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一人称(利用者3分間スピーチ)

みなさんこんにちは。ディーキャリア草津オフィス中川です。
ディーキャリア草津オフィスのプレゼンテーション訓練の一環として、朝礼時に3分間スピーチをしています。(もし、就労移行支援事業所がどんなところか知りたい方は⇒ディーキャリア草津オフィスの1日を紹介します!①をぜひご覧ください!)
今日はその3分間スピーチを紹介したいと思います。

一人称

日本語には、さまざまな一人称が存在します。
現在、一般的に使われていものだけでも「私」「俺」「僕」の三種類があり、すべて含めると70以上の一人称が存在し、現在もネットスラングなどの形であらたな一人称が増え続けています。
なぜ日本語にはこんなにも多くの一人称が存在するのでしょうか?
大きな理由として、日本語が関係性をきわめて重視する言語であることが挙げられます。
英語など多くの外国語では丁寧な言い方や敬意を表す表現というものはあっても、日本語のように体系的な敬語がある言語は殆どありません。近代以前の中央集権化される前の言語と言うのは身分や地方によって違いがあるのですが、日本語は書き言葉において厳格な身分の差、性別差を設けていたのが特徴です。この言語における一種の身分意識が日本語に置いて一人称が増える大きな一因となっていきます。
敬語には敬意逓減(けいいていげん)の法則というものがあり、敬意を示す言葉は使われれば使われるほど、特別感が減ってしまい、敬意を表す意味が薄れていくということです。
例を出しましょう。
『貴様』という言葉は現代では相手をぶしつけ呼ぶ言葉ですが、貴も様も相手に敬意を表す言葉で、平安時代は身分の高い人びとを表す言葉でしたが、庶民に広がるにつれ乱暴な言葉に変化していきました。そうすると身分の高い人々は『そち』や『貴殿』と言った新たに敬意を表す言葉を作っていったのです。
一人称も同じことがおき、言葉が広がるにつれ新たな一人称が生まれるということを繰り返してきたわけです。さらにこれらは地方では方言という形に変化し、更に新たな一人称が生まれていく。こうした繰り返しの結果、日本語には無数の一人称が生まれたわけです。
近代になって利便性の都合から、言語は統一さ、身分差、性差、地域差というのはそれ以前に比べかなり小さな物になっており、公の場で使われる言語と言うのは変化は緩やかになったとされています。
しかし、日常的に使われる話し言葉、ネットスラングもめまぐるしい変化を続けており、今後も日本では多くの一人称、代名詞が誕生してくことでしょう。

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