〜卒業生 Cさん(うつ病・20代) 就職までの軌跡〜 卒業生インタビュー
今回は先日卒業された訓練生の声をお届けします!通所を始めたきっかけや、どのような訓練に取り組み、どのように変化したのかなどもご紹介します。
最後にはご本人からのメッセージもありますので、ぜひ最後までご覧ください♪
目次
1.プロフィール
Cさん
20代 女性 一般事務職
約半年間の通所を経て就職
うつ病の診断あり
2.通所を始めたきっかけ
当事業所に通所を開始する前は、他の就労移行事業所に約1年間通われていました。その1年間で資格の勉強をおこない、努力の結果、事務職に有利な資格を取得されたとのことでした。
ただ、なかなか勤怠が安定せず、体調を崩してしまったり、それによって欠席や遅刻が減らなかったことが就職への大きなハードルになっており、悩まれていました。
当事業所に就職に向けた悩みを相談に来られ、何度か話を伺い、どのように進めていくと解決につながるかの提案をおこなううちに、事業所を移って訓練をおこなうことを希望され、通所に至りました。
支援員が親身になって話をきいてくれたことと、支援員が資格を持っていてで安心して通所できると思ったため、通所を決めたと話してくださいました。
3.訓練での様子
最初のうちは、通所のきっかけにあった悩みの通り、体調を崩して欠勤・遅刻することが多くありました。
そのようなことが起こるたびに、「また休んでしまった」「また起きれなかった」「なんでうまくいかないんだろう」と捉えて落ち込んでしまう様子でした。落ち込んでしまうと、より体調に影響が出てしまうこともありました。
支援員からスモールステップで取り組むことを提案し、最初は週3日から少しずつ通所日を増やしたり、朝からの通所ができなくても、遅刻しても午後からでも通所したりと、少しずつ“通所ができる”感覚を体感していただきました。
通所ができた時には「予定通り来れた!」「遅れてでも来れた!」と肯定的に捉えることができるように一緒に確認をしました。仮にできなかった時も、「次の日に影響が出ないように休むことを選択したんだ」「どう休むか考えて実行できた」とできた体験に変換していきました。
毎日1日の中で良かったことを3つ報告してもらい、「良いものに目を向ける」練習もしました。
また、ご自分の調子の波や何が原因で調子を崩すことがあるのかの把握ができておらず、「なんだか調子が悪い…」と思っている間に悪化してしまうことも多くありました。毎日の調子とできごとを記録して可視化することで、調子が悪くなりやすい時期や曜日、原因がつかめるようになり、予防や対策も取れるようになっていきました。
良いところに目を向けそんな自分を褒めて受け入れていったこと、訓練で感情のコントロールのスキルを学んだこと、自分の調子を把握し対策ができるようになったことなど、訓練での取り組みが自信になったのか、ある時期を境に体調不良での欠席・遅刻がほとんどなくなりました。
調子が安定したことによって、事業所での色々な業務にチャレンジをされるようになり、それがさらに自信になっていきました。
4.通所して良かったと感じたこと
ご本人から通所して良かったことを伺いました。
「私は病気で朝起きられないことが自分のなかでもすごく困っていたことだったのですが、「スモールステップでやっていこう」と、根気強く支援してくださり、その上、朝起きることができたことに対してほめてくださりとても嬉しい気持ちになりました。
また、授業形式で認知行動療法が学べたことが今後、働くことにおいてとても役に立つのではないかと思っています。
そして、特にライフスキルコースの課題において、キャリアプランニングシートの作成があり過去を振り返り、これからをどうしていくかについてよく考えることができました。シートに記入することによって嫌な記憶も少し解消することが出来た気がするので、嫌なことは文字に起こしてみるものだなと感じました。そういった感情の整理についても学べたように思います。」
と話してくださいました。
5.役立った訓練
リフレーミング、アンガーマネジメント、傾聴、チームワーク
6.Cさんからのメッセージ
無理せず、スモールステップで。
7.Cさんの今
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスを卒業され、現在は特例子会社の一般事務職で就職し勤務されています。
大きく調子を崩すことなく、欠勤などもなく勤務することができているそうです。自分の調子も加味して、以前は勢いでやってしまっていたようなことも慎重に判断していくことができているとのこと。
訓練で得たスキルが自信につながっているのではないでしょうか。
長く定着して働いていけるように、今後もサポートを継続していきます!
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスでは、訓練を通して“IT・PCスキル”と“コミュニケーションスキル・ビジネススキル”の両方のスキルアップを目指すことができます。
模擬職場という学んだことを実践できる環境で、“できた!”“こうしたらうまくいった!”という経験を積んでいくことが就職にもつながります!
また、自分は何が得意で、何が苦手かを理解しておくことも仕事をしていくために必要なスキルです。自己理解を進めるためのさまざまなカリキュラムもご用意しています。
就職に関して、障がい特性への対処に関してなど、お悩みがあればいつでもご相談ください!
オフィスの見学、プログラムの体験も随時おこなっています!
ご連絡お待ちしております♪
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執筆者:篭谷(職業指導員)
監修者:佐藤秀祐(サービス管理責任者/社会福祉士・介護福祉士)
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