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自立と依存

こんにちは。
早いもので2月も折り返し地点を過ぎました。
春が近づくと、ウキウキする人もいれば、ムズムズする人もいて、中にはソワソワ落ち着かない人もいつかもしれません。
そんな微妙な季節(?)には、自立することと依存することについて、お話ししたいと思います。

「自立」とは、社会の中に「依存」先を増やすこと

“依存”という言葉にはネガティブなイメージもあるかもしれませんが、脳性マヒの障害を持つ小児科医で、東京大学先端科学技術研究センターの熊谷晋一郎准教授の言葉に、「“自立”とは、社会の中に“依存”先を増やすこと」 というものがあります。
健常者は一見何にも依存していないかのように見えますが、実は膨大なものに依存していて、日々生活しています。そして、「私は何にも依存していない」と感じています。
それが“自立”といわれる状態なのだろうと、熊谷先生はおっしゃっています。
この言葉を知ったとき、“自立”と言えば、経済的自立や精神的自立といったイメージしか持っていなかった私は、静かな衝撃が広がるとともに、目から鱗が落ちる思いがしました。
しかし一方で、私たちが当たり前に享受している依存先は、障害のあるかたには利用しにくいものであることも事実です。
障がいのあるかたが依存できる先を増やすこと。
これが社会に求められていると、熊谷先生は主張されています。

依存するスキルを身につける

「“自立”を目指すのであれば、むしろ“依存”先は増やすべきである」というメッセージは、一見逆説的に聞こえるかもしれません。
ですが、私たち就労移行支援事業所の支援員をはじめとして、通院先やデイケアのスタッフ、ご家族や友人など、いろいろな依存先を活用することができている人は、就職後も、職場の上司のかたやジョブコーチ、同僚といった新しい依存先を得て、働く上での困り事への対処方法を見つけることができているように感じます。
依存するスキルを身につけること。一人で抱え込まないこと。
就職を目指している利用者の方には、ぜひ意識していただきたいポイントだと思います。
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