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【大人の発達障害の就活HACK】応募の準備をしよう〜職歴がない場合の書き方編〜

社員としての職歴がない方の場合の「履歴書の職歴欄や職務経歴書の書き方」について解説します。

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前回の記事「応募の準備をしよう〜職務経歴書〜」と、前々回記事「応募の準備をしよう〜履歴書編〜」では、それぞれの書類の書き方の基礎をご紹介しましたが、社員としての職歴がない場合には、どのように書けば良いのでしょうか。 企業の求人には、さまざまな人たちが応募してきます。確かに、多くの応募者のなかで“職歴の有り・無し”だけで比較された場合、職歴がないと不利になってしまうことはあるかも知れません。しかし、職歴がないからと言って就職活動ができないわけでは決してありません。 前回の記事でも解説したように、大切なのは企業の求める人材と自分が持っているものがどのようにマッチするかを伝えることです。そこで今回の記事では、職歴がない方の場合の「履歴書の職歴欄や職務経歴書の書き方」について解説します。 「はじめて本格的な就職活動をしようしていて、職歴に書けるものがない…」 「日雇い派遣や短期のアルバイトは職歴になる…?」 「職業訓練校や、就労移行支援事業所に通っていた期間は、どう書けば良い…?」 というお悩みをお持ちの方は、ぜひご参考ください。 [toc] ケース1. 社員としての職歴はないが、アルバイトなどの勤務経験がある場合 これまで正社員や契約社員、派遣社員などで働いた経験がなくても、アルバイト・パートや、日雇い派遣などで勤務した経験がある場合は、その経験を職歴として記載できます。 書き方は、社員としての職歴を書く場合と同じですので、具体例は前回・前々回の記事をご参照ください。 ・応募の準備をしよう〜職務経歴書〜 ・応募の準備をしよう〜履歴書編〜 待遇や任せられる仕事の裁量で比べると、「正社員の方がアルバイトなどよりも立場が上」というイメージを抱いてしまうことがあります。親や学校の先生と話したり、ニュースなどを見聞きしていても、そのような語り口で言われることも多くあります。 しかし本来、就業形態によって身分やその人の価値に差があるわけではなく、単に仕事上の役割や、働き方のスタイルが違うだけのはずです。自分の能力や家庭の事情、健康状態などに応じて、さまざまな働き方の選択肢があるというのがあるべき姿ではないでしょうか。 特に職務経歴書において、相手に伝えるべきは過去の就業形態ではなく、その仕事でどのような業務を担当したか、そこからどのような経験やスキルを得たか、自分はどのような心構えで取り組んできたかということなのです。 次ページ:アルバイトなども含めて働いた経験がない場合は、どう書けば良い?
【大人の発達障害の就活HACK】応募の準備をしよう〜職務経歴書編〜

