あなたの立てた目標が達成されない、本当の理由③
マンダラート(はちはち)の作り方
こんにちは、橋本です!
今回はいよいよ、フレームワーク【マンダラート】を用いて、実際の願望成就=目標達成までの道筋を示していくことにしましょう。
まず、マンダラートについてのおさらいです。
マンダラート、通称「はちはち」は、9マス×9マス=計81マスのシートの真ん中に、自分の願望=「大目標」を記入していきます。そしてその周りの8マスに大目標を実現させるための必要であろう「小目標」を記入していきます。
大目標の周囲に定めた小目標と同じ言葉を、取り囲む9マスの中央に書き記します。
小目標の周りの8マスには、この小目標を達成させるために必要な「行動目標」を記入し、マンダラートを完成させていきます。行動目標8個が小目標を実現させるための行動が内容的・量的に一致し、大目標を達成させるために立てた小目標8個が全て適切であれば、真ん中に掲げた大目標、つまりあなたの願望は叶っているはず、というシートの構造です。
あの大谷翔平選手も高校時代にこのマンダラートに取り組み、彼の願望だった「ドラ1 8球団」(ドラフト会議で12球団のうち8球団から1位指名を受ける)を願望の真ん中に書き記し、その夢を実現させたことは有名です。下のシートは、彼が実際に作成したマンダラートのシートです。
興味深いのは、大谷選手が掲げた小目標の中に「人間性」と「運」が含まれているところです。プロのスポーツ選手になるためには、人格磨きと運磨きも重要な要素であることを高校生の頃から念頭においていたことは、今の彼の活躍ぶりから逆算して考えたときに、本当に先見の明があった方なのだな、と僕としては感心せざるを得ません。
それではこれから皆さんと一緒に願望を実現させてゆくために、ブログ記事①②に基づいた橋本流のマンダラートを作成してゆきます。
まず、マンダラートの大目標には「いつまでに○○をするには??」と、【期限】と【~には??】という疑問形で書くようにします。
願望は、「夢に期限を切ったもの」ですので、「いつまでに何を」をさらに掘り下げたやり方で、大目標を書き記してゆきます。
大谷翔平選手の例で行くと、「高校卒業時にドラフト1位で8球団からスカウトをもらうには??」という書き方になるでしょうか。(すいません。僕は野球があまり詳しくないので、スカウトの時期やタイミングに誤りがあったら先に謝っておきます)
大目標を書いたら、達成するための小目標を8つ大目標の周りと、それを取り囲む9マスの真ん中にそれぞれ書き記していきます。
小目標を全て実行したのに、目標が達成されない・・・!?
先に言っておくと、1回目の作成で8つの小目標を全て的確に設定できることは、ほぼ100%ありません。
8つの行動目標を実施し、それぞれの小目標を達成させていれば、大目標は達成される「はず」なのですが、実際には達成されないケースの方が多いでしょう。
自分が掲げた小目標=これを実行すれば目標が達成されるであろう「仮説」と、掲げた目標をやってみたけれど大目標は達成されなかった。
実はこの溝こそが、目標達成のための【問題】なのです。「問題解決」というテーマがビジネス書やフレームワークの中などで多く取り上げられていますが、「問題ってなんなの?」という難しい疑問に対してスッキリ一言でお応えすると、問題とは【立てた仮説と実際とのズレ】ということなります。
小目標=仮説を実施し、【問題】=目標達成のための行動のうち、何が違っていたのかを分析し、新たな小目標=仮説を立てるまでに一連の流れのことを「検証」と呼びます。
「仮説を立てて検証することが大切である」と、ビジネス書なんかを読んでいると良く叫ばれておりますが、「仮説の検証って具体的に何すること?」って僕は長いこと疑問に感じていました。
マンダラートに照らし合わせて、仮説と検証のプロセスを当てはめると、やるべきことがスッキリするのではないでしょうか。
マンダラートで大目標を掲げたのちに、8つ小目標=目標を達成させるカギとなる小目標=仮説のことをKPI(キー・パフォーマンス・インディケーター)と呼んだりもします。その場合大目標のことはKGI(キー・ゴール・インディケーター)と呼びますね。
KPIって最近良く使われるビジネス用語だと思いますが、「ああ、目標達成するために必要な小目標=仮説のことなんだな」って覚えておけば、簡単じゃないかなって思います。
夢に期限を切って目標を掲げ、その目標を達成するために必要な仮説を立てて実施し、立てた仮説と実際のズレを修正して新しい仮説を実施してゆくことを繰り返せば、目標は「おのずと」達成していきます。
8つの仮説=小目標を立てて検証し、達成とのズレ=問題が生じたら、あらたな仮説=小目標を立てて、それを達成するために必要な8つの行動目標を新たに掲げ、実行する。
やることは、これを繰り返すだけです。そして繰り返してゆくうちにあなたの仮説の精度はドンドンと高まり、1度目の目標設定より2度目3度目の方がずっと簡単になってゆくでしょう。
このようにして、目標はがんばって達成しに「行くもの」から、目標は向こうから「やって来るもの」に変わります。
正しい仮説を立てるためには修練が必要になりますが、このプロセスを繰り返していれば、目標はある意味で「勝手に達成されていくもの」に変わっていく、というわけです。
まとめ:
1:マンダラートの作り方
2:大目標を取り巻く8つの小目標は「仮説」とも呼ばれる
3:小目標を取り巻く8つのマスには、「行動目標」を書いてゆく
4:8つの小目標を実行して、1発で大目標が達成されることは、まずない
5:立てた仮説と、目標に対する実際の状態との「ズレ」を【問題】と呼ぶ
6:仮説(小目標)を検証し、新たな仮説を立てて実行する、を繰り返せば
問題は解決され、目標は「おのずと」達成される
7:仮説と検証は何度も繰り返し立てることで、その精度が高まってくる
達成スキルは多くのビジネスパーソンが、聞いたことはあるし知ってはいるけど持ち合わせていない、という大変重要なスキルです。これを機に皆さんも是非、身に着けてみてはいかがでしょうか。人生を切り開くための、強力な武器になることは間違いありません。
ではまた次回!!
ディーキャリアITエキスパートのことをより詳しく知りたい方はコチラ
ディーキャリアITエキスパート札幌大通オフィスのブログのトップに戻る
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凸凹凸凹凸凹凸凹
就労移行支援事業所【ディーキャリア ITエキスパート 札幌大通オフィス】
◆お問い合わせ/ご見学のお申込みはコチラ
〒060-0062
北海道札幌市中央区南2条西3丁目12-5
K2 SQUAREビル 5F
TEL:フリーダイヤル 0120-384-139
(代表: 011-211-8292)
受付時間: 平日10:00~18:00の間
E-mail:it-sapporoodori@dd-career.com
◆札幌大通オフィスのご紹介はこちらから
【ディーキャリア ITエキスパート 札幌大通オフィス】ご紹介|就労移行支援事業所ディーキャリア
◆札幌大通オフィスのスタッフ紹介はこちら
ディーキャリア ITエキスパート 札幌大通オフィス スタッフ紹介|就労移行支援事業所ディーキャリア
◆より詳しい情報を知りたい方はコチラのリンクから
ITエキスパート札幌大通オフィスのブログ一覧
オフィス情報
ITエキスパート札幌大通オフィス
- アクセス
- 札幌市営地下鉄東西線・南北線・東豊線「大通駅」より徒歩3分
- 電話番号
- 0120-384-139