【1,000人以上の選考】をやって分かった、内定をもらえるツボとコツ①
こんにちは、橋本です。
手前味噌ですが、ディーキャリア3事業所目の開所準備をする中でスタッフの募集も完了し、弊社の会社の従業員数は、以前経営していた家業の社員数に追いつきました。今の弊社は全員正社員なので内容的には当時を既に凌駕しているかもしれません。
3事業所目が軌道に乗って、他のオフィスと同程度の事業所収入がついてくれば、収入も家業でやっていた頃を上回るでしょう。量質ともに当時の規模を超えます。
そんなわけで僕は従業員数にして20人程度の会社の経営を、10年強の間にこれで2度経験することになるのですが、その経験の中で、たくさんの求職者の選考をしてきました。
数としては書類選考も入れると1,000人は軽く超えると思います。従業員数20人程度の小さな会社でも、1人で選考をやるとそのくらいの人数になるんですよね。
先日、ディーキャリアの訓練で「採用のポイント」というテーマで90分の講義をやらせていただいた時の内容をそのまま記事に上げようと思います。
僕は前職が飲食業、今は福祉業を中心にした会社をやっております。皆さんが選考を受ける業界によって採用のポイントは変ってくることでしょう。
そして何より、従業員数が100人、1,000人と大きくなってくると、その会社の人事が見る「ポイント」はよりシステマチックになっていくでしょうし、僕が思う採用ポイントからは大きく離れてくる可能性さえあります。
ですがいずれにせよ選考は人によっておこなわれることには変わりがないため、業界や会社規模が変わっても、全く的外れにはならないのではないか、とも思っています。
それを前提でこの「ツボ」と「コツ」を参考にしてください。
橋本が思う採用のツボとコツ
1.準備8割本番2割
2.ビジネスマナー検定3級
3.渾身の顔写真付き履歴書
4.字は口ほどにものを言う
5.人は見た目が9割
6.当然意識・不諦意識・愛対意識
7.相手(会社・面接官)に誠実な関心を寄せる
8.最強の武器は「愛嬌」、次が「誠実さ」
9.退かぬ!媚びぬ!省みぬ!
10.終わったら次に切り替える。縁がなかったらそれは自分には合わない会社
これらについて、一つずつ解説していきますね。
1.準備8割本番2割
これは、僕が最初に入社した会社の社長さんの口癖で、社会人歴20年ほどになった今も「ホントにそうだな」と思います。
今年(2023年)の大河ドラマにも登場していますが、かの戦国武将・武田信玄も同じことを言っています。
~勝者はまず勝ちて、しかる後に戦いを求め、敗者はまず戦いて、しかる後に勝ちを求む~
武田信玄は中国の「孫子の兵法」を愛読していて、その名著は現代にも引き継がれ、多くの経営者が愛読しております。僕も何度も読んできました。
選考は、会社にエントリーしたときが始まりではありません。普段のおこないや生活習慣、ディーキャリアの訓練でも学べるコミュニケーションスキル、時事問題やエントリーする会社の下調べなどの情報収集と、事前にできる、やっておいた方が良いことは例をあげたらキリがないほどたくさんあります。
面接では、紋切り型の質問も多いですが、何を訊かれるかは正直言ってわかりませんよね。突拍子もないことを訊いてくることで、相手の対応力を試す面接方法もあります。
すべての質問に、カンペキに答えられる人なんて、いません。ですが人生には就職面接だけではなく、合コンなどの出会いの場、営業や接客のシーン、資格や受験のテスト、人前で話すプレゼンや講義のように「ぶっつけ本番」で力が試されることなんていくつでも起こります。
それを全部、100%の完成度でやり切るのなんて、到底無理な話ですが、少なくとも何を訊かれても60点以上のできで対応することは、普段の準備によって可能になると思います。
2.ビジネスマナー検定3級
一般社団法人 全国検定教育振興会が主催している検定です。
3級ですと2~3日も勉強すれば十分に取れる簡単な検定です。
社会人の基礎の基礎、少なくとも人を「不快にさせない」スキルや知識が身に付きます。どんな業界に行っても必要になる常識的な部分ですので、取っておいて損はないんじゃないかと思います。
僕は一緒に働いているスタッフに「タメ口」で話されても特に気にはならないですし、弊社の社風は割とフラットな方だと自認しております。筋が通らないことや不義理・不誠実なことには厳しく対応しますけどね。
でも、世の中には「タメ口」を使われると不快な気持ちになる人もいますし、一般的に面接の場で面接官相手に「タメ口」を使うことは、まずないと思います。
選考に臨むときなど、人生の「ぶっつけ本番のシチュエーション」ではどうしても「良いところを見せよう」と【加点】を試みようと努力してしまいがちですが、実際は【減点されない】ことの方が大事だし確実だったりします。
相手が何で自分のことを評価してくれるかは、正直言って分からないですし、分からないことをアピールしても空回りになる可能性もあります。ですので、加点を試みるよりは、【減点されない】ことに注力した方が、結果的にトータル点数が高い可能性が高いのではないか、というのが僕の持論です。
「タメ口」で話すことのように、減点されるリスクのある言動は極力省く。「一般的に」誰と対応しても気持ちの良く思ってもらえる、もしくは最低限不快にならないように注意していれば、自然に選考の「基本点数」は稼ぎ出せていると思います。その最たるものが、「ビジネスマナー」です。
3.渾身の顔写真付き履歴書
求人の募集があった場合、以前は電話をかけて選考に進むのがマナーとされていましたが、最近はずいぶんメールやネットの求人フォームからのファーストアプローチが増えてきました。
相手の人となりを見る最初のきっかけが電話の「声」だったのですが、今はその可能性も低くなり、書類選考に進んだ場合、相手の人となりを見る最初のきっかけが、「封筒や履歴書の字」と「顔写真」となることが多いですよね。
率直に言って、そして多分僕だけじゃないと信じていますが(笑)、選考をする人が履歴書の入った封筒が自分のデスクに届いたとき、まず最初に一番気になるところは、「どんな顔しているだろう」ではないでしょうか??
