大人の発達障害(ASD)職場での対応3選!!働きやすくするための対応は「情報の可視化」
「チーム業務が苦手で良かれと思って行ったことが裏目に出てしまう」
「分かりやすく説明したつもりなのに相手にうまく伝わらない」
「説明されたやり方より効率的なやり方を思い付き実行したあとなぜか指摘を受ける」
自分の意図とは違う結果になってしまい
困惑したり腹を立てたりしてしまう
自分なりに気を付けているはずなのにうまくいかない
他者ことを理解したつもりで
相手に配慮せずに業務を進めていたのかもしれません
また場合によっては「大人の発達障害」の可能性があります
今回は大人の発達障害の支援に特化している就労移行支援事業所
ディーキャリア柏オフィスの現役スタッフの私が【ASD・男性の特徴】についてお伝えします
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹
ディーキャリア柏オフィスの発達障害サポーターの大松です
ディーキャリア柏オフィスは発達障害の特性に応じた訓練プログラムを提供している
就労移行支援事業所です
発達障害(注意欠如・多動性障害ADHD 自閉症スペクトラム障害ASD 限局性学習障害SLD)
精神障害(うつ病、適応障害、パニック障害など)のある方などが在籍されております
専門知識のあるスタッフで運営しています
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹
目次
1.「仕事しはじめて辞めて」「仕事しはじめて辞めて」と繰り返し長く続かない
2.大人の発達障害かもしれない【ASD】自閉症スペクトラム障害
3.ASD【自閉症スペクトラム障害】とはどのような特性なのか
4.コミュニケーションやこだわりの特性に対しての対策
5.ASDでも働きやすくするために今すぐできること
1.「仕事しはじめて辞めて」「仕事しはじめて辞めて」と繰り返し長く続かない
チーム業務が苦手で良かれと思って行ったことが裏目に出てしまうことが多い
分かりやすく説明したつもりなのに相手にうまく伝わっていないことがよくある
説明されたやり方より効率的なやり方を思い付き、実行したあとなぜか指摘を受ける
というようなことが起こってしまう
「なぜか遭遇してしまう」ことや
「振り返ってみるとあてはまると感じる」方もいらっしゃるのではないでしょうか
会社の業務は1人で完結する作業はあまりありません
他者と業務を分担していくことが多いのです
「仕事」や「業務」だけをしていればいいのかというと
そうではないことの方が多いです
自分のとった行動が裏目に出てしまうことや
相手に情報がうまく伝わらないのは
他者を理解することに慣れていないことや
そもそも「他者を理解する」というルール設定が
他者とずれている可能性が高いです
「他者を理解する」といっても
人によって「他者を理解する」という世界観は異なります
・他者が仕事をやりやすい状態を作る=「他者理解」
・情報を相手がわかるように伝える=「他者理解」
・相手の状況をくみ取って業務をおこなう=「他者理解」
・気持ちをくみ取り業務をおこなう=「他者理解」
というように人によって「他者を理解する」という認識が異なります
またイメージにはなりますが
私たちは「2次元の世界」ではく「3次元の世界」になるので
平面的な面だけではなく奥行きや高さなどの面もあります
そもそも「他者理解」といっても様々な視点があります
人とのかかわりの中ですべての人に対して相手を知ろうとしても
物理的にも環境的にも時間的にも限りがあるので
他者の背景をすべて理解しようとすることは不可能です
ただ、仕事を進めていく上では
他者が何を求めているのかを明確にする必要があります
基本的には会社に所属していると
自分の評価だけではなく、他者の評価が必要だからです
「他者の評価」が直接的に給料や人員配置に関わっていきます
良かれと思って考えて行動することはすごく良いことですが
自分だけ良いと思っていて相手が良くないと思っていたら
それは他者評価だけの軸でいうと「悪いこと」になります
その認識を合わせるためのコミュニケーションが
とれているのか、とれていないのかで
結果が全く別の結果になるでしょう
「早とちりしてしまって」とか
「良かれと思って」とか
「いいと思ったんです」というのは
自己完結している状態になるので
コミュニケーションが取れていません
