発達障害と睡眠について
こんにちは。生活支援員(心理師)の近藤です。
皆さんはよく眠れていますか?(…私は時々スマホか書籍を片手に寝落ちしています😌)
今回の記事は5分程、お時間を頂けますと幸いです。
“生活リズムを整える”という言葉は安定就労を目指す時によく耳にしますね。
それは“睡眠”を整えることも含まれます。
睡眠のお困りは以下の4つに分類されます。
・入眠困難 寝つきが悪く中々寝付けない
・睡眠維持困難(中途覚醒) お手洗いでもないのに睡眠中にパッと目が覚める
・早朝覚醒 予定していた時間よりも早く目が覚めてしまう
・熟眠困難 充分寝たけど、疲れが取れていない・日中の眠気・集中できない
(熟眠困難は場合によっては朝の起きにくさに影響する場合も)
※その他にも起立性調節障害などで朝に起きにくい場合などもありますのでお困りの方は自己診断だけでなく、正しい診断や支援の為に必ず専門機関にご相談ください。
こういった睡眠のお困りと発達障害はどう関係するのでしょうか?
一つの例として
まず発達障害の特性によっては①目の前のご褒美に振り回されてしまう。
また②先行きの見通しの持ちにくさ等の要因が挙げられます。
例えば“つい楽しいから寝る前にスマホを弄り過ぎてしまった”という状況。
こういった寝る前に光刺激を浴びる行動は、眠気や熟眠感を減少させてしまいます…
ですが発達障害特性によって①“目の前のご褒美(スマホの楽しさ)”に振り回される。
そして楽しい事への衝動的で持続的な行動に繋がる…
一方で②将来的に起こり得るよろしくない結果(例:日中眠くて仕事でミス。朝起きられない等)への見通しの持ちにくさや想像しにくさも合わさります。
睡眠の質が下がる行動を知らず知らず…もしくは分かっていてもつい行動してしまうことが発達障害特性が強いほど起こり得ます。
では睡眠の質を上げるためにどう対処していけばいいのでしょうか?
一つのご提案として“楽しい”を得つつも熟眠を妨害する光を除去することに注目してみましょう。
楽しみが急に無くなると落ち込みや苛立ちに繋がるし、つまらなくなるのでやりたくないと思いませんでしょうか。
なので光刺激少ない別の楽しみに置き換える(例:漫画・小説、お絵かき、ラジオ、音楽、天体観測、ストレッチ、詩、カフェインレスのハーブティー、アロマ、ヨガ、日記、その日の良かった出来事を思い出す、その他…)方法などもあります。
ただし上記はあくまで一例です。
お困りの状況によって手段が変わります。
また上記の事例に対しても異なる対処方法はいくつか存在します。
就労したいけど睡眠リズムが整わない。などについてもお悩みの方がいらっしゃいましたらお近くの心療内科や子ども若者サポートセンター(名古屋は15∼39歳まで)にご相談されることをお勧めします。
ディーキャリアは発達障害に特に細やかな支援をしております。
そして併存する事の多い二次障害の一つの睡眠障害に対してもそれぞれの状況に合わせてサポートさせていただきます。
あなたのお困りごとを、よろしければお手伝いさせて頂けますでしょうか?
ディーキャリア千種オフィスでは相談を含めた見学・体験を無料でおこなっております。
いつでもお気軽にご連絡ください。
本人だけでなくご家族の方のご相談もお待ちしております。
ディーキャリア千種オフィスに通っている他のご利用者達やスタッフと一緒に理想の就労に向けて一歩ずつ進んでいきましょう!
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