今後の人生は自分の選択次第~アドラー心理学に基づく考え方~

「すべては自分の選択次第。どのような環境にいても、自分が何を選択するかで理想に近づくことができる。」

これは、有名なアドラー心理学の「自己決定性」に基づいたもので、
人は自分の置かれた環境や遺伝の影響を受けながらも、人生の選択肢を自分自身で選んでいるという考え方です。

このような言葉を聞くと、人間生まれ持った能力や環境で人生が決まるのは事実でしょ？
と思ってしまうかもしれません。
確かに、生まれつきの能力や環境が私たちの人生に大きく影響を与えているのは事実です。
しかし、もともと持っているものが何であれ、自分の生き方は自分で変えていくことができるのも、また事実なのです。

実際に自分の選択によって、生き方を大きく変えた方がいます。
「スーザン・ボイル」
彼女の名前をご存じでしょうか？
オーディション番組に出演し、一躍スターとなったイギリスの歌手です。

彼女は発達障害である、アスペルガー症候群の診断を受けています。
人と目が合わせられなかったり、ちょっとした言葉にも過剰に反応してしまったりと、対人関係の困難があるそうです。
さらに、彼女がオーディジョンを受けた年齢は47歳。
歌手としての道を目指すには、あまり若くもありませんでした。

このような困難がありながらも、世界で知られる歌手になったスーザン・ボイルさん。
もちろん彼女の才能も有りますが、
一番の理由は実際にオーディション番組に応募する、歌手を目指す挑戦をする、という選択を彼女自身が選んだからです。

どのような能力・環境であっても、自分の選択次第で今後の生き方を変えていけます。
情報を集める、誰かに相談してみるなど、小さな選択からでも実践してみてはいかがでしょうか？
皆さんの人生を大きく変えていくことになるはずです。