報連相が苦手…どうしたらうまくいく?②|大人の発達障害(ASD・ADHD)
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスです!
これから働くみなさん、“報連相”うまくできる自信がありますか?
報連相はビジネスシーンでは基本的ではありますが、とても重要なビジネスマナーの一つです。ただ同時に、報連相は難しさを感じることの多いコミュニケーションの一つでもあります。
発達障害をお持ちの方は、その特性上より報連相に対して困難さを感じることがあるのではないでしょうか?
今回も前回に引き続き、発達障害の方の“報連相苦手あるある”とその原因になりやすい特性・対処方法を紹介します!
「報連相がうまくできず、上司に怒られてしまう…」など困りごとを抱えている方や、「ビジネスシーンでの報連相のイメージができない…」というこれから社会に出ていく方にとって何か気づきになれば幸いです♪
ぜひ最後までご覧ください!
↓前回のブログをまだ読んでいない方はぜひこちらもご覧ください!
報連相が苦手…どうしたらうまくいく?①|大人の発達障害(ASD・ADHD)
こんなことありませんか?報連相苦手あるある!~第2弾~
報連相って難しいですよね。なかなかうまくできない方も多いと思います。
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスの利用者でも、報連相に課題があり日々の訓練を通して報連相の練習や苦手への対処の検証をおこなっている方がいます。
今回も、利用者と関わる中で、また経験談を伺う中で、「あるあるだな~」と思ったエピソードを紹介したいと思います。(①・②は前回のブログでご紹介しています!!)
・話したい内容がまとまらないまま話し始めてしまって、伝えるのに時間がかかってしまった。いつの間にか話が逸れてしまっていた。
・自分が伝えたかった事と相手が理解した内容が違っていて、その後の業務に支障が出てしまった
これもよくあるエピソードですね。自分が伝えたかったことと全然違う風に伝わっていたなんてことは良くあります。報・連・相がごちゃ混ぜになり結局何が言いたいのか伝わらない、自分の伝えたいことが先行してしまって主語や5Wなどの必要な要素が抜けてしまうなどもありがちです。
<考えられる原因となる特性>
・他者視点の欠如
この特性により、「どうしたら相手に伝わりやすいか」を意識して伝えるのが苦手になりがちです。自分が基準になってしまうため、自分が分かっている部分の説明を大きく省いてしまったり、主語や5Wなどの相手が理解するために必要な要素が抜け落ちてしまうことがあります。相手が求めていることが分からず、マッチしない情報を伝えてしまうこともあります。
・衝動性の強さ
ADHDの特性として現れやすい衝動性の特性も原因の可能性があります。自分が伝えたいことが先行してしまい、相手に伝わりやすい順序で話を進めることができなかったり、必要な情報が抜け落ちてしまうことがあります。相手が求めていることとマッチしない情報を衝動的に伝えてしまうこともあります。
・ワーキングメモリの低さ
頭で考えまとめながら、言葉としてそれを相手に伝える行為、実はマルチタスクなんです。報連相は相手がいることですから、相手の反応を見て対応しなければいけません。さらにマルチタスクになっています。ワーキングメモリが低い人は、頭に留めておける情報が少ないので、同時に違うことを処理するマルチタスクが苦手な人が多いです。そのため考えているうちに何が言いたかったのかわからなくなったり、話がそれてしまったり、話がまとまらなかったりします。相手から質問されたらさらにパニックになってしまうことも。
<対処法>
・メモにまとめてから相手に伝える
衝動的に自分の伝えたいことを話してしまう、頭の中でまとめながら話せないという方は、事前にメモに伝えたいことをまとめましょう。視覚的に見える形にすることで、頭の中で考えるよりも整理しやすいですし、それを見ながら話をすればマルチタスクも解消されます。必要な要素が抜けていないかのチェックも事前におこなうことができます。
・伝わったかどうかを相手に確認する
自分は伝えたいことを伝えたつもりでも、相手が同じように理解してくれたかは確認しないとわかりません。「伝わりましたか?」と確認をするだけで、齟齬が生じることは減ります。また、どんな伝え方だと相手に伝わるのか、伝わらないのかが確認をしていくことでわかってくると思うので、次の報連相の際に反映させることもできます。
・客観的事実と自分の考えは明確に分ける
これは報連相の基本です。ですが、うまく伝わらない・誤解されたまま伝わってしまうことが多いパターンとして、“事実としての報告・連絡と自分の考え・意見や相談事がごちゃごちゃになっている”ことがあります。分けて伝えることがうまくいかない人は、「報告です。結論としては○○(客観的事実)です。理由は○○です。ここからは私の意見ですが~」などと、報連相のテンプレを事前に作ってしまいそれに当てはめてみるのも一つです。
ここまでケースをもとに、考えられる原因と対処法を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
人によって有効な対処方法も変わるので、一概に紹介した対処でうまくいくとは限りませんが、一つの対処法として試してみてください!うまくいかないと思ったら、違う方法を試してみて自分に合った対処法を見つけてくださいね。
特性上の苦手さは努力によって解消できるものではなく、自身でおこなう対処でもカバーできない場合もあります。そんな時は、会社や上司等の周囲の人に自分の状況を説明・相談して、配慮を求めることも一つの方法です。また、上司から指導を受けることもあるかもしれませんが、失敗と捉えず、一つ改善や成長につながったと考え、次に活かしていきましょう!
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスでは、訓練を通して自己理解を進めていくことができます。自分にはどんな特性があるのか、どんな対処をすればうまくいくのか、どんな配慮を受けるとよりうまくいきやすいのか…など日々の訓練の中で自分のことを振り返ったり、新たな発見をしたりしていく中で、自分のことを知ることができます。
また、実際の職場に見立てたオフィス環境、模擬職場で実際に報連相を行っていく中で、ビジネスシーンでの自分の課題の発見や、自分にとって有効な対処方法を検証をしていくことができます。
報連相や他者とのコミュニケーションがうまくいかず悩んでいる…
働きたいけど働くイメージが湧かない…
などの悩みがある方は、ぜひ一度ご相談に来ませんか?
見学・体験等も無料でおこなっていますので、ぜひご連絡お待ちしています♪
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監修者:佐藤秀祐(サービス管理責任者/社会福祉士・介護福祉士)
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