職務経歴書をはじめて書く方や、久しぶり書くという方に向けて、書き方の基礎を解説します。

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前回の就活 HACK では履歴書の書き方の基礎をご紹介しましたが、履歴書とともに就職・転職活動の基本となる書類が職務経歴書です。 職務経歴書は、履歴書の“職歴”の部分について「いつ・どんな仕事をして・どのような経験や実績を積んだか」という詳細を説明し、自分のことをアピールするための書類です。 今回の記事では、はじめて書く方や、久しぶり書くという方に向けて、職務経歴書の書き方の基礎を解説します。基本的な書類だからこそ、正しい書き方を身に付け、就職・転職活動にのぞみましょう。 履歴書の書き方については、前回の記事をご参照ください。 応募の準備をしよう〜履歴書編〜 [toc] 1. そもそも職務経歴書とは?履歴書の「職歴」欄と何が違う? 履歴書が「応募者の基本的な情報を確認するための書類」であるのに対し、職務経歴書は「応募者がこれまで携わってきた仕事の内容や実績の詳細な情報を確認するための書類」です。 仕事に直結する内容を書く書類ですので、就職・転職活動においては履歴書以上に重要な役割を持つ書類と言えるでしょう。 採用する企業側は、職務経歴書で以下のようなポイントをチェックします。 採用したいポジションに必要なスキルや経験を、応募者が持っているか 採用したいポジションで活かせる強みを、応募者が持っているか 採用したいポジション(あるいは、自社の企業文化)と、応募者の仕事に対する姿勢や心構えが合っているか つまり、重要なのは「企業が求める人材と応募者がどれだけマッチしているか」ということです。 よく、求人情報で「優秀な人材を求む!」というようなキャッチコピーを見かけますが、“優秀な”というのは、高学歴だったり難関資格を持っていたり、有名企業の職歴があることを指しているのではありません。 例えば、建築会社の大工職人の求人に「有名大学を卒業し、弁護士資格を持っていて、誰もが知っている大手企業で働いていた」という人が応募してきたとしたら、どうでしょうか。 たしかに、書類上の経歴はとても目立つものがあるかも知れません。しかし、これまでまったく大工職人としての経験がないとしたら、建築会社にとっては“採用してもまったく戦力にならない人材”ということになってしまいます。 自分の持っている経験やスキル、仕事に対する姿勢・心構えが、企業の求める人材とどのようにマッチしているかを伝えることが、職務経歴書を作るうえでもっとも大切なポイントなのです。 次ページ:職務経歴書は「手書きで書く」のと「PCで作る」のと、どちらがオススメ?
【大人の発達障害の就活HACK】応募の準備をしよう〜履歴書編〜

履歴書をはじめて書く方や、久しぶり書くという方に向けて、履歴書の書き方の基礎を解説します。基本的な書類だからこそ、正しい書き方を身に付け、就職・転職活動にのぞみましょう。

