【利用者コラム】感覚過敏とPMSが辛すぎてうつを発症した私の体験談|東洋医学編
<このコラムを背景>
発達障害は感覚過敏の影響もあるのか、女性の日に振り回される人も多いそう。
SNSの影響もあり、ピルなどの知識を持つ方も増えてきているようですが、英語記載の情報に比べると、まだまだ情報も少なく感じます。
私のように生理で悩んでいる女性の何か役に立てばと思い、自分の調べた情報や体験をコラムにしてみました!今回は後編です。
<私のこれまでと現在>
10代からずっと強い生理痛(今でいう月経困難症)に悩んできました。痛みで救急車にも何度お世話になった事か(泣)
20代ではピルも試したけど、ホルモンの副作用が強すぎて、断念。
30代後半で、ホルモン量の変化もあるのか、仕事をしていても急激に疲れたり、不安に感じる日が大きく増えて、うつ病に。。。
40代近くで、ディーキャリア海老名オフィスに通所をし、プログラムを受講していく中で、発達障害の傾向があると知り、生理痛やホルモンバランスからの影響がこんなに辛いのか腑に落ちながらも、まだまだどうやって対応していいのか模索しています。
Tweet目次
1.西洋医学と東洋医学のアプローチの違いとは?
2.自然治療と東洋医学の7つのアプローチ
①食事
②漢方
③ハーブティー
④整体
⑤鍼灸治療
⑥ヨガ
⑦その他:普段から自分で気をつけていること
3.実際に試してみた私の体験談
1.西洋医学と東洋医学のアプローチの違いとは?
西洋医学は投薬や手術などの方法で、ホルモンの投与などを行い、体の悪い部分に直接アプローチして治療していきます。
これに対して東洋医学というのは体の不調を内側から根本的に治す治療法です。
前回は西洋医学のアプローチをお伝えしたので、今回は自然治癒や東洋アプローチ!
私の西洋アプローチの体験から、メリットを感じながら、やはり副作用はあって辛いところもある。
できれば、もっと自然な形で生理痛を直したいと感じるようになり、食事のとり方や東洋医学の興味がかなり深まり、自分の知識や調べた内容をまとめてみようと思います。
2.自然治療と東洋医学のアプローチの7つ
①食事
普段から何気なく食べているご飯ですが、食事がホルモンのバランスに大きく関係しているようです。
特に下記の成分は生理前や生理中に意識して摂取するといいかもしれません!
<マグネシウムとビタミンB6>
生理痛の原因の一つは、生理中の子宮の収縮だそうで、カルシウムの増えすぎから収縮しやすいようです。マグネシウム・ビタミンB6を摂取することで、過剰なカルシウムを排出する働きがあるそうです。
マグネシウム 例)玄米、納豆、牡蠣、ほうれん草、ごま、落花生、さつまいも
ビタミンB6 例)にんにく、まぐろ、かつお、鮭、さんま、鶏肉、レバー
<大豆食品>
大豆食品の中に入っている「イソフラボン」は、ホルモンバランスを整える効果が期待があるそうです。生理痛にはホルモンバランスの乱れも関わっているため、大豆食品を摂取することで生理痛や頭痛の緩和も期待できます。
例)納豆、豆腐、味噌、豆乳
<カリウム>
生理中はホルモンバランスの影響により、自律神経の乱れからむくみが出るようです。
体がむくんだまま、血流が悪くなり、生理痛が悪化するため、カリウムでむくみを和らげることができます。
例)じゃがいも、かぼちゃ、きゅうり、トマト、バナナ、リンゴ、海藻類、きのこ類
<鉄分>
生理中から生理後は経血と一緒に鉄分が失われてしまうため、どうしても貧血になりやすいので、特に、出血量が多い人は特に意識して接種が必要です。
例)レバー、牛肉、ほうれん草、ひじき、プルーン
普段から、できるだけプロセスが少なく、素材に近い食品を選んだり、
炭水化物、タンパク質、脂質、野菜等をバランスよく摂取して、食事管理に気をつけたいですよね!
