【ADHDの特性】実行機能と報酬系機能とは
こんにちは!中野オフィスです!
今回は、ADHDの特性を理解する鍵、「実行機能」と「報酬系機能」という二つの脳機能についてお話ししていきたいと思います。
衝動性・多動性・不注意などのADHDの特性は、「実行機能」と「報酬系機能」という脳機能の観点から見ていくと、なぜその特性があるのかが理解しやすいです。
実行機能とはなにか
脳機能における「実行機能」には、
①行動を分析し、組み立て、優先順位を付けて行う能力
②一つの情報を記憶しながら他の作業を行う作業記憶(ワーキングメモリー)
③感情、動機、覚醒レベルの自己調整能力
④会話の内在化
の4つの機能があります。
これらの機能の低下により行動制御の障害が起こり、
①何から行動したらいいか判らず順序立てた行動が取れず、すぐに取りかかれない
②情報を保持しながら他の作業が出来ないため、他に注意が向くと前のことを忘れてしまう
③感情を抑えられず爆発しやすく、イライラ感がある
④思ったことがすぐ言葉に出る
などの症状が現れます。
報酬系機能とはなにか
報酬系とは、満足感、達成感をつかさどる神経系です。
報酬系の機能低下により、充足感が不十分で、報酬の強化が十分に出来ないため、待つことを最小限にするための衝動的な行動、注意を他の物にそらし気を紛らわせるなどの代償行動として、多動性や不注意が現れると考えられています。
実行機能と報酬系機能。この二つの脳機能の働きが生まれつき弱いため、ADHDの方には様々な困難が生じると考えられています。
【出典】山形祟倫「こころの健康 ADHD(注意欠陥多動性障害)の理解と対応」
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