対策②忘れ物・失くし物が多い → 忘れる前提で、デジタルも活用して対策

私はもう「何をしても絶対忘れる」という前提で対策しています。例えば、ハンカチやティッシュ、ペンなどの小物類は「バッグを替えたときに移し替えし忘れる前提で、全部のバッグに同じモノを入れておく」という感じです。

私も、小物類や化粧品は同じような対策をしています。
そう言えば、先日スマートウォッチのおかげで、スマホを忘れずに済んだことがありました。スーパーで買い物して、袋詰めしたときにスマホを置き去りにしちゃったんですが、駐車場でスマートウォッチに「スマホと距離が離れています」って通知が来て、気が付くことができました。

最近は便利なツールが増えましたよね。「忘れ物防止タグ」を使えば、財布の置き忘れなんかにも対策ができそうです。財布やスマホのような「一つしかないもの」は、デジタルツールをうまく使って対策すると良さそうですね。
そういえば私、財布やスマホを忘れたことがあまりないんです。何でだろうって考えたんですが、「男性ならでは」の理由があるのかもしれません。

というと?

男性の服って、ポケットがいっぱいあるじゃないですか。私はいつも、スマホはズボンの左ポケットに、財布はジャケットの内ポケットに入れるようにしているので、入ってないと逆に違和感があるんですよ。「あれ?いつもと重さが違うぞ」みたいな。

なるほど、「重さで気づける」っていいですね。たしかにそれは、男女の差があるかもしれない。私の父も、いつもズボンのお尻ポケットに財布を入れていたなぁ。女性の服装だと、そういうのはなかなか難しいですからね。
“身に付けるもの”って、働く環境によっても取れる対策が変わってきそうですよね。例えば、無くし物をしないように「財布をベルトにチェーンで付ける」「スマホをネックストラップで首から下げる」といった対策は、学生時代ならファッションだと見てもらえますが、社会人になったらマナー上NGな場面もありますし。

スーツを着なきゃいけない職業だったらチェーンをぶら下げるわけにはいきませんし、私用のスマートフォンを首から下げておくのも、職場によってOK・NGが別れそうです。

合理的配慮として、身に付けることを許可してもらえるよう会社に相談する、という方法もなくはないと思いますが、そんなことまで合理的配慮を求めていいのか、とも思いますしね…。
いくら「特性への対策だ」と言っても、“社会人としてマナー”や“職場環境”、“周囲の人たちとの関係性”など、いろんな理由でできないこともありそうです。

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