②漢方
漢方の基本は、人の体は、
「気」「血」「水」
の3つの要素で構成されていると考えるそうです。
「気」=人間の体を動かす根源エネルギー。身体を温め、代謝の力を生みます。
「血」=体の中を流れる赤い液体。
「水」=体内にある透明な液体。
「気」は「血」と「水」は全身を巡り、栄養を届けます。
「気」「血」の不足や滞りがあると、生理前の不調や生理痛などにつながります。
具体的な症状を先生に話して、漢方薬を選んでもらうのがコツのようです。
いくつか例を挙げてみますね!
<芍薬(しゃくやく)や当帰(とうき)>
血行を促し、痛みを抑えてくれます。
芍薬
子宮の筋肉の収縮が和げる 例)芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
当帰
冷えがあって血行を促す 例)当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
<柴胡(さいこ)や黄連(おうれん)>
イライラなどの精神症状を緩和してくれます。
柴胡
イライラや不眠 例)加味逍遙散(かみしょうようさん)、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)、
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)、大柴胡湯(だいさいことう)
黄連
イライラやのぼせ 例)女神散(にょしんさん)、温清飲(うんせいいん)
漢方は内科・婦人科でも処方もらえますし、今は漢方内科もあるので、より専門的な知識を持った先生が、体に合ったお薬を選んでくださると思います!
③ハーブティー
ハーブティーには、お腹を温めることで痛みが軽減されたり、リラックス作用や、血流を促して体を全体を温めることで、生理前のイライラやストレス、冷えを改善してくれるそうです。
<カモミール>
発汗、鎮痙、鎮静、健胃、抗炎症、利尿
体を温める働きやお腹の調子を整える働きがあり、生理痛の他、胃炎、胃痛、冷えへの効果があります。高いリラックス作用で気持ちを落ち着かせ、イライラ、不眠、ストレス、不安、緊張を和らげる働きもあります。
<ローズマリー>
血行促進、抗酸化、リラックス、抗うつ、利尿、殺菌
血流を促す働きが高く、骨盤内の血流のうっ滞や冷えによる生理通を改善します。
血行促進効果で肩こりや頭痛、むくみ、肉体疲労の回復にも役立ちます。
<ラズベリーリーフ>
子宮周辺の筋肉の調整をする働きがあり、月経前症候群や子宮強壮、月経過多、下痢、のどの痛みにも使われます。
<セントジョンズワート>
神経疲労・軽度から中度の抑うつ・季節性感情障害・PMS
抗うつ作用があるため、生理中に起こる気分の落ち込みがある時におすすめです。
<チェストベリー>
生理痛・PMS・生理不順・更年期障害
「女性のためのハーブ」としてさまざまな婦人科系の疾患に用いられてきたハーブです。
女性ホルモンの働きを調節する働きがあり、PMSや生理痛などのつらい症状の緩和に役立ちます。
自然治療とはいえ、飲み合わせもあるようなので、お医者さんやハーブ専門店なので、聞いてみるのもいいかも!
④整体
なぜ整体かというと、まずは体のメカニズムを知る必要があるかもしれません。
子宮は骨盤にぶら下がっている臓器で、当然、骨盤の歪みがあると、当然、子宮にも余計な張力がかかり、生理痛を悪化させている可能性が高いそうです。
歪んでしまった骨盤を正常に戻すことで、子宮の歪みを矯正し、血液の流れを改善することで、子宮収縮がスムーズにおこなわれ、痛みの軽減します。
整体は平均相場価格が約5,000円だそうで、決して安い治療法ではないですが、長い目で健康の事を考えるのであれば、いい投資になるのかも。
⑤鍼灸治療
鍼灸施術では、身体を整えることによりホルモンバランスを整え、骨盤内臓器の血流を良くしていきます。
また、生理痛を訴える方の多くは、足首周りや腰などが冷えていることが多くあるそうで、お灸を使用し身体を温めることで、骨盤周りの筋肉に柔軟性が出てくると、生理痛が改善が見られます。
鍼灸治療の平均相場価格は4,000円〜6,000円だそうで、整体と同じく多少高額な治療ですが、
整体と同じく、続ける事で大きな効果が見られるそうです。
⑥ヨガ
ここ最近日本でも注目されるようになったヨガ。
ヨガには下記のような効果があり、生理痛緩和作用が期待されるようです。
・骨盤歪みを整える
・血流促進
・冷え解消
・リラックス作用・ストレス軽減
・ホルモンバランスの調和
・安眠
今はYoutubeでも、ヨガマットがあれば自宅でもヨガができる時代!