1回の選考で何十通も履歴書の入った封筒が届いたとき、顔写真が「イケてない」と僕はその時点でその人を不採用にします。職歴とか、保有資格以前の問題です。大事なことだからもう一度言いますが、顔写真が「イケてない」と、その時点で不採用です。
「イケてる」というのは、容姿に優れているとかではありません。その求職者ができる、最大限の「良い顔」ができているかどうか、という点です。ファーストインプレッションの顔写真の時点で、こだわりを感じられない人と、僕はあまり一緒に働きたいなという気持ちにはなれません。
暗く、幸の薄そうな表情をしていたり、カジュアル過ぎる恰好で撮影してきたり、髪がぼさぼさだったり、写りがズレていたり・・・。「ホントに選考通る気あるのか?」って思っちゃいます。個人的には白黒写真も減点対象です。
可能であれば証明写真用の機械で撮影するのではなく、プロのカメラマンに撮影してもらう方が良いと思います。Blu-rayなどに焼いてくれるので、データをペーストか印刷すれば、就活している間中使うこともできますからね。
僕は顔写真に関しては、多少費用がかかっても自己投資だと思って、プロのカメラマンが表情や明暗、位置などをしっかり調整してくれたもの=自分を最も魅力的に写し出してくれたもの、を用いることを推奨します。良い写真って、ホントにこちらに語りかけてくるようなんですよ。
4.字は口ほどにものを言う
最近はワープロ打ちの履歴書が主流になってきてますが、封筒の宛先や住所、自分の名前の部分は少なくとも手書きである場合が大半でしょう。
僕は字が汚い、文章が曲がったりズレたりしていることには、大いなる減点対象として評価します。
別に達筆である必要はないです。ですが、初対面の人に急いで書いたのが分かるような乱雑な字で選考に臨もうという姿勢の人は、たぶん一緒に働いても雑な仕事しかできないだろう、と思います。
就活となると同じような履歴書や封筒を何通も書くので、急いで書きたくなる気持ちも分かりますが、結局それも「忙しくなると、仕事のパフォーマンスが落ちるんだろうな、この人は。」という判断材料となります。
その人が書く文字からは、さまざまな情報が込められています。他にも例えば字が小さい人は気も小さく、几帳面なことが多いですし、誤字脱字が多い人はミスや失敗が多いです。文脈が「?」ってなったり複数の意味で捉えられる文法を使用する人は、論理的に考えることが苦手だったり相手に誤解を招くコミュニケーションの取り方をすることが多いなど、文字や文章とその人の性格には密接な因果関係があると僕は信じています。
5.人は見た目が9割
武内一郎著のベストセラー本のタイトルですが、僕は「ホントにそうだな」と思ってます。
差別的な意味でもなんでもなく、統計的に実証されています。
アメリカのテキサス大学オースティン校の教授、ダニエル・S・ハマーメッシュ氏(労働経済学)によると、教授は人の容姿を5段階に分けた(5が最高、3が平均)結果(計7500人調査)として、男性の場合、見た目の印象がいい「5と4」の人は、容姿が平均より劣る「2と1」に比べ、年収が17%上回ったというのである。女性の場合も、12%高いことがわかった。顔、服装、髪形などの見た目が、より印象のいいほうが稼ぎはいい。これは「ビューティ・プレミアム」と呼ばれています。
容姿は先天的な「才能」が大部分を占めるので、整形でもしなければ変更することはできません。しかし、基本的な身だしなみ、髪型、清潔感などは短期的な努力でも大幅に改善することは可能です。
もっと言うと、特に年齢を重ねてくると、その人の「面構え」で性格やその人の過ごしてきた人生の背景が読み取れるようになってきます。食生活や生活リズム、運動習慣の有無で肌のツヤやハリ、体形にも反映してきます。皺の付き方も人生をどう過ごしてきたかによって大きく変わってきますね。
見た目が「イケてない人」は収入もそうですが、人生で得られるものの多くを失います。これは事実だと思って差し支えないでしょう。
まして、顔写真もそうですが初対面の人と初めて顔を合わせる「面接」のような場で、「イケてない」要素がある人が登場したら、申し訳ありませんがガッカリしてしまいます。長期的な努力や修正が必要なことを、面接直前に急変させることは難しいですが、そこは「準備8割本番2割」でもお伝えしたように、移行支援支援事業所に所属している期間で事前に準備し改善できることはたくさんあろうかと思います。
長くなってきたので、次回に続けます!
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