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脳疲労と、脳の疲れを取る休憩方法

●発達障害の方は疲れやすい
よく耳にすることかもしれませんが、発達障害のある方は疲れやすいと考えられています。
理由として下記のような特性があります。
ADHD:活動的で他の人よりも必要なエネルギーが多い。
ASD:感覚過敏や関心があることをずっと考えることで、五感や頭をフル稼働している。

無意識のうちに体も頭も働かせてしまう事から、気づかないうちに体調を崩してしまうことがしばしばあるのです。

●そもそも現代人は疲れやすい
発達障害の特性だけではありません。現代では疲れやすくなる環境がそろっています。
スマートフォンやパソコンを皆さん持っていることが当たり前な時代です。
インターネットやSNSは、欲しい情報を簡単に集められたり、不特定多数の方と簡単に交流できたり、メリットがたくさんあります。
一方で、常に数多の情報に触れるため、脳が疲れやすくなる(脳疲労)デメリットもあるのです。

●脳疲労とは
身体を休めても疲れが取れなかったり、仕事にてミスや集中が続かなかったりする場合には、「脳疲労」に陥っているかもしれません。

脳疲労とは、簡単に一言でいえば・・「脳が疲れた状態」のことを指します。
筋肉を使いすぎると筋肉疲労が起こって筋肉が動かなくなるように、脳も使いすぎると「脳疲労」を起こし、正常に機能しなくなるのです。

出典: 脳疲労とは|脳疲労とBOOCS|脳疲労概念【BOOCS公式サイト】

読み取る情報量が多すぎると、脳が情報を処理しきることができず「脳疲労」を引き起こすことがあります。

脳が疲れると出る症状
・集中力の低下
・感情のコントロールが難しくなる
・自律神経が乱れる

上記のような症状から、うつ病や不安障害につながる恐れもあります。
→だからこそ、情報から離れて上手に脳を休めることが必要になってくるのです。

脳の疲れを取る休憩方法

今回は脳の疲れを取る方法として2つご紹介します。

①「デジタル機器」断ちをする

PCやスマートフォンなどのデジタル機器を使用しない時間を作りデジタル断ちをしてみましょう。ポイントなのは完全に使用をやめるのではなく、
散歩をするときにスマートフォンを置いて出かける。
SNSを確認しない時間を一定時間設ける。
といったように、デジタル機器と距離を置く時間を取り入れてみることです。
手元のスマートフォンで、ついついSNSを確認したり動画を見たりと、無意識のうちに働かせていた脳を休ませることに繋がります。

②マインドフルネス

マインドフルネスとは「今この瞬間」に意識を向けることです。瞑想や深呼吸をして考えを無にするなどの方法が良く紹介されています。
難しいように思いますが、完全に雑念を抱かないようにするところまで目指す必要はなく、一瞬でも意識を「今この瞬間」に向けるところから始めることができます。

「今この瞬間」に意識を向けるためのおすすめの行動

・深呼吸
呼吸に意識を向ける。特に息をしっかり吐くことがポイントです。

・空を見て、空の様子から天気を感じる
空を見上げてみるのも良い方法です。「今日は雲が多くて雨が降りそうだなぁ」というように、「今」の空の様子に注意を向けてみてください。
単純に空を見ると気持ちが落ち着くので、私もよくやっています。

・散歩をする
葉がすれる音や鳥の鳴き声を聞いたり、風景に目を向けたりして散歩することで、「今この瞬間」に意識を向けやすくなります。

●上手に休憩して疲れすぎないを目指す
脳疲労を引き起こしやすい、現代。
デジタル機器断ちやマインドフルネスなど、取り入れられるものから実践してみて、疲れすぎないを目指してみてください。

参考資料:荻野淳也(2018)「心のざわざわ・イライラを消す がんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス」,文響社

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