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社交不安障害(SAD)|発達障害との関連性や対処法を解説

この記事では、社交不安障害(SAD)の症状とはどういったものか、また、発達障害(ASD、ADHD)との関連性やその対処方法について触れていきます。

この記事は5分~10分でお読みいただけます。

目次

1:社交不安障害(SAD)の症状は?
2:社交不安障害の原因①脳の偏桃体の過活動
3:社交不安障害の原因②トラウマ
4:社交不安障害の原因③発達障害との関連性
5:対処方法
6:まとめ

1.社交不安障害(SAD)の症状は?

社交不安障害(SAD: Social Anxiety Disorder)とは対人恐怖症、赤面恐怖症、あがり症とも呼ばれていて、人前で話すことなど、人前に出ると緊張、不安状態になりその程度が大きくなり、生活に支障をきたすものを言います。

これは日本人の5人に1人がかかる障害と言われています。

症状は主に以下になります。

・スピーチの前にアガって頭が真っ白になる。
・自分の汗や臭いが、他人に嫌な思いをさせていないか気になる。
・人混みが苦手で、満員電車などの人混みを避ける。
・厳かな場所で人に見られていると過剰に緊張してしまう。
・人と一緒に食事をすると過度に緊張してしまう。

人前で緊張することは誰でもありますが、社交不安障害の場合、

「人が苦手で社会生活で必要な行動(通勤、人と話す、人と接する)を避け、日常生活に支障を起こす状態」

となります。

結果、就職ができずにいる、引きこもりになる人もかなり多いと言われています。

2.社交不安障害の原因①脳の偏桃体の過活動

社交不安障害の原因の一つ目として、

・脳の偏桃体が過剰に活動している可能性

があります。

偏桃体とは情動の学習に関わっている器官であり、主にネガティブな感情に関わってきます。危険性のある出来事を脳が認知したら偏桃体が視床下部にストレスホルモンを出すように指令を出し、その結果、怒りや恐怖などの反応を人は示すようになります。
社交不安障害の人たちでは、人とかかわると、扁桃体が過剰に興奮し、ネガティブな感情を普通の人より大きく出して心身に影響を与えます。

3.社交不安障害の原因②トラウマなど

社交不安障害の原因の二つ目として、

・人前で恥をかいてしまった
・馬鹿にされるなど否定的な出来事
・イジメを受けたことがある
・虐待を受けたことがある

などの経験が過去にあり、そのことが思い起こされて、人と接することを避けるようになります。
人が怖くなり社交不安障害を発症し、引きこもりへとなったりする場合があります。

4.社交不安障害の原因③発達障害との関連性

社交不安障害が実は二次障害で、一次障害の発達障害が社交不安障害を引き起こしている可能性があります。もう少し具体的にお伝えしていきます。

・自閉症スペクトラム障害(ASD)の方の場合

特性上、人と共調、共感することが難しく、一人を好む傾向があります。

その結果、人といると、共感ができないのでいろいろと頭で考えて不安になる。他、特性がある部分について人とは違うという事を指摘されていじめを受けるなどして、必要以上に人に不安を覚えてしまいます。その結果、一人でいる方が気楽だという結論になる人は多いのではないでしょうか? 

筆者自身、この件は利用者の方から結構相談を受けました。

・注意欠如多動性障害(ADHD)の方の場合

特性上、人と違うことを指摘されたりして、虐められたりして、人が怖くなる。考えず衝動的に動いてしまう傾向があります。

その結果、自分の周りに起こる出来事がコントロールできないものが多くなり、不安を感じやすくなる。
結果、人に関わるトラブルが多く、また、叱責を多く得てしまうと、社交不安障害になるというのがあります。

発達障害が一次障害にある場合は特性、故に人から理解されず、自分でも自分をコントロールできず、避難するという選択肢という形で社交不安障害になる人は多いです。

5.対処方法

では、解決策をお話ししていきます。

・医療、服薬
社交不安障害に関しては一般的な解決策として心療内科など医療に相談してみることです。適切な服薬をおこなったり、段階的に社会に慣れていくという森田療法やストレスに感じている場面の強度を上げて体験していく段階的暴露療法などがあります。
服薬では抗不安薬、交感神経の作用を抑えるβブロッカーなど、偏桃体の動きを抑える、SSRIなどの薬があります。

・認知行動療法、SST
認知行動療法においてはリフレーミングなどで、対人恐怖を引き起こしている認知を別の認知としてとらえ、ネガティブな感情を小さくするなどのやり方などがあります。

6.まとめ

この記事では、社交不安障害(SAD)と発達障害(ASD、ADHD、LD)との関連性やその対処方法について触れてきました。

・スピーチの前にアガって頭が真っ白になる。
・自分の汗や臭いが、他人に嫌な思いをさせていないか気になる。
・人混みが苦手で、満員電車などの人混みを避ける。
・厳かな場所で人に見られていると過剰に緊張してしまう。
・人と一緒に食事をすると過度に緊張してしまう。

などで生活や仕事に影響が出ているなど、1人で抱えずに気軽にご相談ください。
精神保健福祉士などの専門のスタッフが困りごとなどのお話をお伺いします。

また、ディーキャリア海老名オフィスではSSTを中心に訓練をおこなっており、社交不安障害、発達障害のある方に対し効果的な訓練が多くあります。見学や体験(無料)も受け付けておりますので、ぜひお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【執筆者】小野貴弘
ディーキャリア海老名オフィス 生活支援員
保有資格:発達障害学習支援エキスパートサポーター
「成長」と「気付き」を促す支援をモットーに日々サポートしております。

【監修者】井上高宏
ディーキャリア海老名オフィス
サービス管理責任者/精神保健福祉士

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