二次障害にならないためにはどうしたらいい?|大人の発達障害(ASD・ADHD)
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスです。
みなさん“二次障害”という言葉はご存じですか?
言葉だけ知っている、今二次障害で悩んでいるなど…それぞれだと思います。
今回は発達障害の人が陥りやすい“二次障害”を防ぐための対処法を説明していきたいと思います。
自分の悩みはもしかしたらこれかも?と思っている方
発達障害の特性を持っている家族がいる方
参考になればと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
↓二次障害とは何か?ということについては前回のブログをご覧ください♪
発達障害の人は二次障害になりやすい?|大人の発達障害
二次障害を防ぐためにはどうすればいいの?
前回のブログでは、「二次障害とは何か」「発達障害の特性を持っていると二次障害になりやすい理由」などをお伝えしました。
1度二次障害に陥ってしまえば、自分の力で回復することはなかなか難しくなり、医療の力を借りる必要があります。時間もお金もどうしてもかかってしまうので、できれば二次障害にならないようにしたいですよね。
では、どうしたら二次障害を防ぐことができるのでしょうか?
それに必要なことは簡単にまとめると3つだけです。
・自分の苦手なことに対してセルフケアをすること
・周囲に自分のことを適切に伝えること
※セルフケア:一般的に言う”自己管理”のこと。自身の体調や精神面の調子などを管理すること、自分の苦手なことに工夫を施すなどの対処をすること、ストレスに対して対処をすることなど”セルフケア”は幅広い意味を持っています。
言葉にすると簡単ですが、これがなかなか難しいですよね。
自然とできる人はなかなかいません。それは障害あるなしに関わらずです。
ただ、発達障害の特性を持っている方はなおさらこれを自然に行うのは難しさを抱える可能性があります。なぜなら、客観的に自分を捉えることが難しかったり、特性が分かっていても適切なセルフケアの方法を選び出すのが難しかったり、他者とのコミュニケーションに難しさがあったりと、特性が上記をおこなう弊害になる可能性があるからです。
客観的に自分をとらえることが難しい人は、
・なぜこれはうまくいかなかったのか?
・そもそもこれはできているのか、できていないのか
など自分の特性や強み・弱みを把握したりすることや自己理解を進めることがなかなかうまくできません。それでは適切なセルフケアもできないですし、自分のことを周囲に伝えることもできません。
また、例えばこだわりが強い人や、シングルレイヤーの特性がある人、衝動性が強い人は自分の特性を理解していたとしても
・さまざまな情報(自分の特性・周囲の状況・自分の状況など)を加味して行動することが難しい
・わかっていても衝動的に行動を起こしてしまう
など適切なセルフケアを選んで行動におこすことができないこともあります。
さらに適切なセルフケアをおこなおうとしても、他者に自分のことを説明したり、配慮を伝えたりすることがうまくできず、相手に誤解をされてしまったり、適切な配慮を受けることができなかったりすることもあります。
さまざまな部分で特性が弊害になることも、発達障害の特性を持つ人が二次障害になりやすい一つの所以でしょう。
そのため、より意識的に
・自分の苦手なことに対してセルフケアをすること
・周囲に自分のことを適切に伝えること
をおこなわなければいけないのです。
具体的には何をすればいいの?
では具体的に何をしていくかを見ていきましょう。今回紹介するのは一つの例なので、参考として見てみてください。
まず一番大事なのは「自分を知ること」です!まずはそこから始めましょう。
今までの経験を振り返ったり、家族や友人など周囲の人に自分のことを聞いてみるなど、自分目線ももちろんですが、他者の視点も取り入れるとより良いです。
頭の中で整理できなければ、紙に書き出してもいいですね。自分の年表を作ってみたり、マインドマップを活用してみたりしても良いかもしれません。
また最近流行りの“性格診断”などのデータを参考にするのもいいですね!私も一つやってみましたが、結構納得感がありましたよ…!
※性格診断テストはこちらから!
自分の特性や強み・弱みを知ったうえで、次におこなうのは「適切なセルフケアを考えて実践する」ことです。特性をなくすことはできないので、特性があっても困らないように何かしらの工夫をしましょう。特性によって、または人によって、状況によって、うまくいく工夫は違うと思います。いろいろ試していく中で「これがうまくいく!」と結果が出たものを取り入れてみてください。行動を変えることに難しさを感じる方は、まずできることから少しずつ始めてみるといいですよ!一回でうまくいかないことも多いので、いろいろな方法を試してみてください!
さらに障害者雇用で働くうえでも大切になるのが「周囲に適切な配慮を求めること」です。
・これは得意なんです!これならできます!
自分のことを相手に伝え、理解してもらい、必要な部分は配慮をしてもらうことが重要です!
コミュニケーションが苦手な人は、整理をして「何を伝えるか」まとめてから話すとよいですよ。
上記に書いてきたことをおこなっていくことで、二次障害を防ぐことは可能です。なかなか難しいですが、まずはやってみることから始めてください。
また、苦しんでいるのに自分だけで解決する必要はありません。
しんどいな、助けてほしいなと思ったときは、誰かを頼ってください。周囲の人でも医療でも福祉でも構いません。二次障害になってしまうことは、あなたの責任だけではありません。一人で抱え込まないでくださいね。
ディーキャリアでできること
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスは、発達障害に特化した訓練内容が一つの特色です。訓練内で自分の特性を整理しながら、自己理解を進めていくことができます。また発達の特性上苦手になりやすい、問題解決力やコミュニケーションスキル、考え方の転換なども訓練内で知識を得ることができます。
また、模擬職場の訓練で得た知識を実践し身に着けていくことも可能です。
二次障害を防ぐためには、自分の特性を理解し、適切な対処ができること、必要な配慮を依頼することができることが重要です。
そのために必要なスキルを身に着けたうえで、仕事をしていくとうまくいくかもしれませんよ!
見学・体験は無料で承りまっています。
お困りごとがある方は、ぜひ一度相談に来ませんか?
ご連絡お待ちしています♪
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執筆者:篭谷(生活支援員/社会福祉士)
監修者:佐藤秀祐(サービス管理責任者/社会福祉士・介護福祉士)
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