どうしてもズレが起こってしまうのであれば
報告連絡相談の回数が足りないことが原因の一つとして挙げられます
コミュニケーションに対してのとらえ方を変化させていくと
楽に業務を進めることができるかもしれません
2.大人の発達障害かもしれない【ASD】自閉症スペクトラム障害
発達障害の診断を求める人は近年増えています
幼少期に診断をされるのではなく大人になってから診断をされる方もいます
自身の特性や性質を知り対策をしている方も多いです
自らの特性を知ることは悪いことではありません
周囲に助けを求めることや他者に相談することによって
解決策を見つけることもあります
大人の発達障害に関しての
エビデンスのあるデータは
近年統計自体とられておりません
「大人の発達障害」という言葉がありますが
大人になってからはじめて自身の特性があることに気が付き
子供の時からではなく大人になり診断をされる方も増加傾向にあります
発達障害といっても
ADHD:注意欠如・多動性障害
ASD: 自閉症スペクトラム障害
SLD: 限局性学習障害
というようなもの以外にも
コミュニケーション障害
発達協調運動障害
常同運動障害・チック障害
アメリカの精神医学会による
(DMS-5【精神疾患の診断と統計マニュアル第5版】)では
神経発達障害(症)というカテゴリーで含まれる症状が定義されています
要するに多種多様な特性があります
一人ひとり特性は異なっており
特性が重複されている方もいれば
重複されていない方もいます
統計をデータ化するときに
どこまでの範囲で統計を取ることがいいのかという定義づけが難しく
発達障害全体でのデータはあまり多くありません
また発達障害として診断がされていない方もいます
いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる
特性は現れているが、診断する程度ではない
というようなこともあります
診断に関しては問診だけではなく知能検査WAIS-Ⅳ(ウェイス)や
脳波などの検査、近親者に対してのヒヤリングなどを行い
仕事の面や生活の面で困りごとが発生し
生きづらさを感じてしまう出来事があると
発達障害の診断がされます
もちろん特性の程度にもよるので
診断自体が難しいといわれています
発達障害は主に3つに分けられます
・ADHD(注意欠如・多動性障害)
・ASD(自閉症スペクトラム障害)
・SLD(限局性学習障害)
この中でSLD(限局性学習障害)は大人になってからの診断が難しいです
「大人の発達障害」を表す多くの場合
ADHD(注意欠如・多動性障害)とASD(自閉症スペクトラム障害)
のことを示すことが多いです
3.ASD【自閉症スペクトラム障害】とはどのような特性なのか
ASDの特性
・社会的コミュニケーションの障害
・興味の偏り、創造の困難などがおもな特性になります
社会的コミュニケーションの障害
ASDの方はコミュニケーションの方法が独特になる傾向があります
幼少期の頃の言葉の遅れや逆さバイバイなどが特に顕著で
大人になってからは会話の中での認識のズレや
チーム業務の中での周囲とのすれ違いなどの特徴がみられる傾向があります
興味の偏り
ASDの方は自分が興味のあることに対して非常に積極性を見せますが、興味がないことに対しては一転して受動的になる傾向があります。あまり興味ない仕事をさせられると途端に指示待ち状態になってしまう方も多いです
想像の困難
ASDの方は他者との交流の中で相手の言葉をそのまま受け取ってしまったり
自分の行動が相手にどういう影響を与えているか
今どんな状態かを把握することに苦手を持っていたりすることも多いです
会話をするときに一方的に話してしまったり
相手の意図をうまくくみ取ることができなかったりします
有名なたとえ話に「お風呂を見てきて」といわれて
ただ風呂場を見て帰ってきたなんて話があります
浴槽に十分湯が張っているか、温度は大丈夫か、もしそうでないなら対処をしてほしい
というような内容を「お風呂を見てきて」という言葉に意図として込めているのですが
この意図を読み取れずに
ただ風呂場を見てくるだけで終わってしまうという話です
周囲の理解を得ることができれば
裏の意図を含めて説明してもらうことで対処することもできます
幼少期から診断をされている方は自身の特性を
自覚して理解する環境があり
これまでの生活の中で対策を学生期の他者との関わりの中で
