不安について
普段生活しているとさまざまな気持ちに直面すると思います。
嬉しかったり、悲しかったり、怒ったり、嫉妬したり・・・
👆突然ですが、ここで少しイメージしてみてください。
①「不安」の反対は何だと思いますか?
イメージできましたか?
では、
②人の心の状態としての「不安」の反対は何でしょう?
①の言葉の意味としての「不安」の反対で思いつくのは、
「安心」や「不安がない、こころ穏やか」などではないのでしょうか?
②の「人の心の状態としての不安」の反対は、「不安がなくて心穏やかなこと」とはなりません。
不安がゼロの状態があったら良さそうですが、
人の心の中から不安が全くなくなるということは、ないかもしれません。
不安は「人の正常な反応」とも言われます。
人は常に何かしらの不安を抱きながら生きている、と言えます。
②「人の心の状態としての不安」の反対は、「安心」でも「不安がないこと」でもなく、
「不安を抱えていられている」ことかもしれません。
不安を感じながらも、それをある程度、抱えていられるくらいにして、
まあまあ穏やかに生活できていること。
それが「不安の反対と言える心の状態」です。
「不安は状況に対する人の正常な反応」であるように、
不安自体は病理などではなく、ごく自然な感情です。
では、不安で困った事かといえば、それが抱えていられないほど大きくなってしまうことです。
これには、不安を良くないものと認識していることが大きく影響しています。
不安はよくない感情、ネガティブな感情・・・。
確かにそうかもしれませんが、良い・悪いではなく、当たり前にある感情、という認識をまず、持ってみましょう。
この事が大事なのは、極端に「不安=悪い」と決めすぎ、それを無くそうと一生懸命になってしまうと、
思うようにならない(不安がゼロにならない)と現実のギャップに敏感になってしまうからです。
気にしなければ何でもないはずのことが気になる、ということがあると思います。
不安を取り覗こうとすればするほど気にならない程度の小さな不安にも、
とてもよく気づける人になってしまうのです。
ではどうすればいいのでしょう。
「不安は自然な感情である」と思っていても、不安や心配でつらい、どうしよう、という時はやってきます。
そんな時は、不安や、そのために生じている状態はいったんそのままにしておき、
そんな中でも自分ができていることに意識を向けてみましょう。
例えば、
朝ごはんはだいたい食べられた。とか、
外出ができた。とか、
充分ではないが、2・3時間は塾睡できた。など、
何とかしたい不安ばかりに注目せず、自分をありのままに、偏りが生じないように見つめてあげることで、
ある程度の不安を抱えつつも、まあまあ心穏やかに過ごすことが上手になっていきます。
今日は、そんな「不安」に関するお話しでした。
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