「理解を深めよう!HSPと発達障害の類似点と相違点」
HSPという能力についてお話ししましょう。
HSPとは、Highly Sensitive Personの略称で、繊細であるという気質を持っている人たちのことを指します。身近な人には「繊細さん」とも呼ばれています。繊細な心を持っているため、周囲の刺激に敏感になりやすい傾向があります。
このような方は、五人に一人が該当すると言われており、発達障害との類似性も指摘されているため、自分がHSPに該当するのではないかと感じている方も多いかもしれません。
そこで今回は、HSPの4つの特徴と、発達障害との関係性について解説していきます。
1つ目としてまず、HSPの特徴として挙げられるのが「物事を深く処理する」という点です。
HSPのある方は、物事を深く処理する特徴があるため、単に表面的なことだけでなく、本質的なことについて深く考える傾向があります。また、自己啓発や哲学、スピリチュアルのジャンルが好きな方が多く、自分自身についても深く考えることが多いため、内向的であると言えます。
二つ目の特徴は、「刺激に敏感である」という点です。HSPの方は、五感が鋭敏で、音、光、匂い、味、触感など、あらゆる刺激に敏感に反応する傾向があります。また、大勢の人がいる場所や、騒音がある場所など、刺激が強い環境にいるとストレスを感じやすく、身体的な不調を起こすことがあります。
三つ目の特徴は、感情が豊かなことです。HSPの方は、自分自身や他人の感情に敏感であり、感情表現が豊かです。そのため、感受性が豊かで、美しいものや悲しいものに深く感動し、感情移入しやすい傾向があります。また、自分自身の感情を素直に表現することができ、感受性豊かな人間関係を築くことができる傾向があります。
四つ目の特徴は、過剰な情報処理をすることです。HSPの方は、周りの刺激に敏感であり、刺激を処理する能力が高いため、情報処理を過剰にしてしまうことがあります。そのため、情報過多になると、ストレスを感じやすく、疲れやすい傾向があります。
以上が、HSPの4つの特徴です。
これらの特徴があるため、HSPの方は、ストレスを感じやすく、疲れやすい傾向があります。また、発達障害との関係性については、HSPとASDやADHDの間には関連性があるとされています。
しかし、HSPはASDやADHDではありませんので、区別する必要があります。
また、HSPは発達障害ではありませんが、発達障害のある方にもHSPの特徴がある場合があります。
HSPの特徴を理解することで、自分自身や周りの人を理解し、適切なサポートをすることができます。また、HSPのある方がストレスを感じやすく、疲れやすいため、適度な休息やストレス発散をすることが大切です。
内向的で繊細な人もいれば、外交的で繊細な人もいます。
ただし、核となる気質は一緒だということです。内向的な人が多いと思われるHSP(高感度の人)の割合は、実際には内向的が70%、外交的が30%です。これは、意外な数字かもしれません。
ASD/ADHDであっても、特徴の表れ方は人それぞれに違いがあります。
今回は、考え方の違いについて解説します。
まず、ASDのある人の物事の考え方として、0か100思考と言われることが多いです。
自分の中での判断基準がすごく明確で、良いものは良い、ダメなものはダメというように考えます。
また、ある大学の研究員によると、ASDのある方は真面目で思慮深いという強みがあります。
思慮深いからこそ、用意周到に計画を練って仕事を進めたり、丁寧に仕事を行うという強みがあります。また、ルーティンを大切にするという考えもあります。以上のことから、完璧主義の方も多くいらっしゃると言われています。
次に、ADHDのある人の考え方は、一つのことにこだわらず、いろいろなことに興味を持って物事を進めていく傾向があります。ASDのある方が知る深いのに対して、ADHDのある方は思い立ったら行動する傾向があるので、非常に行動的という強みがあります。
次に、HSPのある人の考え方ですが、周りの刺激に対する感覚が敏感なため、周りの人からの評価を気にする方が多いです。自分が作成したものや発表するものがまわりの人からどう評価されるのかをすごく気にしたり、周りの人からの期待に応えようとする傾向があるため、ASDのある方同様に、完璧主義の方が多いと言われています。
ちなみに、全国のHSPのある方に向けたあるアンケートによると、約50%の方が自分で完璧すぎると思うと答え、約30%の方が周りから完璧主義だと思われていると答えています。
このように、異なる気質の人々がそれぞれ持つ個性的な特徴を理解し、受け入れることが大切だと言える。
また、これらの気質は生まれつきのものであるため、変えることはできないと考えられています。しかし、気質によって生じる悩みや問題には対処する方法があり、適切なケアを行うことでストレスを軽減することができます。
例えば、HSPの場合、ストレスを感じやすく、強い感情や刺激によって過剰に反応してしまうことがある。このような場合、自分自身の感情や思考を客観的に見ることができるマインドフルネスや、自己肯定感を高めることができるセルフトレーニングなどが有効です。
ADHDの場合は、集中力が続かず、行動に移すことが難しいことがある。このような場合には、行動を計画的に進めることができるコグトレや、認知行動療法がおこなわれることがあります。
最後に、異なる気質の人々が共存する社会においては、相手の気質を理解し、受け入れることが大切である。また、自分自身の気質を理解し、自分に合ったケアを行うことで、ストレスを軽減し、より良い人生を送ることができると言えます。
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