習得できる場合が多く支援を受けている方もいます
大人になってからASDと診断をされている場合
今まで何となく周囲との齟齬があったのかもしれないと思っていても
意識的に周囲との齟齬による特性を認識していないので
大人になってからはじめてASDと診断されている方は
自己受容→自己認識→他者理解→特性に対しての対策
という順序を経た上で対策を行うと
自己対処が上手くいくことがあります
発達心理学の考え方だと
幼少期→少年期→青年期→壮年期
という周りの環境の変化の中で自我や他者理解を深めていきます
自分の特性を受け入れて自己認識をしている状態で
周りの環境の変化の中で自己成長をおこなった場合と
自身の特性を認識があまりないまま
周りの環境の変化の中で自我が曖昧なまま他者との関係性を深めた場合では
特性に対しての対処事態への取り組む姿勢が異なります
結果、大人になってからASDと診断をされた方は
特性に対しての自己対処が確立していない傾向が高いです
ただし、ASDによる特性は自分では認識がしづらく
幼少期から診断されていた場合でも十分に自己理解が行えていないケースもあります
また環境の変化により
自身の特性が顕著に顕在化してしまうことが多いです
特に大人になり自立した生活環境になると
責任の重さが異なります
学生の時は問題になることはなかったはずなのに
大人になり、何かしらの業務を任されたとき、伝達などに齟齬が生じることが多発し
周囲から距離を置かれるようになったり、上司から指摘を受けることが多くなったりします
その結果、自分を責めててしまいます
場合によってはうつ病や適応障害になってしまいます
自閉症スペクトラム障害(ASD)とは
社会的コミュニケーションの障害や興味の偏り想像の困難などを特徴とする障害です
自閉症スペクトラム障害(ASD)を持つ人の特徴は皆一様の色を示すわけではなく
スペクトラム(連続体)の名が示す通りその特徴はグラデーション状を示し
一人ひとりその濃淡が異なります
そのメカニズムは完全には解明されておらず
ASDの特徴の一つである社会的コミュニケーションの障害について
関連した脳機能なども研究されているものの
いまだ有効な治療法は確立されていません
これら脳機能の先天的な偏りは病気ではなくあくまでも特性になります
幼少期から自身の特性に対して自覚していれば
大人に成長するとともに緩和されることもあります
4.コミュニケーションやこだわりの特性に対しての対策
事例を使って特性に対しての対策をお伝えします
・チーム業務・活動の苦手への対策
チーム業務が苦手で良かれと思って行ったことが
裏目に出てしまうことが多いなどチームへ貢献するつもりで
行った行動が意図しない結果を招いてしまう
その要因の一つとして確認を取らずに
行動してしまったことが原因となっていることも多々あります
具体的な対策としては
何か行動を起こすとき必ず判断できる人に許可を取っておくことが有効です
相手に声掛けをしっかり行うのも大切です
・やり取りにズレが出てうまくかみ合わない
分かりやすく説明したつもりなのに相手に
うまく伝わっていないことがよくある
自分と相手の視点や認識に相違があることが理由です
自分はAについて話しているつもりなのに
相手はBの事だと思っていた、という風に
同じものについて話しているつもりでも認識の相違が起こると
すれ違いにより話がかみ合わなくなってしまうことが原因です
対策としてはしっかりと固有名詞を使って話を伝達することで解消できる場合もあります
お互いの認識がずれていても固有名詞を使ったタイミングお互いにそれに気づく事ができるためです
・自分流で物事を進めてしまう
説明されたやり方より効率的なやり方を思い付き
実行したあとなぜか指摘を受ける、なんてことが例として挙げられます
往々にして仕事のやり方というものはたとえ非効率であっても
何らかの理由があってそのやり方になっている場合があります
急にやり方を変えた場合他の社員の混乱を招くケースがあります
どうしてもその非効率さが気になるのであれば一度その理由を考えてみてください
それでももし
理由が分からなかった場合
まず判断できる人にきちんと確認をとって
許可を貰ってから実行するのが望ましいでしょう
5.ASDでも働きやすくするために今すぐできること
日々の会話の中で相手や周囲とズレてるかどうかを
定期的に確認するのが有効です
