発達障害だと遅刻が多いってホント??理由と対策について考えてみる
先日、「発達障害だと遅刻が多い」という話を耳にしました。
さて、これは本当なのでしょうか?
大宮第2オフィスの職員に聞いてみましたので、少しブログに綴ってみたいと思います。
Q:「発達障害だと遅刻が多い」って本当ですか?
本当です。
理由としては、一例ですが
・時間の見立てが甘い
(本人は間に合うと思っているが、他の人から見たら絶対間に合わない)
・ギリギリまで好きな事をやりたくなってしまう
・支度中に他のことに気を取られてしまう
・モチベーションで判断する(嫌なことがあると行きたくなってしまう)
などがあげられます。
ただ、一概には言えないので、発達障害の人が全員当てはまるわけではありませんよ。
他にも、電車の中で本に夢中になってしまって「何度も」乗り過ごしてしまうというような方もいらっしゃいました。
それから、「ひとつ上手くいかないと嫌になってしまう」と言うケースも。
例えば、お気に入りの服が見つからないだけで、学校や会社に行きたくなくなってしまうなど。
洋服で言えば、着ていく服がいつまでたっても決められないという人もいますね。
具体的な障害特性で言うと、
ASD傾向の強いかたは「臨機応変な対応が苦手」「こだわりの強さ」
ADHD傾向の強い方は、「衝動性」
という事が影響するケースが多い気がします。
想像することが苦手と言う人も多いので、電車の時間を調べても、乗り換えに掛かる時間を気にしていなかったり・・・
「電車が遅れるかもしれない」という事が思いつかない方もいらっしゃいますね。
ただ・・・繰り返しになりますが、全員が当てはまるわけではないので、決める付けることは良くないですね。
逆に、時間を守ることやルーティンが得意な人も多く、遅刻は皆無という発達障害の方も多いですよ。
Q:発達障害で遅刻しないための対策とは??
では、遅刻が多いと言う人に向けて、お勧めの対策はありますか?
そうですね。
・ちゃんと計画を立てる
・朝起きた後のルーティンを決める
・寝る時間を決める
という事はおススメです。例えば、
7時に起きる
顔を洗う
着替える
朝食をとる
歯を磨く
荷物の確認をする
8時に家を出る
8時20分の電車に乗る
など、順番を変えずにルーティン化するという事ですね。
習慣化してしまう事で、遅刻を減らせることも多いです。
勿論、一人ひとり効果的な対策は異なりますが・・・実際に一緒に取り組んで、遅刻が激減した利用者さんも居らっしゃいますよ。
今回は遅刻について綴ってみましたが・・・
ディーキャリア大宮第2オフィスは「大人の発達障害」の方を中心にした「就労移行支援事業所」です。
就職に向けての訓練や、就職活動の支援を行っておりますので、ご不明点や気になること、何でもお気軽にお問合せ下さい。
【ディーキャリア大宮第2オフィス】
≫電話:048-729-7755
≫メール:omiya2@dd-career.com
大宮第二オフィスのブログ一覧
オフィス情報
大宮第二オフィス
- アクセス
- JR「大宮駅」西口より徒歩7分
- 電話番号
- 048-729-7755