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就職・転職活動で、基本中の基本と言える書類が、履歴書です。 最近は、求人サイトや求人アプリの機能が進化しており、書類を作らなくても応募できるケースも出てきましたが、まだまだ多くの場合は、選考のいずれかのタイミングで履歴書を求められます。 本記事では、履歴書をはじめて書く方や、久しぶり書くという方に向けて、履歴書の書き方の基礎を解説します。基本的な書類だからこそ、正しい書き方を身に付け、就職・転職活動にのぞみましょう。 [toc] 1. そもそも履歴書とは?職務経歴書とは何が違う? 履歴書は、あなたという人物の“プロフィール”を応募先に伝えるための書類です。名前はもちろん、住んでいる場所や連絡先、学歴・職歴、趣味や特技など、自分に関する基本的な情報を記載します。 応募書類としては、“職務経歴書”とセットで扱われることが多いですが、職務経歴書は、履歴書の“職歴”の部分について「いつ・どんな仕事をして・どのような経験や実績を積んだか」という詳細を説明するためのものです。 転職活動では、ほとんどの場合、履歴書と職務経歴書の両方が必要です。 新卒での就職活動の場合は、そもそも職歴がないため職務経歴書は求められません。また、社会人の転職であっても、短期的なパート/アルバイトの場合は職務経歴書の提出が省略され、面接にて口頭で確認されるような場合もあります。 履歴書は、書かれている中身と同じくらい、その書き方も企業側からチェックされます。 例えば、書き方のルールが守られていなかったら、企業側からは「社会人として、基本的なルールを守ることができない」と見られてしまう可能性があります。書いた内容が誤っている、雑に書いてしまっている場合には「仕事にも丁寧に取り組めないのではないか」と思われてしまうかも知れません。 履歴書は、単に自分の情報を伝える書類というだけでなく、自分という人間のあり方を表現する書類だとも言えるでしょう。 2. 履歴書の書き方の基本的なルール 本当に大切なのは、あなたという人物の“中身”ですが、中身を見てもらうためにはまず“外見”をしっかりと整えねばなりません。基本的なルールを押さえた上で、履歴書を作っていきましょう。 2-1. 履歴書の書式〜手書きの場合と PC で作る場合〜 かつて、履歴書は紙・手書きで作成・郵送することが一般的でした。しかし、最近は PC で作成したデータをメール等で提出するケースも増えています。企業により提出方法が指定されている場合もあるので、まずは応募先の企業がどのような形式で提出を求めているのかを確認しましょう。 PC で作成する場合、MS Word や Excel で自作するよりも、履歴書作成サービスを使った方がキレイな書類を簡単に作成できます。履歴書作成サービスには以下のようなものがあります。 ・ブラウザでつくれる履歴書「yagish(ヤギッシュ)」 ・できる履歴書 - Wantedly Word や Excel で自作したい場合には、大手求人サイトが配布しているテンプレートを使うと、ゼロから作る必要がなく便利です。 なお、履歴書をデータで提出する場合は、必ず PDF に変換してから送るようにしましょう。Word や Excel のものをそのまま送ってしまうと、後から書き換えができてしまうため NG です。 また、受け取った相手が紙に印刷する場合があることを考え、A4 サイズで印刷されるように印刷サイズを調整しておく方がベターです。 さらに、誰の履歴書なのか受け取った相手が分かりやすいよう、ファイルの名前は「山田太郎_履歴書_2021年9月1日応募.pdf」などのように工夫して付けるようにしましょう。 現代は、ほとんどの職業で PC を使った作業が行われていますので、このようなデータの取り扱い方も企業がチェックするポイントになっています。丁寧に履歴書のデータを作りましょう。 手書きの場合、文具店や書店、コンビニなどで売っている履歴書を購入します。大きさは A4 のものと B5 のものがありますが、応募先の企業から指定がない限り、どちらを選んでも問題ありません。履歴書と封筒がセットになっているものもありますが、封筒を別に買う場合は、履歴書の用紙サイズと合ったものを選びましょう。サイズが合わない封筒に、書類を無理やり折り曲げて入れるのは NG です。 鉛筆/シャープペンは消して書き換えることができてしまうため、必ず黒のボールペンを使用します。ペンや紙の種類によっては、文字がにじんでしまう場合があるので注意しましょう。 もし、ボールペンで書いていて間違えてしまったら、修正液などで直さず、新しい用紙に最初から書き直した方がベターです。履歴書を買ったら何枚かコピーしておき、まずはコピーした紙で下書きを作ってから清書するのがおすすめです。 2-2. 日付 書類の一番最初に日付を書く欄がありますが、ここには“履歴書を発送する日”(郵送で送る場合)、または、“面接の日”(面接で直接手渡す場合)のどちらかを書きます。書類を書き始めた時点ではまだ日付は入れず、実際に提出する際に書いた方が良いでしょう。 日付を書く際の注意点は、書類の全体で和暦か西暦かのどちらかに統一して書くことです。 履歴書には、いくつか日付を書く場所があります。例えば、誕生日を「昭和●年…」と書いた場合は、学歴・職歴の欄も、資格を取得した日もすべて「昭和/平成/令和」の和暦で統一します。 誕生日は和暦で書いてあるのに学歴・職歴は西暦で書いてある…のように、1 枚の書類のなかで和暦と西暦が混ざらないように注意しましょう。 2-3. 写真 写真は、応募する日から 3 か月以内に撮影したものを使います。 履歴書の書式によって、貼り付ける写真のサイズが若干異なる場合がありますが、ほとんどの場合は、縦 4 cm×横 3 cm です。履歴書の枠にピッタリおさまるサイズを用意します。 背景はなしで、正面を向き、頭の上から胸までが移るように撮影します。服装は基本的にスーツです。 人物写真は光の当て具合などが難しく、スクリーンがないと背景もキレイにならないので、スマートフォンやデジタルカメラを使って自分で撮影する(あるいは、家族や友人に撮ってもらう)のはオススメしません。 駅などにある“証明写真機”は、画面に表示される案内に従ってその場で手軽に履歴書用の写真を撮影することができます。ただ、プリントされた写真を見たら思いがけず髪型や服装が乱れていたり、顔色が悪く映ってしまったりと、慣れていないとうまく撮れないこともあります。 証明写真機よりも多少、時間とお金はかかりますが、七五三などの記念写真を撮ってもらうような“カメラスタジオ”や“写真館”では、光の当たり具合や姿勢・髪型・服装をチェックしてくれた上でキレイに撮影してもらえます。最近では、撮影した写真をデータでもらえるような撮影プランもありますので、PC で履歴書を作るときにも便利です。インターネットで「●●(住んでいる場所)+証明写真」などと検索してみると良いでしょう。 履歴書のなかで、写真は唯一「自分を絵で見せることができる部分」になりますので、できる限りキレイなものを用意しましょう。 次ページ:履歴書の最重要部分〜職歴の書き方〜
【大人の発達障害の就活HACK】志望企業の探し方 〜②障害者雇用編〜

