【支援員がふと感じたこと】なぜ人は「頑張る」のか?
こんにちは!
ディーキャリア横浜オフィスです。
今回は、毎日私が利用者といろいろなお話をうかがう中で、ふと感じたことを書いてみます。
頑張るとは?
みなさん、毎日頑張っていますか?
何を唐突に、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、私はみんな何かしら頑張って毎日を過ごしていると思っています。
頑張るとはどういうことなのでしょう。
ちなみに「頑張る」を調べると、こんな結果が出てきます。
1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して―・る」
2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我 (が) を張る。「―・って自説を譲らない」
3 ある場所を占めて動かないでいる。「入り口に警備員が―・っているので入れない」
(goo辞書より)
今回感じたのはこの中の【1 困難にめげないで我慢してやり抜く。】にあたる部分の話です。
生まれてからこれまでの経験の中で、頑張ったらとても褒めてもらえた、頑張ったら良い結果が出た、など頑張ったら良いことがあったという「成功体験」をお持ちの方は多いと思います。
それはとても素晴らしいことで、人間が成長していく要素としてはとても大切なものです。
頑張ることだけを励みにする危険性
ただし、それだけを励みにしてしまうのは危険です。例えば発達障害の特性などで【白黒思考】【ゼロヒャク思考】と言われる思考の傾向がある方は、「頑張らないことは良くないこと」「頑張ることこそが正義」というように自分を追い込んでしまいがちになります。
頑張っても報われなかった、思った結果が出なかった、というのも私たちの経験には多くあるはずですが、自分を追い込んでしまいがちな方は「結果が良くなかったのは、実は頑張っていなかったから」「頑張らなかった自分はダメだ」と、もっと頑張ろうとしたり、逆に自己否定をしてしまったりと、どんどん自分を苦しめてしまっているように見受けられます。
これが発達障害をお持ちの方の【生きづらさ】のひとつにもなっているのではないかと思っています。
頑張るって実は抽象的
ではどうしたら良いのかを考えたとき、あるネット記事が目に留まりました。
東大生断言!頭いい人ほど「頑張る」と言わない訳 「時間さえかければ結果が出る」なんて論外 | 学校・受験 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)
この中で、「頑張る」という言葉は抽象的であるため、時間と目的を明確にすることが大事であることが書かれています。
これは一例に過ぎませんが、我を忘れて頑張るのではなく、その人に合った頑張り方、その時の状況に合った頑張り方を見つけていくことが、さらなる「成功体験」を作る秘訣なのではないかと感じたのです。
自分に合った頑張り方とは
では自分に合った頑張り方とはなんでしょうか。
頑張りを数値化する
先ほどのネット記事にあったように時間、または書籍ならページ数など、数字で表すことで頑張りを視覚化してみる
頑張らない自分を否定しない
頑張ることにこだわり過ぎないことも大切です。体調やスケジュール的に頑張れない日もあって良いのです。成功体験を積むためには「あえて頑張らない日」があっても良いですね。
それでもどうしても頑張りたい人には「ゼロにはしない」ことをお勧めしています。つまり、何でもよいのでその日にできたことを振り返り、頑張った自分を肯定していくという方法です。
例えば、いつもより少なくても本が読めた、今日も仕事に行って無事に帰ってきた、などと自分を肯定してみましょう。自分は十分頑張っていると認めてあげましょう。
頑張ることは素晴らしいことですが、自分を苦しめるのではなく、成功体験や自己肯定へつなげられるような自分に合った頑張り方を見つけていただけたらと思います。
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