝えしていこうと思います。難しそうに聞こえますが別に難しい話ではありません。
新潟オフィスでは「職業準備性」を「働く上での基礎的な能力」とお伝えしています。
では、「働く上での基礎的な能力」とは、どのようなものがあるでしょうか?
①職務遂行に必要な能力
②職業生活を維持するために必要な態度や基本的労働習慣
③職業生活を支える日常生活・社会生活面の能力
以上3点、わかりやすく視覚化すると下記図のようになります。
上記からわかるようにまず日常生活、社会生活能力が土台としてあって、次に基本的な労働習慣--
週5日無遅刻無欠席や報告・連絡・相談の徹底等、その2つが揃って初めて、職業適性や能力が発揮されるということです。
つまり、いくら仕事上での能力が高くても、遅刻欠席が多い、報告連絡相談ができていない、
まず自身の健康管理ができていない、等、土台の部分ができていなければ
その能力を発揮して成果をあげていくことはできない、ということです。
よくドラマや漫画の世界ではダメ社員が実は……みたいなサクセスストーリーもありますが、現実なかなかそうはいきませんよね。
発達障害をお持ちの方は、この土台の部分に苦手が発生しやすく、結果として短期での退職やメンタル不調に
つながってしまうことがあります。ただ仕事の能力を伸ばしても、長期的な就労にはつながりません。
そこでディーキャリア新潟オフィスでは、△図の緑部分、就労のための土台となる部分をライフスキルコースにて、
青の部分をワークスキルコース、リクルートコースにて固めていきます。
赤の職業適性や能力については、業務経験を積みながら伸ばしていく部分になりますので、
ワークスキルコースの段階で様々な模擬業務に携わり、経験を積んではもらいますが、
実際には就職してから自身で伸ばしていく部分になると考えられます。
ライフスキルコースでは就労後の無遅刻無欠席を見据え、
週5日無遅刻無欠席での通所を目標の一つとして、様々な訓練を受講し、就労に向けての基礎能力を高めていきます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
発達障害に強い就労移行支援|ディーキャリア新潟オフィス ライフスキルコース訓練のご紹介|就労移行支援事業所ディーキャリア (dd-career.com)
続くワークスキルコースでは新潟オフィスを模擬オフィス、スタッフを上司役として業務に取り組んでいただきます。
ここでは基本的労働習慣、仕事に対する意欲や責任感、一定時間労働に耐える体力、規則の順守、
賞賛・批判を受け入れられる態度等、働く上で必要な能力や姿勢を身に着けていただくことになります。
どれも目に見えるものではありませんが、働く上では必ず必要となる能力ですので、
トライ&エラーを繰り返しながら、フィードバックを行い、自身の課題に対する自己対処や配慮の明確化を進めていきます。
リクルートコースは就職に向け、履歴書の作成や面接対策、
求人検索等を進めていくコースとなりますので、今回は割愛します。
上記のようにディーキャリア新潟オフィスではコース受講を進めていく中で、
「職業準備性」を高められる就労移行支援をおこなっています。
就職に対してうまくやっていく自信がない、就職したが課題が多く退職してしまった、様々な理由で
当オフィスは利用されていますので、ご関心をもっていただけた方はぜひ一度見学・体験をお申込みください。
平日は参加が難しい方も休日イベントを月1回程度実施しておりますので、ぜひそちらをご活用ください。
それでは。
新潟オフィスのブログ一覧
オフィス情報
新潟オフィス
- アクセス
- JR「新潟駅」南口より徒歩7分
- 電話番号
- 025-384-0165