休職中の過ごし方
おはようございます。ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフのKです。
何らかの理由で就業の継続が難しくなった場合、一時的に仕事から離れる休職という選択肢があります。これは仕事を長く続けるために必要な選択で、体調を元に戻すことが目的です。しかし、早く体調を戻さないといけないと焦ってしまうと、かえって気が休まりません。休職中はどうやって過ごせばいいのでしょうか?

無理に体調を戻すのはNG
休職は基本的に2~3カ月ほどの長期間であること多いです。当然ながらその期間は会社を空けることになるため、申し訳なさや焦りから早く回復しなくてはと思ってしまうでしょう。しかし、休職中に無理に普段通りの生活を維持しようとすると症状が悪化してしまう可能性もあります。“長期間休んでいるんだから規則正しい生活をして当たり前”ではなく、自分のペースで体調を戻すことが1番大事です。
まずは体を休める
休職になる理由は人それぞれですが、自身の限界を超えた状態が長期間続くことで起きやすいです。例えるならば充電が切れたスマホと同じで、完全にバッテリーが0%になってしまった状態です。この状態で何度電源を入れてもすぐに電源が落ちてしまうのと同じように、休職中の人が元の生活に戻ろうとしてもすぐにダウンしてしまいます。
そのためまずは自分自身を充電する必要があります。しっかりと回復させるためにも、「何もしない」ことが大切です。休んでいるのだから何かしなきゃと思うかもしれませんが、会社からすると、焦らなくていいからしっかりと回復してほしいという気持ちが強いです。休職中は一旦仕事のことは忘れ、まずはスモールステップとして、いつもの休みの日と同じ生活が送れるようになることを目標としてみましょう。
休職の実体験談
私は以前、実際に休職を経験したことがあります。期間は4カ月ほどで、適応障害と診断されました。当時の私は自身のキャパを大きく超えて業務に取り組んでいましたが、障害特性上そのことに気づけず、ある日の朝、仕事に行こうとした際に急に体が動かなくなってしまいました。
正式に休職の診断が出るまでは隔日で出勤していましたが、診断が出ていざ休職期間に入った途端に大きく崩れました。本当にギリギリの状態だったのだと思います。とにかく横になっていないとしんどく、身体を起こすだけでも精一杯でした。1日中横になっていました。かろうじてトイレには行けましたが、1日3回程度トイレのためだけに起き上がるだけで、その後はすぐに横になってしまいます。身体が痛かったり熱があったりといったことはありませんでしたが、とにかく悲しい気持ちが強く、1日中泣いていました。なんで泣いているか自分でも分かりませんでしたが、横になっているといくらかマシになっていたので、ずっと横になったままでした。少し動けそうと思って身体を起こすと、身体にかかる重力がそのまま心に乗っかるような感覚があり、再度泣き出してしまいました。食欲も全くわかず、3日に1回飲み物を飲むのが精いっぱいでした。悲しい気持ちが強くありましたが、頭の中ではこのままでは衰弱死してしまうのではと危機感を覚えていました。
そんな状態が2週間ほど続くと悲しい気持ちがだんだんと緩和されていきました。外に出なければなんとか動ける状態にまでこぎつけることができたので、食事も少しずつ摂れるようになりました。このタイミングで通院があり、当初はしんどかったですが、なんとか経過報告と相談をしないといけないと思い、踏ん張って通院しました。そこからは処方された薬と栄養剤を継続し、無理に体を動かさずに長期間休めることに専念しました。結果として休職から1カ月半ほど経過した頃には、ほぼいつも通りの私生活を送れるレベルまで回復することができました。そこから1カ月半ほどかけて外出頻度を徐々に増やしていき、残り1カ月になってようやく生活リズムの調整や働くのに必要な体力作りに注力することができました。
休職する前の自分はまさかここまでかかるとは思っていませんでした。休職してから復帰するまでにはかなり時間を要するため、休職の初期段階から生活リズムを整えようとするとかえって休職期間が延びてしまうかもしれません。
リワークで就労移行支援事業所に通うという選択肢
職場にリワーク(復帰)する際、体調がなかなか整わなかったり、職場復帰に不安がある場合に就労移行支援事業所を利用するという選択もあります。本来、就労移行支援事業所を利用するには離職中である必要がありますが、リワーク目的であれば休職中に就労移行支援事業所を利用できるケースもあります。リワーク時に就労移行支援事業所を利用するメリットとしては、休職に至った原因を理解し、再発防止のための策を知ることができます。障害が原因で休職をしている場合には、とくに障害との付き合い方を学ぶことが重要です。弊所では実際にリワークの方の支援をさせていただいたことがありますので、リワークに不安がある方は是非一度弊所にご相談いただければと思います。
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■この記事を書いた人は?■
ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部
普段は、ディーキャリア立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、さまざまな情報を発信しています。
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