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ASD(自閉症スペクトラム障害)における『他者視点の低さ』と共に『働く』

みなさんこんにちは。ディーキャリア草津オフィスの中川です。
ディーキャリア草津オフィスでは、ASD(自閉症スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動性障害)など特性を持つ方々がより良い職場環境で働けるよう、さまざまなサポートをおこなっています。
10月23日には見学イベント無料個別相談会も開催しますので、ぜひご参加ください。

ASDと『他者視点の低さ』について

ASDの特徴の一つに『他者視点の低さ』があります。これは、他人の気持ちや意図を理解することが難しいことを指します。この特性が原因で、ビジネスシーンでは『空気が読めない』と言われることが多いです。

なぜ『空気が読めない』と言われるのか

非言語コミュニケーションの理解不足:表情やジェスチャー、声のトーンなどの非言語的なサインを読み取るのが難しいため、周囲の期待や感情を察することに苦手さを感じる人が多いです。

社会的ルールの理解不足:暗黙のルールや慣習、明文化されていないことを理解するのが難しく、適切な行動をとるに苦手さを感じる人もいます。

自己中心的な視点:自分の興味や関心に集中しすぎて、他人の視点や感情を考慮するのに難しいことがあります。また、他者の視点を持つことが難しく、他者が別の感情や考えがあるということに気づかない方もいます。

ビジネス上で起こりやすいケースと対策

ケース:1会議中の発言
事例
会議中に話題と関係のない発言をしてしまい、周囲から「空気が読めない」と思われる。

対策
会議前に議題を確認し、発言する内容を準備する。
発言する前に一度深呼吸し、話題に関連しているか確認する。

ケース2:メールのやり取り
事例
メールでのやり取りで、相手の意図を誤解し、適切な返信ができない。
対策
メールの内容をよく読み、相手の意図を確認する。
不明確な点があれば、直接確認するか、上司や同僚に相談する。

ケース3:チームワーク
事例
チームワープロジェクトで、自分の意見を強く珠塗油しすぎて、他のメンバーとの摩擦が生じる。
対策
他のメンバーの意見を尊重し、聞く姿勢を持つ。
自分の意見を述べる前に、他のメンバーの意見を確認する。

まとめ

参考になったでしょうか?
ASDの特性による『空気が読めない』という困りごとは、自身の特性を理解した上で適切な対策を取る事で改善することができます。
ディーキャリア草津オフィスでは、こうしたお困りごとに対する具体的なサポートを提供しています。
10月23日の見学イベントと、無料個別相談会では、実際のサポート内容を体験し、専門スタッフに相談する事ができます。
ぜひご参加ください♪