【大人のADHD】Aさんはなぜ片づけられないのか?(後編)
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート中野オフィスです。
前回は、ADHD(注意欠如・多動性障害)あるあるの一つ、「片づけられない・整理下手」について取り上げ、ADHDの特性を踏まえて、なぜそれが起こるかについて解説をしました。今回は、「ではどうすれば解決できるのか?」に焦点を当ててお話ししていこうと思います。
ディーキャリアは、なんと言っても発達障害の特性に応じたプログラムを提供する就労移行支援事業所!
ADHDの診断を受けているあなた、「もしかしたら私もADHDかも?」と思っているあなた! ぜひこの記事を読んでみてください。
★Aさんはなぜ片づけられないのか?
前回の記事「【大人のADHD】Aさんはなぜ片づけられないのか?(前編)」で、Aさんが片づけられないのには「先延ばし」「実行機能の弱さ」「注意転導」「過集中」などのADHDの特性が関係していることがわかりました。それでは、Aさんはどのようにすれば、片付けをスムーズにできるのでしょうか?
★Aさんの解決策
①欲張らない!
一気にすべて片づけようと欲張らず、取り組む区画を限定して作業することが重要です。
特にADHDの人は、思い立ったら衝動性にまかせてすぐ行動しようとする人が多いのですが、「今日は本棚だけ」「今日は水場だけ」など、片づける場所を限定することが大事です。
そうすることで、どこから手を付けていいかという迷いにとらわれず作業に入ることができ、他に注意が向くことを防ぐことができます。
②片付け場所に困ったときの、とりあえずBOXをつくっておく
「これ、どこにしまったらいいんだろう?」と片付け場所に困って作業が止まってしまう。
どこに片づけていいかわからなくなり、考えているうちに、結局、「後でやろう」と先延ばしにしてしまい、「ひとまず」置いて、見て見ぬふりをしてしまう。
Aさんは片付け場所に困るとこの「先延ばし癖」を発揮して、気づけば部屋はゴミ屋敷になっていました。
その解決策としては、どこに片づけるかすぐには決まらなかったときに「とりあえず」放り込む段ボール、「とりあえずBOX」を用意することが一番です。
迷ったときは考え込まずにとりあえずBOXに放り込み、あとで考えましょう。
そうすることで、目の前の片づけはすいすい進んでいくはずです。
いかがだったでしょうか? 「障害だからできない」ではなく、「どうしたらできるのか?」に発想を転換し、 解決策を見つけていきましょう!
ディーキャリアでは、「大人の発達障害」によって困難を抱えている方、またそのような人を支える方、そのような人を理解したいという方などに向けて、発達障害についてより深く理解をしていくための情報を紹介する「大人の発達障害とは」を公開しております。発達障害に関する基礎知識だけではなく、大人の発達障害のある方の支援実績をもとにそれぞれの障害特性による「よくある困りごと」とその対処方法を紹介しています。
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