【発達あるある】思考の捉え方(前編)
こんにちは!
ディーキャリア池袋オフィスです。
本日は【発達障害あるある】思考の捉え方 についてお伝えしたいと思います。
たくさんの方の相談をお受けしてきましたが、発達障害をお持ちの方や、精神疾患をお持ちの方には、思考の捉え方からくるストレスは大きいと感じてきましたし、実際こちらの思考の捉え方は、どんな人にも共通する捉え方でもあります。捉え方に対しての具体的なアプローチ方法については【後編】(準備中)でお伝えできればと思います。
今日はそんな「思考の捉え方」の特徴を知っていただき、生きやすさ、ストレス軽減のヒントに繋がればと思います。
目次 【発達障害あるある思考】
1、白黒思考
2、過度の一般化
3、すべき思考
【発達障害あるある】
1、白黒思考
完璧主義の方が陥りやすい思考の捉え方です。物事を0か100でしか考えられないなど、あいまいさに関しては受け付けられない思考をもっている状態です。
お題
「会社に遅刻してしまった」
白黒思考の方の捉え方
・全てが終わりだ
・全員に嫌われた
・会社に遅刻した人間は、もう誰も期待しない
その結果
・退職
・会社に行きたくなくなる
・誰も信用できない
【発達障害あるある】
2、過度の一般化
一つの否定的な出来事を、全てにわたり永久的に起こると捉えてしまう思考の状態です。
お題
「会社に遅刻してしまった」
過度の一般化の方の捉え方
・これからもずっと遅刻してしまうだろう
・自分は仕事ができない人間だ
・今日は1日ついていない
・上司に認められる日はこないだろう
その結果
・仕事人生がずっと真っ暗な気持ちになる
・どんよりした気持ちで1日をすごす
・その日の仕事が全てなげやりになる
・上司におびえながらずっと過ごす
【発達障害あるある】
3、すべき思考
白黒思考に似ているところがありますが、「独自のルール」にこだわり、「~すべき」という枠組み以外で考えることができない思考の状態です。
お題
「会社に遅刻してしまった」
すべき思考の捉え方
・新人は10分前に行くべきだ
・約束は守るべきだ
・上司は遅れないべきだ
・社会人は遅れないべきだ
・上司は部下の手本になるべきだ
その結果
・行けない自分が情けない
・自己嫌悪
・自信を失う
このように、捉え方1つで同じ出来事がさまざまな結果をもたらす可能性があり、自分に対して破滅的な状態になってしまうこともあれば、周囲との信頼関係が破綻する可能性も高くなります。
またこういった思考は、過去の経験や、成育歴等の要因がさまざま影響することから、思考の捉え方を重複して持っているパターンが良くあります。今回は3つの代表的な捉え方のご紹介をしましたが、ディーキャリアでは、全部で14個の捉え方があるとお伝えしています。
今回のような事例から、上記のような捉え方をしていたばかりに、本人が全く望んでいない結果になってしまうということも見えたのではないでしょうか。
こういったさまざまな捉え方が強ければ強い程、
・すぐカッとなってしまいやすい
・感情のコントロールができない
・人間関係が続かない
・自己嫌悪がつよくなる
・仕事が続かない
などといった悩みが多々増えてしまいます。特性上、発達障害をお持ちの方は、こういった捉え方を強くもってしまいやすいと言われています。まずは、このような「思考の捉え方」というものがあることを知りましょう。
次回の記事では、このような捉え方をした場合、どのようにしたら改善できるのか、解決方法についてのプロセスを解説していきます。
いかがでしたでしょうか。
ディーキャリアでは大人の発達障害によって困難を抱えている方や、そのような方を支えている方、そのような方を理解していきたいという方に向けて発達障害についてより理解を深める情報を紹介しています。大人の発達障害とは?を公開中です。
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