紙に書き出したりして情報を整理してみてもいいでしょう
インターネットでASDの方の体験談などを調べたりして
自分にあてはまる困りごとやその解決法を参考にしてみてもいいでしょう
ただし自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断は非常に困難であり
専門の医師による診断が必要です
インターネット上にある診断ツールなどの自己診断だけで
結論付けるのは非常に危険であり推奨できません
もし自分だけで対策するのが難しい場合は
近親者に相談したりして助けてもらうとよいでしょう
発達障害の方は比較的
得意なことと不得意なことの差が大きいので
自分自身だけの能力で平均的になるのではなく
不得意なことはサポートしてもらい
あなたの得意な部分を自分でさらに進化させていくことで
自分自身の自己重要感にもよい影響を与えることができます
日常生活の中で
少しでもサポートを得られる環境であれば
ストレスなども少なくなるのではないでしょうか
うつ病・双極性障害・適応障害・睡眠障害などの二次障害を
周りのサポートをもらうことで回避できることもあります
自分自身で特性に対しての対策や対応するという視点だけではなく
あなたにとってよいバランスを保てる環境を作ることも大切です
ディーキャリア柏オフィスでは
長期就労に向けて自立するための取り組みを行っています
福祉的視点と企業視点をバランスよく
一人ひとりに合う形で提供して
長期就労につながる形での支援を行っています
就労支援事業所ディーキャリア柏オフィスでは
日々の活動や実習などの体験を通じて
そういった特性に対しての認識や
対策や予防策をしっかりと明確にした上で
長期就労に結びつくための訓練を通じて
新しい世界観や価値観を学ぶ場所になります
ディーキャリア柏オフィスで取り組めること
実際の職場の環境に近い状態で
合理的配慮の視点でも特性検証の視点でも
訓練を実施して長期就労を目指すことができます
あなた自身の働きたいを実現するために
効果のある方法や対策などを実施することができます
3つのコースを通じてそれぞれの特性に合う方法を伝えています
各コースの詳細は下記よりご確認ください
3つのコースだけではなく他の取り組みも実施しています
ディーキャリア柏オフィスの詳細や
雰囲気を知りたい方は
こちらをクリックしてください
←
←ディーキャリア柏オフィス
←
【就労移行支援事業所 ディーキャリア 柏オフィス による説明】
ディーキャリア柏オフィスは、千葉県柏市「柏駅」にある就労移行支援事業所です
発達障害の特性による働きづらさをフォローする「働き続けるためのプログラム」と
自分の価値観や適職を見極める「やりがいを見つけるためのカリキュラム」で
就職後職場定着率100.0%(2021年度実績)を実現しています
[やりがいを感じられる仕事探し]×[あなたらしい働き方探し]を
私たちディーキャリアとともに目指しませんか?
あなたの「働きづらさ」について、ぜひ聞かせてください
無料体験・相談会も受け付けております。まずはお気軽にお問い合わせください
お問い合わせや体験など
話を聞いてみたい方や、聞いてほしいなという方も
直接柏オフィスに来られる場合は
日程調整させていただきます
お気軽にお問い合わせください
お問い合わせは↓↓↓↓↓↓↓クリックしてください
オフィス情報 へお進みください
スクロールしていただき
そのページにある【オフィス直通お問い合わせフォーム】より
初回面談のご希望の日程とお名前など記入の上
確認するを「ポチっと」クリックしてください
前回の記事
大人の発達障害【ADHDの女性の特徴】不注意に対しての3対策で働きやすくする方法
人気の高い記事はこちら
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹
ディーキャリア柏オフィス
〒277-0005
千葉県柏市柏3丁目6-23 柏ツインビル1(5F)
■電話:04-7157-0035
■メール:kashiwa2@dd-career.com
凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹凸凹
柏オフィスのブログ一覧
オフィス情報
柏オフィス
- アクセス
- JR常磐線/東武アーバンパークライン「柏駅」東口より徒歩5分
- 電話番号
- 04-7157-0035