【大人のADHD】冷蔵庫の管理が苦手!明日からできる食材を腐らせないためのハック4選
こんにちは、中野オフィスです。
さて、突然ですが、
「買い物に出ると、ついつい食材を多く買いすぎてしまう」「食材を余らせて腐らせてしまう」
そんなお悩みはありませんか?
せっかく買った食材を腐らせてしまうと、お金が無駄になってしまいますし、
食材にも悪いような気がしますよね。
「腐らせるんだったら買うな」「また余計なものを買ってきて!」と家族から怒られてしまうことも。
せっかく自炊を頑張ろうとしているのに、そんなふうに怒られるのは割に合わないと
感じることもあるかもしれません。
【よくあるお悩み】
・買い物に出かけると、本来は必要のなかった食材も手に取って買いすぎてしまう
・消費期限内に食材を消化できず、余らせて捨てる羽目になってしまう
・冷蔵庫の中にものがありすぎて、何が入っているのかがわからない
・冷蔵庫に腐った食材が入っている
じつはこれ、ADHD(注意欠如・多動性障害)のある方に多いお悩みなんです!
そこで、今回はそんなADHDあるあるのお悩み「冷蔵庫整理」を取り上げ、
障害特性を踏まえて「なぜこれが苦手なのか」を解説したうえで、
明日からできる冷蔵庫整理のためのライフハックをご紹介します!
◆【ADHDあるある】冷蔵庫整理の苦手はどこから?
ADHD(注意欠如・多動性障害)は、
「不注意」「衝動性」「多動性」を主な三つの障害特性とする発達障害です。
発達障害とは、
生まれつきの脳機能の発達の偏り(凸凹)により、日常生活に支障をきたしている状態を言います。
ここで大事なのは、
発達障害は先天性(生まれつき)のものであり、
親の育て方や本人の努力不足により生じるものではないということです。
発達障害のある方は、
よく「自分の努力が足りないからダメなんだ」と思ってしまったり、
またはその家族の方が「私の育て方が悪かったから……」と自分を責めてしまうことがありますが、
そうではなく、「脳の機能特性としての苦手」であることを理解することが重要です。
それでは、ADHDのある方がなぜ「冷蔵庫整理・管理」を苦手とするのかについて、
障害特性をふまえてみていきましょう。
➀衝動的に食材を必要以上に買い込んでしまう
買い物に出かけたら、もともと買おうと思っていた買い物リストにはないものが目について、
気づいたら手に取って購入してしまった、という経験は誰もが覚えのあるものでしょう。
ADHDのある方は、衝動やその場の思いつきで行動してしまうことが多く、
「ドカ買い」や「衝動買い」が起こりやすい傾向があります。
そのため、もともと買う予定のないものを購入してしまったり、
その場の勢いで食材を大量に買い込んでしまう、ということが起こってしまうことがあるのです。
その結果、よく考えたら使わない食材を買ってしまい、
冷蔵庫の中で遊ばせておくうちに消費期限を超えて腐らせてしまった、ということになりやすいです。
②料理の段取りがうまくできない
また、障害特性により、料理が苦手な方もいらっしゃるようです。
一般的に「手際のよい料理」というと、
例えば野菜炒めを作りながら味噌汁を作ったり、というように
「何かをしながら何かをする」というマルチタスクの状態を想像することが多いですが、
ADHDのある方はこのような作業を苦手とする傾向にあります。
また、レシピに従って一つずつ料理を作っても、
買い忘れや品切れなどで「レシピで指定されている食材がない」ことによって
どうしていいかわからず手が止まってしまう、という方もいらっしゃいます。
これは、「マニュアル(レシピ)にないことに対して臨機応変な対応が難しい」という
ASD(自閉症スペクトラム障害)の特性のある方に多い困りごとです。
③計画的に食材を使えず、古い食材が余る
これはADHDのある方に多いお悩みです。
そもそも買いすぎてしまうことが多いことから、常に冷蔵庫の中にたくさん食材が入っており、
どの食材が古く、どれが新しいのかの整理も怠ってしまうことが多いのではないでしょうか。
ADHDのある方は段取りを立てることが苦手であることが多く、
「古い食材から順番に消費していくためにどんな献立がいいのか?」等を考え、
計画的に消費していくことが難しいことがあります。
また、食材の存在を忘れてしまう、消費期限を忘れてしまうなどの「うっかりミス」も多く、
気が付いたら腐らせてしまったとか、
冷蔵庫の奥に入っていて忘れていた食材がドロドロに腐っていた、というのもよくあるケースです。
◆【当事者が実践】明日からできるライフハック4選
前項では、どのような障害特性による苦手から「冷蔵庫の整理・管理」が難しいのかを確認しました。
ここからは、実際にADHD当事者が実践しているライフハックをご紹介していきます!
