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ピアスタッフ体験談 障害受容は生きやすくするための第一歩

おはようございます。ディーキャリア立川オフィスのピアスタッフのKです。

障害特性のある方が社会に出て働くうえで壁となるのが障害受容です。中でも精神障害は目に見えないものであるため、その特性を適切に理解し、受け入れる必要があります。しかし、自身の障害特性を受容することは容易なことではありません。どうやって自身の障害を受容していけばいいのかをピアスタッフである私が自身の体験談をもとにお伝えします。

障害受容は容易ではない

自身の障害特性を認識し、受け入れることは簡単にできることではありません。これは誰しもが衝突する壁であり、時間がかかるものです。つい先日まで普通に生活していたのに、ある日突然「あなたは障害者です」と言われればショックを受けて当然です。私は家族からADHDの傾向があると言われた際に、強いショックを受け、しばらくパニックになった経験があります。ネットでADHDと調べると自分の行動の癖などが数多く当てはまり、非常に怖くなったと同時に認めたくないという気持ちが強くありました。そこから数年間は、「自分はADHDなんだ」という自覚はしつつも自認はしていないという複雑な心境でしばらく生活を送っていました。このように、自身が障害者であることは誰しも最初は受け入れがたいことであり、伝え方によっては相手に大きな傷を残してしまう可能性があります。

障害受容が必要だと感じるようになったきっかけは?

障害受容ができていない状態がしばらく経過し、私は新社会人になりました。今までの学校生活では特段困ったことなどありませんでしたが、仕事においては周囲と比べて仕事ができない自分にショックを受けました。ケアレスミスや報連相不足、遅刻などが積み重なり、上司や同僚から毎日のように叱責され、とても苦しい状態で働いていました。結局、仕事は辞めてしまい、仕事に対してネガティブなイメージや自分は仕事ができないという印象を強く持ってしまい、再就職に踏み切れないまま、1年間引きこもってしまいました。そこで再度家族に相談したところ、自身の障害特性と向き合うことで改善されていくのではないかという結論に至り、就労移行支援の利用を開始しました。

障害受容にはステップがある

障害を受容していくにあたり、5つのステップがあると言われています。

①ショック期

ショック期は自身に障害特性があると判明するタイミングですが、当事者は何が起きたか分からず、パニックに陥る傾向があります。私の場合、家族にADHDであると言われたタイミングはこれに該当します。本人としては気持ちが落ち込む以前に何が起きたのか理解が出来ず、パニック状態になります。

②否認期

自身の障害特性を認められず、目を背けてしまう時期です。私の場合、ショック期からの数年間、自身がADHDであると自覚しつつも自認していない時期がこれに該当します。この時期は、気持ちの整理がつかず、どうしてよいか分からない時期でもあります。今までの日常生活から切り離されてしまったような感覚を今でも覚えています。

③混乱期

混乱期は怒りや悲しみ、抑うつなどといった症状が現れる時期です。私の場合、社会人になってから仕事が上手くいかなかった時期がこれに該当します。今まではなんとなく自分はADHDなんだと、どこか他人事のように思っていたことが、実際に特性による原因でトラブルが起きてしまい、精神的な負荷がかかります。

④解決への努力期

ショック期から混乱期までのできごとをきっかけに、立ち直ろうと少しずつ前を向いていけるようになる時期です。私の場合、家族と相談し、就労移行支援事業所に通い始めた時期がこれに該当します。この時期になると、今までに比べてしっかりと向き合うことができるようになっているため、訓練など前向きに取り組むことができます。

⑤受容期

自身の障害を受容することができ、前向きに捉えることができる時期です。私は就労移行支援の利用を通して受容できるようになりました。最初のショック期から受容期に至るまでに約6年かかりました。それほど障害受容というのは難しいものです。

受容してからはどのように変わった?

以前は自覚しつつも自認はしていませんでしたが、現在では自身の特性による強み・弱みをしっかりと把握し、それらと上手く付き合っていくことができるようになり、非常に生きやすいと感じるようになりました。障害特性は一見するとネガティブな側面しかないように思われるかもしれませんが、特性の理解を深めることで長所も見えてきます。その長所を活かし、短所は配慮として周囲に助けを求めることで、以前までと同じように生活しやすくなったと実感しています。 障害受容は一朝一夕で成し遂げられるものではありません。時間がかかるものだと認識し、焦らずにじっくりとおこなっていくことが大切です。

また、受容すること自体は容易なものではありませんが、受容できるようになることで、心のわだかまりがなくなり、日々の生活がし易くなります。私は受容までに約6年間かかったため、6年ぶりに元の過ごしやすい生活に戻ったような感覚があります。時折、もう少し早く相談をしておけばよかったと思うことがあります。もしも、同じ悩みを抱えているのであれば、病院や就労移行支援事業所でも良いので、まずは周囲の人に相談をしてみることをオススメします。

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■この記事を書いた人は?■

ディーキャリア立川・所沢オフィス編集部

普段は、立川オフィス、所沢オフィスでそれぞれ支援員として勤務。
主にオフィスの日常やイベント情報、発達障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、限局性学習障害(SLD)、精神障害、特性への工夫、障害者雇用、セルフケア、ライフハック、日々の支援員の気づきなど、様々な情報を発信しています。
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