「がんばれば、何とかできる」に要注意!〜過剰適応とは〜

3. 自分と周りとのバランスを取り、健康で長く働いていくためには

自分と周り、両者のバランスを取ったコミュニケーション方法は、“アサーション(アサーティブコミュニケーション)”と呼ばれています。アサーションをおこなうためにはいくつかの方法がありますが、その一つが“アイメッセージ”(I messege)です。

アイメッセージとは、会話をするときに「あなた(You)」ではなく「わたし(I)」を主語に言いかえて話す、というものです。

  • アイメッセージの例:相手の意見に反対である場合
  • ・「あなた」が主語:あなたの意見は、間違っています。
  • ・「わたし」が主語:わたしの意見は、あなたとは違います。

このように「わたし」=自分を主語にして話すことで、自分の気持ちが明確になったり、相手のせいにしない会話ができたりするようになります。

発達障害の特性による生きづらさへの対策とは、「注意する」「心がける」といった意識の問題だけではありません。意識も大切ですが、具体的な対策によって改善できることも、たくさんあるのです。

ただアサーションのような対策方法は、本を読んだだけ・一度や二度練習しただけで身に付けられるものではなく、何度も反復して練習することが欠かせません。自分一人では習得が難しいものもあるので、専門的な機関でトレーニングを受ける方が良いでしょう。

そのような、発達障害の特性に対する専門的なトレーニングを提供しているのが、就労移行支援事業所ディーキャリアです。

就労移行支援事業所とは、障害のある⽅が就職するための「訓練・就職活動」の⽀援をおこなう障害福祉サービスの一つです。(厚⽣労働省の許認可事業)

就職とは人生の目的を実現するための通過点です。自分の「なりたい」姿を見つけ、障害特性への対策と自分の能力を活かす「できる」ことを学び、社会人として長く働くために「やるべき」ことを身に付ける。

「なりたい」「できる」「やるべき」の 3 つが重なりあうところに仕事の「やりがい」が生まれると、私たちは考えています。

ご相談は無料です。フリーダイヤル、または、24 時間受付のお問い合わせフォームにて、お気軽にお問い合わせください(ご本人様からだけでなく、当事者のご家族の方や、支援をおこなっている方からのご相談も受け付けております)。

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4. 参考文献

執筆者

藤森ユウワ(ライター・編集)

ベンチャー企業の社員として働きながら、兼業で個人事業主としてもライター・Webディレクターとして活動。

これまで5社を転職し、営業、営業企画、カスタマーサポート、マーケティングなどさまざまな職種を経験。

子どものころから「コミュニケーションが苦手」「段取が悪い」「集中力が続かない」などの困りごとがあり、社会人になってからも生きづらさを感じつつ何とか働いていたが、あるとき仕事内容が大きく変わったことがきっかけで困難が表面化し、休職や離職を経験。

36 歳で ADHD・ASD と診断される。

診断後、「就労移行支援事業所 ディーキャリア」を運営するデコボコベース株式会社でアルバイトしたことをきっかけに自分に合う仕事や働き方を模索し、現在の形に辿り着く。

誰かの「なるほど!」を作るライティングがモットー。

さまざまな職種を転々とする中、苦手を補うため自分用の業務マニュアルを自作してきた経験を活かして、記事や企画書、プレゼン資料、製品マニュアルなど、幅広く執筆の仕事を行っている。

自分の凸凹を補うためにITツールを使って工夫するのが好き。

記事監修

北川 庄治(デコボコベース株式会社 プログラム開発責任者)

東京大学大学院教育学研究科 博士課程単位取得満期退学。通信制高校教諭、障害児の学習支援教室での教材作成・個別指導講師を経て現職。

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