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大人の発達障害【ADHDの女性の特徴】不注意に対しての3対策で働きやすくする方法

忘れ物をしてしまう
家事を段取りよくこなすことが苦手
仕事をしていても抜け漏れが多い

自分では気を付けているつもりなのに
上手くいかないことが多い

いろいろと対策を自分なりに取っているのだけれど
気が付いたらなにかしらやらかしてしまっている

もしかしたら発達障害の可能性があります
今回は大人の発達障害【ADHD・女性の特徴】について
対策や対応についてもライティングしています

これから社会で働きたい方や
働きやすさを追求したい方は参考にしてみてください

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ディーキャリア柏オフィスの生活支援員で発達サポーターの大松です
ディーキャリア柏オフィスは発達障害の特性に応じた
訓練プログラムを提供している就労移行支援事業所です

発達障害(注意欠如・多動性障害ADHD 自閉症スペクトラム障害ASD 限局性学習障害SLD)
精神障害のある方などが多く在籍されております
専門知識のあるスタッフで運営しています

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目次
1.大人の発達障害かもしれない
2.ADHDとはどのような特性なのか
3.衝動買いや不注意の特性に対しての対策3選
4.ADHDでも働きやすくするために今すぐできること

1.大人の発達障害かもしれない

忘れ物をしてしまうことが多い
衝動的に行動してしまう
優先順位を決めることが苦手


というようなことに苦手を感じている人や
あらためて考えてみるとそうかもしれないと
感じてしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか

発達障害の診断を求める人は近年増えています
幼少期に診断をされるのではなく大人になってから診断をされる方もいます
自身の特性や性質を知り対策をしている方も多いです
自らの特性を知ることは悪いことではありません

周囲に助けを求めることや他者に相談することによって
解決策を見つけることもあります

大人の発達障害に関しての
エビデンスのあるデータは
近年統計自体とられておりません

「大人の発達障害」という言葉がありますが
大人になってからはじめて自身の特性があることに気が付き
子供の時からではなく大人になり診断をされる方も増加傾向にあります

発達障害といっても
ADHD:注意欠如・多動性障害
ASD: 自閉症スペクトラム障害
SLD: 限局性学習障害


というようなもの以外にも
コミュニケーション障害
発達協調運動障害
常同運動障害・チック障害

アメリカの精神医学会による
(DMS-5【精神疾患の診断と統計マニュアル第5版】)では
神経発達障害(症)というカテゴリーで含まれる症状が定義されています

要するに多種多様な特性があります
一人ひとり特性は異なっており
特性が重複されている方もいれば
重複されていない方もいます

統計をデータ化するときに
どこまでの範囲で統計を取ることがいいのかという定義づけがむずしく
発達障害全体でのデータはあまり多くありません

また発達障害として診断が方もいます
いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる
特性は現れているが、診断する程度ではない
というようなこともあります

診断に関しては問診だけではなく知能検査WAIS-Ⅳ(ウェイス)や
脳波などの検査、近親者に対してのヒヤリングなど行い
仕事の面や生活の面で困りごとが発生し
生きづらさを感じてしまう出来事があると
発達障害の診断がされます

もちろん特性の程度にもよるので
診断自体が難しいといわれています

2.ADHDとはどのような特性なのか

発達障害は主に3つに分けられます
・ADHD(注意欠如・多動性障害)
・ASD(自閉症スペクトラム障害)
・SLD(限局性学習障害)


この中でSLD(限局性学習障害)は大人になってからの診断が難しいです
多くの場合「大人の発達障害」を表す場合
ADHD(注意欠如・多動性障害)とASD(自閉症スペクトラム障害)
のことを示すことが多いです

ADHDの特性
衝動性・多動性
不注意
またはその両方が主な特性になります

幼少期から診断をされている方は自身の特性を
自覚して理解する環境があり
これまでの生活の中で対策を学生期の他者との関わりの中で
習得できる場合が多く支援を受けている方もいます

大人になってからADHDと診断をされている場合
今まで何となく不注意があったのかもしれないと思っていても
意識的に不注意による特性を認識していないので

大人になってからはじめてADHDと診断されている方は
自己受容→自己認識→他者理解→特性に対しての対策
という順序を経た上で対策を行うと
自己対処が上手くいくことがあります

