やらなければいけないことに、なかなか手がつけられない
皆様こんにちは。
ディーキャリアITエキスパート横浜馬車道オフィスです。
本日は「やらなければいけないことに、なかなか手がつけられない」について
お話しさせていただきます。
やらなければならない仕事をついつい先送りにしてしまい、まだ時間があると思っていたら、
「まだ終わっていない」など大変なことになり困った経験はありませんか?
・現在抱えているタスクにプラスし、他者からの依頼を引き受け、増えたタスクがついつい先送りし、
忘れてしまい気づいた時には「どうしよう、終わっていない涙」となってしまう。
・やらないと、とわかっていても「まだ大丈夫」と思ってしまい、ギリギリになるまで手を付けられない。
提出物はいつもギリギリ、時には依頼された方から催促されてしまう始末・・・。
・これでは同僚、先輩、上司からの信頼がなくなってしまう汗・・・。
けどどうにかしたく、やろうと思っても体が動かない。どうしよう涙・・・。
を繰り返し困ってしまう・・・。
原因:ADHDの先延ばし傾向
ADHDに現れやすい傾向の一つが「先延ばし癖」です。
ADHDの特徴である衝動性(思いついたことを真っ先に手を出してしまう)や不注意(気が散りやすい)
などが原因があると考えられています。
理性ではやらないといけないとわかっているが、興味があることや目の前の刺激的なことを優先にして取り組んでしまう。
・先の見通しをうまく立てられないこと、時間感覚への乏しさも先送り癖に大きく影響していると言われています。
やらないといけない、提出期日は認識しているが、どのように進めていけばよいのか?
計画を立てたり、段取りを立てられず、
「あと何日」「あと何時間」という認識も薄く、ギリギリに追い詰められていることに気づけないでいる。
例:「15時までにやっておいてください」と言われても、急げばいいのか、
ゆっくりでいいのかの判断ができなかったり、日付も同様であり、
「15日までに提出してください」と言われても、自分にどのくらい時間があるのか?が実感できない。
・ADHDのある方に多いのが、追い詰められると急に能力を発揮し、集中して仕上げてしまうタイプの方がいる。
例えば、テストの前日に一夜漬けし良い点数を取ったり、明日が期日なのでここから集中しギリギリ間に合ったなど
この経験により「追い詰められるとできる」といった誤った成功体験が根付いてしまいよくない習慣となってしまうことがある。
学生時代はこれで良かったかもしれないが、社会人になると、プロジェクト業務であったり、
他者との連携が多くなり、提出期日には間に合うことが求められます。
対策:時間感覚を自分で実感できるものにする
自分で計画が立てられるようになるのが理想ですよね。ですがなかなかできるようになるものでもなく
どうしよう汗・・・。と悩んでいらっしゃる方へおすすめ対策法です。
ADHDのある方にも時間感覚を実感しやすくタスクの優先度を上げる方法をご紹介させていただきます。
①カウントダウン方式
・期日まであと〇日です。あと〇時間です。
「インフォメーション」というスケジュール管理ソフトです。
表示でスケジュールを教えてくれるソフトです。時間感覚の弱さにして有効です。
タスクごとに「あと〇日」という表示されます。
仕事とプライベートの両方を管理できるので、大事な約束なども入れておくことができ安心できます。
例:〇〇書類提出期限、家賃振込日、友人と食事の約束
②可視化する
・カレンダーに〇印をし、目立つようにする(目につくところに置いておく)
「〇月〇日が提出期日」と記入しておく
(アナログ方式ですが、日めくりカレンダーで具体的日数を把握しやすいと思います)
(100均で種類がたくさんあります)個人的には卓上がおすすめです。
③誰かと一緒に取り組む
・ディーキャリアITエキスパート横浜馬車道オフィスでは、「〇〇をいついつまでに」と明確にお約束し(目標設定)
完成に向けて、一緒に取り組んでいます。
「自分はこれに向けて取り組んでいる」ということをスタッフに伝えることで、集中して取り組んでいくことも対策の一つです。
④大きなゴールではなく、小さいゴールを目指す
・最終ゴールを目指すのは、計画を立てたり、時間の見積もりが必要になってきます。
ここで気持ちが折れてしまわないように、苦手なことに目を向けるのではなく、小さいゴール(短期的に終わるように)を設定し、
取り組みやすさを重視し、「自分で進められる」「できる」といった経験を積むことができ、
自分の興味を作業に引き付けることができます。
上記対策以外にもディーキャリアITエキスパート横浜馬車道オフィスでは訓練内で
困りごとに対して、利用者からの意見もたくさん聞ける機会があります。
実際に試して良かった方法など聞くことができ、皆様それぞれご自身に合った対策を取られています。
これから対策をという方はスタッフと相談しながら、進めています。
参考文献
著者 對馬陽一郎、監修 林寧哲、第一章 仕事の締め切りが守れない、P16-21
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