これをやれば100%管理できる!というものではありませんが、
意識するだけでもだいぶ変わるはずです!
➀買い物に行く前に冷蔵庫を確認しよう
「当たり前!」と思う方もいるかもしれませんが、意外と怠ってしまいがち。
冷蔵庫に何があるかを確認しないまま、なんとなく買い物に行っていないでしょうか?
買い物に出かける前に冷蔵庫の中を確認し、
献立を考える→不足している食材を洗い出す、という順番で行動することをおすすめします。
買うべきものを記載した「買い物リスト」を作成すると衝動買いを防ぐことができますよ。
②必要のないところには寄らない
また、買い物リストの作成と併せて、何をどこで買うのかを決めるのがおすすめです。
必要のないお店に寄ってしまうと、そこで目についたものが欲しくなってしまい
衝動買いが増えてしまったりすることがあります。
こちらは中野オフィスに通所中の利用者の方が実践しているライフハックですが、
「あらかじめ買い物ルートを決めることで、衝動買いが減った」と話しておられました。
買うもののリストアップだけではなく、どこで何を買うのかを決め、
その計画表に沿って動くと、「必要がないのに目について買ってしまった」ということを
できるだけ減らすことができます。
③買う食材はその日必要なぶんだけ
また、なるべく冷蔵庫のものを使い切ってから買う、というふうにした方が無駄がありません。
冷蔵庫をすっからかんにしてから動くようにする、というのはなかなか難しいかもしれませんが、
日ごろから「その日必要な食材だけ買う」と決めて行動すると、
使いきれずに腐らせてしまうリスクを下げることができます。
または、一週間分の献立を考え、その計画に沿って買い物をするのもおすすめです。
最近では、作り置き動画がYoutubeにたくさんあがっていますので、
そのような動画を参考にされるとよいでしょう。
【1週間の夕飯】コスパ◎満足晩ごはん|さくっと作れる5日間の晩御飯
https://www.youtube.com/watch?v=3GbLW71H7LM
冷凍ストック!作り置き12品【2人暮らしの一週間分】
ワンパン(フライパン1個)で作る洗い物が少ない!お弁当に便利な作り置き
https://www.youtube.com/watch?v=xk9VlP1cgS4
このように、どの食材をどの用途で使うのかの計画をたてて買い物をするのがおすすめです。
④ゾーン分けして冷蔵庫スッキリ!
また、野菜は野菜室に、肉はここ、と種類ごとに固めてしまうとよいです。
なにもかもごちゃまぜにしまってしまうと、何がどこにあるのかがわかりづらく、
気づかないうちに腐らせてしまう結果に終わることが多いです。
自分なりにルールを決めて、食品のカテゴリごとにしまうことにより、
何がどこにあるのかが一目でわかりやすく、自分でも管理しやすくなります。
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◆まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ADHDのある方に多い「冷蔵庫管理ができない」「食材を腐らせてしまう」というお悩みについて、
障害特性を踏まえたその原因と対策をご紹介しました。
発達障害の方のお悩みは、
その裏に障害特性による苦手が隠れていることが多く、
ご本人の努力だけでは解決が難しいこともあります。
ひとりでかかえこまず、理解のある人の助けを求めましょう。
ディーキャリア中野オフィスでは、
自分自身を理解し、受け入れ、自分の凸凹とともに生きていくための支援を行っています。
発達障害に関する知識を持ったスタッフが支援にあたっていますので、
生活の上での困りごとが
どのような障害特性により引き起こされるのか、対策をどのようにすればよいのかについて、
アドバイスを受けることができます。
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