発達心理学の考え方だと
幼少期→少年期→青年期→壮年期
という周りの環境の変化の中で自我や他者理解を深めていきます

自分の特性を受け入れて自己認識をしている状態で
周りの環境の変化の中で自己成長をおこなった場合と

自身の特性を認識があまりないまま
周りの環境の変化の中で自我が曖昧なまま他者との関係性を深めた場合では
特性に対しての対処事態への取り組む姿勢が異なります

結果、大人になってからADHDと診断をされた方は
特性に対しての自己対処が確立していない傾向が高いです

また環境の変化により
自身の特性が顕著に顕在化してしまうことが多いです

特に大人になり自立した生活環境になると
責任の重さが異なります

「忘れ物」一つにしても
学生であればそこまで責任問題になることはありませんが
大人になり、何かしらの支払いを忘れてしまったとしたら

事実としては「忘れ物」ということでも
大人か子どもかで責任の大きさが異なります

物事によって責任の重さは異なりますが
おおごとになってしまう可能性は大人の方が高いです

そもそもなぜそのような不注意が起きてしまうのかというと
脳機能の特性
状況を読むことや人の気持ちを想像すること
感情表現、情動や共感・自己認識に関する働きに偏りがあると考えられています

ADHDの特性の一つである多動傾向
ブレーキ役の前頭葉の働きが弱いのではないかということも指摘されています

これら脳機能の先天的な偏りは病気ではなくあくまでも特性になります
幼少期から自身の特性に対して自覚していれば
大人に成長するとともに緩和されることも多くあります

ADHDの特性の主な症状
多動・衝動
不注意またはその両方を併せ持っています

大人の女性のADHDの特性上
大人になる過程の中で多動・衝動に対しては症状が緩和されたり
努力をして対策をされていることが多いです

不注意に関しては気を付けているけれど
何に対してどのように対策をしていけばいいのか理解することを
考える環境がなかったり
どのように整理をすればいいのかが具体化されていなかったりと
原因はさまざまで一人ひとり異なります

「物事を忘れてしまう」
「家事を段取りよくこなせない」
「衝動買いがおおい」
「予定を詰め込みすぎる」

というような事が起きたりすることが多いです

3.衝動買いや不注意の特性に対しての対策3選

対策や対応事例は一人ひとり異なることが多いですが
事例を踏まえて特性に対しての対策をお伝えします

・衝動買いへの対策
衝動的に買い物をしてしまう
そう話されるのは相談者Cさんの事例

普段は節約などをしっかりとされ、コツコツお金を貯めるのですが
不意に不安から解放されているときに
気持ちの面で解放されてしまい
パソコンを見ながら欲しいものを「ポチって」しまうことがある

節約しているし、普段はどちらかというと不安があり
お金も大切にしている
たまに気持ちに余裕があったり
給料日に「大丈夫でしょ」という感覚で

高額な商品を買いリボ払いを組んでしまったり
分割を支払いを組んでしまったりしてしまう

他者の助けが必要になってしまうぐらい
生活が出来ない状態になってしまうこともたまにあるということがあるそうです

今は自分で対策をして
自分でコントロールができている状態ですが
当時の状況としてはかなり悲惨だったと語られていました

Cさんの特性に対しての具体的な対策は
衝動買いをできない環境を作ることを徹底されました

以前の状態は衝動的にスマートフォンなどで
画面をクリックすればすぐに商品を購入することが簡単にできる状態であった
結果的にボタンをクリックすることが容易であった

問題になっていることは
商品を購入してしまい生活と自身の欲求とのバランスがあいまいになり
自立した生活が送りにくくなることになりますが
商品を購入しづらい状態を作ることで
衝動的な気持ちなってしまったとしても

すぐに購入できない状態を作るために
スマートフォンやパソコンのクレジットカードの情報を
すべて削除しすぐに購入できない状態を作ったそうです

また何か日用品以外の商品を購入する際には
必ず他者に相談をすることをマイルールに設定して
商品を購入するという行動になる前に
ワンクッションを必ず行うようにしました

