【現役支援員が語る攻略法】障害者雇用枠での面接を突破するには(前編)
こんにちは、芝浦オフィスです!
障害者雇用枠での就職活動をしているけれど、なかなか面接で受からない……。
あるいは、障害者雇用枠での面接って、一般雇用枠のものとどう違うのかわからない。
そんなお悩みはありませんか?
今回は、そんなお悩みにお答えし、
日頃、発達障害や精神障害のある方の就労支援に携わっている現役支援員が、
障害者雇用枠と一般雇用枠の面接の違いや、面接官が見ているポイント、
突破して内定を得るためのコツをお話ししていきます!
ディーキャリアは、なんと言っても発達障害の特性に応じたプログラムを提供する就労移行支援事業所!
発達障害の診断を受けているあなた、あるいは「発達障害かも?」と思っているあなた、
ぜひこの記事を読んでみてください!
◆一般雇用枠と障害者雇用枠の面接の違い
障害者雇用枠での面接の最重要ポイントは、企業には伝えづらい情報をさらけだすことができるかどうか、
という点であると、ディーキャリアではお伝えしています。
障害のある方の中は、その障害特性からくる苦手や、それによる失敗体験、早期退職や療養中のブランクなど、
採用選考の際にはなかなか話しづらい経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「話してしまうと、ネガティブな印象を持たれてしまうのではないか」と不安に思う方もいると思います。
しかし、障害者雇用枠では、
応募者に障害や病歴、ネガティブな理由での退職歴があるということはむしろ前提条件であると
考えられるケースがほとんどです。
つまり、障害者雇用枠における面接では、応募者にそういった過去があることは織り込み済みで、
その過去をどう乗り越え、現在はどう変わっているのかという点が重要になってきます。
ですので、病歴や退職歴などの情報はむしろ隠さずに明確に伝え、
過去と同じ状況にならないために、自身でどのように対策しているかを話せるかどうかが、
面接を通過する上で大事なポイントです。
早期退職や上司・同僚とのトラブルなど、過去のネガティブな経験を自分なりに分析し、
何が原因だったのか、どうすれば同じ状況にならないかを考えてみましょう。
この時、「上司が悪かったからだ」等、原因を他者に向けた分析をしてしまうと、
他責傾向がある・自己受容ができていないとみなされてしまうため、
ベクトルを自分に向けて考えることが大切です。
◆面接官が見ているポイントとは?
障害者雇用枠では、面接官はどういったポイントを見ているのでしょうか。
一般雇用枠での面接と同じように、
・職務経験やスキルが求める仕事内容とマッチしているか
・社風やカルチャーに合いそうか
等も重要なポイントですが、
今回は「障害者雇用枠ならでは」のポイントをご紹介していきます。
ポイント①:自己受容・自己理解ができているか
自己受容・自己理解とは、自身のネガティブな経験や障害を受け入れ、
自分なりに分析して対処法を持っていることを指します。
面接官は、次のような質問を通じて「自己受容・自己理解ができているか」を確認します。
【自己受容・自己理解に関する質問】
・退職した理由はなんですか?
・(早期退職や病気療養などの経験がある場合に)
同じような状況にならないために、どのようなことができますか?
・障害の診断を受けた経緯を教えてください。
・ご自分の障害を知ったときに、どのように感じましたか?
また、その気持ちは現在変化していますか?
・ご自身の障害特性に関して、どのように対策していますか?
・障害に関して、会社側に配慮してほしいことはありますか?
・ストレスがたまったときにはどのように対処しますか?
どの質問も重要ですが、
特に「障害特性と配慮事項」に関して自分の言葉で説明できるか、は一番大切なポイントです。
障害の状況は外見上からはわからないものも多いため、
「どんな障害があるのか」「会社側にどのように配慮してほしいのか」を自身で説明しなければ、
企業側もどうしていいかわからず、受け入れが困難になります。
しっかりと言語化しておきましょう。
ポイント②:就労準備が整っているか
就職活動をしているのだから、もちろん就労準備が整っているに決まっているだろう!
そんなふうに思われるかもしれません。
しかし、前職からブランク期間が長かったり、療養期間中に体力が落ちてしまったり、
あるいは社会経験が乏しくビジネスマナーが身についていなかったり等、
就労するには不安が残っている場合も少なくないため、
企業は「本当に就労する準備が整っているのか」を確認しようとします。
【就労準備性を確認する質問】
・(就労移行支援事業所などの訓練機関に通っている場合)通所状況は安定していますか?
・服薬管理はご自身でできていますか?
・主治医からは働くことに関して問題ないと言われていますか?
・生活リズムは安定していますか?
・ストレスがたまった場合、相談できる人はいますか?
・困ったことやわからないことがある場合、自分から相談することはできますか?
特に、主治医の意見は非常に重視されますので、
勤務可能か、勤務時間はどうするのか(フルタイム・短時間勤務等)について
話し合っておきましょう。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、障害者雇用枠と一般雇用枠の面接の違いを中心にご紹介していきました。
障害者雇用枠の面接では、過去の失敗経験や自分の障害をどのように理解し、
受け入れているかが重要です。
次回は、「では面接に向けてどのように対策していけばよいのか?」というところを
お伝えしていきますので、ぜひ次回もご覧ください!
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