感覚過敏と上手に付き合う方法とは?|大人の発達障害
こんにちは!ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスです!
今回は発達障害のある方の感覚過敏の対処についてのお話しをしたいと思います。
感覚過敏にもいろいろありますが、さまざまな感覚過敏にどうアプローチしていけばいいか、このブログで何か気づきになれば嬉しいです。
当事者の方はもちろん、もし身近で感覚過敏で困っている人がいた場合、参考にしていただけると幸いです♪
ぜひ最後までご覧ください!
↓先日アップした感覚過敏についてのブログもぜひご覧ください♪
大人の発達障害|悩みの裏には感覚過敏が隠れているかも?!/ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスブログ
あらためて感覚過敏とは?
感覚にはいろんな感覚があり、過敏と鈍麻があり、その現れ方も人によってさまざまです。
例えば聴覚の過敏だけをとっても「金属同士が擦れる音が苦手」「雑音に敏感で集中が続かない」「予期しない急な大きな音で不安になる」などいろいろあります。健常者も多少はこれらの音による驚きや苦痛はあり得ますが、その苦痛による困難が生活の大きな支障となってくると感覚過敏として対処や配慮が必要となります。
人はいろんな感覚特性にブレーキをかけています。匂いを嗅ぐ仕事に就いた人が、最初は嗅ぎ分けられなかった匂いを嗅ぎ分けることができていくように、人は必要に応じてブレーキをかけたりかけなかったりできますが、そのブレーキがいろんな方面で利きづらいのが発達障害だと考えるとわかりやすいですね。
感覚の特性は先天的な脳機能の障害によって起こるため、苦痛に感じてそのように受け取りたくないと感じていてもその症状を直すこと自体は難しいです。例えるならば、それは魚に陸上で生活するように強いるのと同じぐらい酷なことなのです。
感覚過敏をお持ちの方はよく無理をして「克服する」ことに注力しがちですが「苦手を直す」ことではなく、「苦手なことを軽減すること」や「苦手に慣れていく」ことが対処のための大切な方針であることを理解しましょう。
感覚過敏の対処方法とは?
対処に関しては人によってさまざまです。代表的な対処はありますが、人によって効果はさまざまだったり他の特性によりおこなえなかったり、かえって逆効果を生むこともあります。大事なのは自分にとってどの対処が理想的なのか、どんなときならおこなえる対処なのかを検証し続けることです。最終的に理想的な対処は自分にしかわかりません。
感覚の問題の難しさとして感覚過敏を理解してもらう難しさがあります。
皆さんも考えてみてください。裂傷によるケガをした時の痛みがあるとして、他の人も全く同じ程度の痛みなのでしょうか?自分は人より痛がりなのか鈍感なのか、皆さんは説明できますか?
これは全ての感覚に言えることだと思います。自分が感じている感覚が他の人と比べてどの程度なのかは突き詰めるとわからないものですが、感覚過敏の人はさまざまなことに支障が出ることを説明して理解してもらわないといけません。これは難しいことです。
つまり自分の感覚過敏による世界観を説明し理解してもらうことが、第一に必要なことなのです。
例えばどんな対処策があるの?対処策を検討するときの「コツ」!
ではここで、万人に有用性があるとは言えないのですが、代表的な感覚過敏の対処策をご紹介します。
まず、感覚過敏の対処策のコツとして知っていただきたいのは、「ツールを使う」ということです。例えば聴覚の過敏に対する対処でイヤーマフ、ノイズキャンセリングイヤホン、耳栓などさまざまなツールがあります。また、わざと物音を聞くことで落ち着くような方もいらっしゃるので、そういった音を聞けるイヤホンもあります。
中にはそういったツールを使うことが面倒くさい、恥ずかしいなど抵抗がある方もいらっしゃいますが、無理をして苦痛で行動に支障が出るよりは、ツールを使うことで制限を少なくできることのほうが有益ですし、対処を行えているという評価につながります。積極的に使用していってください。
もう一つのコツは「環境を変えること」です。もちろんコントロールできる環境とコントロールできない環境があるので見極めは必要ですが、自分が過敏に受け取ってしまう刺激を取り除くことは大事なことです。窓から外が見える席で注意がそれたりする人が窓に背を向けた席になった途端に集中できるようになったり、目に入る色に影響を受けやすい視覚過敏の人で真っ白な壁に囲まれると落ち着かない場合に、ポスターがあったり机の色が違うだけで落ち着くという場合がありました。
例えるなら辛いのが苦手な人が辛いカレーのルーだけを取り除いたり、ハチミツを入れるようなイメージでしょうか。辛さを感じること自体はコントロールできないので、味を変えたり、そのものを取り除くといった形です。
他にも感覚過敏・鈍麻には空腹を感じるかの感覚、また自分の体の動かし方、力の入れ方をつかむ感覚の過敏や鈍麻もあります。
前者の感覚鈍麻があると、腹八分目が分からなかったりしますし、後者の場合は普通に道具などを使っていても壊れやすかったり、フタの締め具合が他の人の力の入れ具合から考えると度を越えたものであったりします。
これは他の人と共同生活をしていく中で自分と人との違いに気づいていくことが重要で、なかなか気づくのは難しいことです。
もし気づいた場合はその自覚に基づいて力をセーブしていくことが重要です。
いかがだったでしょうか?
上記でもありましたが、有効な対処策は人それぞれです。特性上の感覚過敏は治ることはありませんが、自分に合う対処策を考え、検証を重ねていくことで、感覚過敏による困りごとから解放されるかもしれません。ぜひ検討してみてください♪
ディーキャリアITエキスパート海老名オフィスでは、訓練を通して自己理解を進めていくことができます。うまくいかない原因はどこにあるのか、自分はどんな特性や価値観を持っているのか、どのような対処をするとうまくいくのかなどを、訓練をおこなっていく中で分析し、検証していくことができます。感覚過敏の検証も職場に似た環境でおこなっていくこともできます。
自分には感覚過敏があるの?
どんな対処をして、どんな配慮を求められるのかわからない…
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