今では生活必需品以外の商品購入は
衝動的になっていない状態を継続されているとのことです

・不注意 忘れものに対しての対策
気が付いたときには忘れてしまっている
たまに忘れてしまったことを忘れてしまうことがある
そう話されれるのは相談者Dさんの事例

整理整頓が苦手で物を失くしてしまうことがある
私生活では大事な書類や物を保管しておく場所を確保していくこと
多少散らかるのはしょうがないと割り切っている

ただ仕事の面で散らかっていると周りの迷惑になってしまうので
デスク周りの整理整頓やパソコンのデスクトップなどは
必ず整理をする時間を作っているということでした

業務としてのタスクとして
整理整頓することを義務化することで
周りへの影響が出ないようにしている

・優先順位が決められないことに対しての対策
ルーチンワークで決まっていることに関しては
数が多くない限りは対応できるけれど

突発的な依頼や
今まで行っていなかったシーズンごとの業務があると
混乱してしまい何からやればいいのか優先順が
つけられなくなってしまうとのこと

結果、自分の気になっている業務を進めてしまう
他に期日が決まっている業務があったとしても
見落としてしまう、忘れてしまうなどの問題が起きてしまう

そのようなことが起きてしまう時は
必ず「余裕」がなかったり「混乱」しているので
余裕を作ったり混乱が起きないように
タスクの洗い出しをしています

タスクを可視化できるように紙に書き出し(付箋などが有効)
すべてのタスクと期日を確認して
どのタスクをどのように進めていくのか

並び替えながら優先順位をきめて
業務に入るとやるべきことが明確になっているので
優先順位を間違うことなく
また混乱せずに業務をこなすことができると言っていました

衝動性や不注意の特性が起因してしまうと
優先順位が決められないという問題ではなく
いま何をどのように行う必要があるのかという
タスクの認識が出できていない(忘れてしまっている)ことがあり

一度整理して考えて業務を進めていたはずなのに
いつの間にか予定していたプラン以外のことを進めてしまっていたと言っていました

どれだけタスクの整理をして
スケジュールを立ててみても
いつも気が付いたら予定以外のことに取り組んでいたそうです

そのことに気が付いてからは
決まった時間ごとにスケジュールを確認をしながらタスクを進めているそうです
スケジュールを確認することをタスクの一つに入れることで
大幅なずれや、まったく異なったことをしていたということが
少なくなったと言っていました

4.ADHDでも働きやすくするために今すぐできること

以前、ディーキャリアを利用されていたGさんが答えてくれました

基本的な生活習慣の重要性に関して
ディーキャリアで学び
必要性を認識して習慣化することができている

まだ生活習慣が整っていない方におススメなのは
睡眠時間を確保すること

睡眠時間が安定していないと
仕事中に眠くなってしまったり
集中力を保つことができないです

不注意がケアレスミスにつながってしまう
注意散漫になってしまい集中できない
衝動的に動いてしまうなどは
身心が安定している状態であればコントロールしやすいですが
身心が安定していないとコントロールが難しくなります

仕事が終わり家に帰ると
突発的になにかやりたくなってしまいます
好きなことをやる時間は大切なのですが

好きなことをやるにもお金は基本かかります
安定的な就職が出来ないと
収入が不安定になり好きなこともやりづらくなってしまいます

また休日のオンオフを切り替えることも
安定的に長期的に就労するためには大切です

やりたいこととやっておいた方がいいことの
バランスを取りきっちりと仕事に向き合える状況を意識的に
作ることが長期就労のためには必要なことです

自分だけでコントロールがむずかしい場合は
近親者に相談したり助けてもらうとよいでしょう

発達障害の方は比較的
得意なことと不得意なことの差が大きいので
自分自身だけの能力で平均的になるのではなく
不得意なことはサポートしてもらい

あなたの得意な部分を自分でさらに進化させていくことで
自分自身の自己重要感にもよい影響を与えることができます

日常生活の中で
少しでもサポートを得られる環境であれば
ストレスなども少なくなるのではないでしょうか

うつ病・双極性障害・適応障害・睡眠障害などの二次障害を
周りのサポートをもらうことで回避できることもあります

自分自身で特性に対しての対策や対応するという視点だけではなく
あなたにとってよいバランスを保てる環境を作ることも大切です

ディーキャリア柏オフィスでは
長期就労に向けて自立するための取り組みを行っています

福祉的視点と企業視点をバランスよく
一人ひとりに合う形で提供して
長期就労につながる形での支援を行っています

就労支援事業所ディーキャリア柏オフィスでは
日々の活動や実習などの体験を通じて

そういった特性に対しての認識や
対策や予防策をしっかりと明確にした上で

長期就労に結びつくための訓練を通じて
新しい世界観や価値観を学ぶ場所になります

ディーキャリア柏オフィスで取り組めること
実際の職場の環境に近い状態で
合理的配慮の視点でも特性検証の視点でも
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