障害者雇用の現状は?|発達障害向け就職耳寄り情報
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスです!
一般就労を目指す皆さんは、障害者雇用の動きや現状を知っていますか?
これから障害者雇用で就職活動をしようと考えている方や、転職活動をしようと考えている方は、「障害者雇用の現状」を知っていることで就職活動がしやすくなります。
それは障害者雇用だからこそではなく、
「医者になろう」と思ったら医者になるためのルートや何をするとよいか調べるはずです。
「飲食店をやろう」と思ったら、どのような手順を踏めば店をオープンできるのか、現状やこれから流行りそうな食べ物、どこに店を出せば人が入りやすいのかなどを調べますよね。
それと同じく、障害者雇用で就職しようとしている皆さんは、障害者雇用の現状を知っておくことが、自身の就職活動の後押しになるんです!
今回は、障害者雇用の現状についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください♪
障害者雇用率とは?
ではみなさんは、「障害者雇用率」という数字をご存じでしょうか。
現在(2023年11月現在)2.3%という数字が法律で決められています。
一定の常時働く従業員を抱えた企業は、上記の割合の障害を持つ方を雇い入れる必要があると、法律で定められています。現在の2.3%で言えば、2.3%がはじめて1人となる社員数は43.5人です。つまり、44人以上常に働く従業員を抱えた企業は、必ず1人以上、障害者の方を雇い入れる義務があることになります。
障害者の法定雇用率は、この数値が今後変更(上昇)になっていきます。
2024年春には2.5%、2026年には2.7%となり、企業が雇わなければならなくなる障害者の方の人数が増えていくことになります。企業にとっては、障害者の方の働ける環境を整えて、戦力として活躍できる方を積極的に雇い入れていくために、さまざまな準備をしていかなければなりません。同時に、入社した障害を持つ方が、どうしたら活躍していただけるかをしっかり考えていかなければなりません。
つまり雇われる側の障害者にとっては、企業が障害者雇用に対して活発に動くであろう現在が、就職活動をするチャンスとも言えます。
障害者雇用における企業の現状
多様性の時代と言われて久しいのですが、社会は多様性を受け入れているでしょうか。皆さんの働く会社は、「どんな人でも安心して働ける会社」になっているでしょうか。この多様性という言葉と障害者雇用は、切っても切れない関係です。
障害者雇用が活発化してきたのは近年のことですから、障害者雇用に対して課題を感じている企業も多くあるのが現状であると言えるでしょう。
障害者の方を特別な存在と捉えるのではなく、「自分たちと同じ人間、ただ、少し苦手な点を持っている人」と考えることはできればよいのですが、そうでない企業があるのも事実です。
本年(2023年)9月に行われた雑誌「月刊総務」の調査によると、約8割の企業担当者が障害者雇用に課題を感じているというデータがあります。例えば、業務の切り出しなど、障害者の方が入社した際にどのような業務を担当していただければいいかわからないという課題があります。多くのIT企業では、現状の業務の中で障害者の方に担当していただく業務を切り出すことができず、本業とは違う、例えば農業系の企業と提携し、業務を作るなどの対応をしている事実があります。
多くの障害者の方は業務上困難となる部分や苦手な部分があることは仕方ないことなのですが、それ以外の部分は健常者の方と同等かそれ以上の能力を持っていることも多いです。障害者の方はお1人、お1人、苦手とされる場所・内容、またそれぞれの持っている能力も違います。そこで、障害者を特別な存在と捉えるのではなく、苦手な箇所がある普通の人と捉え、周囲の方と一緒に協力し合える環境作り(相互理解)が必要です。
最近では障害者雇用の環境整備として、サテライトオフィス(本社と別の離れたオフィスで、配慮を受けつつ本業の業務をおこなう)を構えて障害者雇用を実施する企業や、ジョブコーチを常駐させ障害者の業務サポートを充実させているような企業も増えつつあります。
また就労移行支援や就労定着支援等の福祉サービスと連携して障害者雇用を進めていこうとする企業も増えてきています。
企業が障害を理解し、障害者雇用を進めていこうとしている今だからこそチャンスが生まれることがあるのです。
雇用される側の自分たちは何をすればよい?
法定雇用率の上昇とともに、障害を持つ方の社会で活躍できる場面は増えていきます。障害者雇用は、自分自身の能力を発揮するために配慮を受けながら仕事をすることができます。ただ受ける配慮については合理的配慮である必要があります。
※合理的配慮について、詳しくはこちらのブログをご覧ください!
障害者雇用における「合理的配慮」とはなに?|大人の発達障害(ASD/ADHD)
自分で自分自身の特性に対して工夫や対処をして、それでも足りない分に対する配慮を依頼し、企業にとって過度な負担にならない範囲での配慮を受けることができます。
その際、障害を持つ方が一方的に配慮を依頼して助けていただくという形ではなく、「配慮を得ながら、ご自身の得意な能力を活かして、周囲の方を助けていこう」という前向きな考え方も重要です。障害を持つ方が、その前向きな気持ちを伝えることで、企業や周囲の方との理解が進む速度がかわってきます。またご自身の得意なこと、能力を把握したうえで、適切な形で周囲に伝えていくことで、自身が活躍できる場面も急速に増えていくはずです。
実際、外資系企業を中心に、障害者雇用という形態は取るが、その方の得意な能力をしっかり見て、業務の担当を決めたり、給与などの条件を決める企業が増えています。特に発達障害を持っている方は、特性上長時間集中して同じ作業がおこなえることや、ちょっとした違いに敏感に気が付ける特性を活かして、プログラムなどのバグを発見、修正する業務などにつかれている方も多いです。またセキュリティに関する業務では、発達障害をもった方を中心に採用活動をしているIT企業もあるんですよ!
ディーキャリアでできること
ディーキャリアでは、自分の特性や、得意なこと、苦手なことを、訓練を通して深く理解を進めていくことができます。また、苦手なことに対する工夫や対処を支援員と一緒に検討し、それを実際にやってみることで、有効な手段なのか検証をしていくことができます。支援員は障害に対して知識がある人ばかりです。いろいろな検証をするには良い環境です!
また、ビジネスシーンで起こりうるコミュニケーションを普段から実践できる環境のため、コミュニケーションやビジネスマナーに苦手さを感じている方にとっての訓練をすることが可能です。
訓練内ではPCを使った作業が主なので、PC作業やITの知識の習得も同時に進めていくことができます。
今後の生活や就職に関する不安を感じている方は、一人で悩まず、ぜひ一度、相談に来ませんか?見学や体験もいつでも可能です。
ご連絡待ちしています♪
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執筆者:田中 万隆(就労支援員/国家資格キャリアコンサルタント・国家資格2級キャリアコンサルティング技能士)
監修者:佐藤 秀祐(サービス管理責任者/社会福祉士・介護福祉士)
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