お薦めのビデオをいくつかピックアップしてみました♪
もちろん痛みがある時は、無理のない範囲で行ってくださいね。
やさしい骨盤リセットヨガ! 腰痛改善、生理痛の緩和にも効果的☆
自律神経を整えるヨガ☆ 夜寝る前やリラックスしたい時にオススメ!
⑦その他:普段から自分で気をつけていること
白湯
女性の方は、ご存じの方も多いと思いますが、白湯を飲むことで、体を温めて、代謝力が高めるように気をつけています。
白砂糖・塩分
砂糖が多いものはイライラに繋がったり、塩分の多いものはむくみやすくなってしまうので、
なるべく糖分は食事から摂取したり、減塩商品を選んだりして、過剰摂取しないように心がけています。
カイロ
生理中は、体を温めるために、仙骨の近くに、カイロを貼っています。
冬は、特に寒い時には、下腹部にもはって、両面から体を温めるようにしています。
腹巻
夏など、カイロでは暑すぎる!というときには、腹巻をするようにしています。
靴下
足からの冷えで、体の血流も悪くなるので、夏は薄手の靴下、冬にはモコモコ靴下をはいて、
体を温めるようにしています。
ストール
冬はもちろんのこと夏でも冷房で体が冷えないように、いつも持ち歩くようにしています。
軽い運動・ストレッチ
ついつい、生理だと、ベッドで一日を過ごしてしまう事が多かったのですが、
10分~15分くらいのウォーキングや軽いストレッチ(もちろん無理ない!)が生理痛を緩和してくれている気がします。また、だらだらと一週間出血していたのが、数日でスッキリする様になったかも。。。?
3.実際に試してみた私の体験談
ミレーナの挿入してから、不正出血やホルモンのバランスの乱れから、特に食事に気をつけるようになりました。
特にミネラルやB6を意識して玄米・納豆・サツマイモを普段から摂取したり、生理中には特にレバー・赤みのお魚・鶏肉も積極的に食べるように気をつけています。
貧血が特にひどいときには、鉄分のサプリもとるようにしています。
その後は重い貧血・むくみ・イライラが少しずつ改善されてきている気がします。
漢方は当帰芍薬散を使用しています。
以前効きが弱いと感じていたのですが、ミレーナを機会に一旦飲むのをやめたら、イライラが増したので、効果があったよう。最近、再開してイライラが軽減されています。
体験した中で一番オススメしたいのはヨガ。
特に骨盤矯正で生理痛軽減が感じられましたし、自律神経を整えるとよい睡眠がとれるようになりました。
整体とヨガの違いとして、整体は受動的でヨガは能動的と言われているそうで、今後ヨガを続けながら、整体や鍼治療も金銭的に続く範囲で取り入れていこうかなと考えています。
今回自分でも興味を持って調べているうちに、ホルモンに詳しく教えてくれるコーチのサイトも見つけちゃったので、参考までにリンクを共有しておきます。
(Miscrosoft Edgeで日本語訳が可能です。)
もちろんいろいろ「やりすぎ」もきっとストレスになってしまうので、できる範囲で無理なく、
自分に合って続けられる方法を見つけるヒントとなりますように。。。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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