【ASDあるある】パニックはなぜ起こるのか?原因と対処法をご紹介!(前編)
こんにちは、中野オフィスです!
今回は、ASD(自閉症スペクトラム障害)の方のお悩みの一つ「パニック」について、
障害特性を踏まえて、なぜ起こるのか、どう対処したらよいのかをご紹介していきたいと思います。
ディーキャリアは、なんと言っても発達障害の特性に応じたプログラムを提供する就労移行支援事業所!
発達障害の診断を受けているあなた、あるいは「発達障害かも?」と思っているあなた、
ぜひこの記事を読んでみてください!
◆ASD(自閉症スペクトラム障害)とは
ASD(Autism Spectrum Disorder、自閉症スペクトラム障害)とは、
・社会的コミュニケーションの障害
・強いこだわり
・感覚過敏/感覚鈍麻
の3つの特性がある発達障害の一種です。
以前までは、「広汎性発達障害」「アスペルガー」「自閉症」など、
いくつかのサブグループに分類されていましたが、
アメリカ精神医学会で定められたDSM-5(精神疾患の分類と診断の手引)において、
「自閉症スペクトラム障害」としてまとめて扱われるようになりました。
明確に境界を定めることができないことから、
「程度の差を伴った一つの連続体(スペクトラム)」として捉えられるようになったのです。
ASDの障害特性や強みの詳細については、
こちらの記事(『【現役支援員が語る】ASDの方に向いている職業とは?(前編)』)をご覧ください!)
◆パニックはなぜ起こるのか
それでは、ASDの方のパニックがどんなときに起こるのか、
なぜ起こってしまうのかについて考えていきたいと思います。
パニックはどんなときに起こるのか
パニックが起きるときは、以下の三つのどちらかに当てはまることが多いです。
・自分のこだわりから逸脱したとき
・常同行動からずれたとき
・過去のトラウマや嫌な出来事がフラッシュバックしたとき
常同行動とは、一見無目的に同じ動きや行動を繰り返すことです。
ASDの方には、他の人から見ると一件目的がなく見える動きを繰り返す行動
(手をひらひらさせる、飛び跳ねる、同じところを行ったり来たりする等)が見られることがあります。
この行動は、ご本人の精神的安定に繋がっている場合があり、
無理やりやめさせられたり、何か事情があってその行動ができなかったり、その行動からずれたりした際に、
強い不安や不快感を引き起こす場合があります。
例えば、業務上のいつものルーティンから外れてまったく違う業務をやってほしいと言われたとき、
あらかじめ立てていた業務スケジュールが何らかの事情で崩れたときなどに、
強い不安や不快感を生じ、パニックになってしまうことが多いです。
また、過去の嫌な経験が現在の出来事と結びついてしまい、
その記憶や当時の感覚が鮮明によみがえり、追体験しているように感じてしまう、
フラッシュバックという現象が起きたときも、パニックを生じやすいです。
いかがでしたでしょうか?
今回はASD(自閉症スペクトラム障害)特性を持つ方によくあるお悩みの一つ、「パニック」の原因について、
特性を踏まえて解説を行っていきました。
次回は、「ではどう対処したらいいのか?」というポイントを紹介していきたいと思います!
次回もどうぞご覧ください!
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
無料ご相談・見学を随時承っています!
お気軽にお問合せください(^^)
オフィスページ▼
ディーキャリアITエキスパート中野オフィス
東京都中野区中野4-7-2 SHビル3階
JR・東西線 中野駅より徒歩8分
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
ITエキスパート中野オフィスのブログ一覧
オフィス情報
ITエキスパート中野オフィス
- アクセス
- JR「中野駅」北口より徒歩7分
- 電話番号
- 03-6454-0427