障害者雇用求人の探し方についてご紹介。 障害者雇用求人は一般雇用の求人とは少し異なる部分があるので、探し方のコツを知っておくことが大切ですので、ぜひポイントを押さえておきましょう。

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志望企業の探し方 〜①基本編〜では、就職・転職活動をはじめたときの志望企業の探し方について、基礎知識をご紹介しました。 この記事では、主に大人の発達障害による「働きづらさ」を感じている方に向け、障害者雇用での採用となる「障害者求人枠」の探し方についてご紹介します。 大人になってから診断を受けることの多い発達障害。これまでは「一般雇用(クローズ就労)」で働いてきたけど、障害への配慮を受けたい、職場に障害を理解してもらいたいなどの理由から「障害者雇用(オープン就労)」への転職を希望する方は少なくありません。 障害者雇用と一般雇用では、就職活動のフローや求人選びのポイントが異なる部分があるので、探し方のコツを知っておくことが大切です。はじめて障害者求人枠へ応募を検討している方は、ぜひポイントを押さえておきましょう。 [toc] 1. 障害者求人枠を探す 3 つの方法 障害者雇用の求人を探すための方法は、大きく分けて以下の 3 つです。 1-1. インターネットで探す 企業の採用ページでは一般求人枠と一緒に、障害者求人枠の情報が公開されている場合があります。採用ページでは業務内容や待遇だけでなく、「障害者雇用をどれくらい推進しているのか、どのような想いを持って行っているのか」というその企業にとっての障害者雇用の位置づけについても確認しておきましょう。 求人サイトでは、障害者求人枠のみを専門に扱っているものもあります。障害者雇用で働くうえでチェックしたいポイントがまとまっていたり、企業に独自の取材をして記事を掲載していたりするので、情報源としてうまく活用しましょう。 なお、大手企業の場合、自社ではなく特例子会社を通じて障害者雇用を行っている例もあります。その場合、会社名が異なりますので、検索する際には注意しましょう。 例:グリー株式会社 → 特例子会社はグリービジネスオペレーションズ株式会社 特例子会社については、以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご参照ください。 特例子会社とは?就職先としてのメリット・デメリットを紹介! 1-2. ハローワークで探す 各ハローワーク(職業安定所)には障害者雇用の担当窓口が置かれており、障害のある求職者(働きたい人)と、障害者雇用をおこなう企業の両方を支援する役割を担っています。 管轄する地域内の自治体や、支援施設と連携を取っている場合も多く、障害特性をうまく付き合いながら働くためのサポートをしてくれますので、求人を探すだけでなく、総合的な相談窓口としても活用できます。 1-3. 障害福祉サービスを利用して探す 障害がある方の「働く」を支援する障害福祉サービス、就労移行支援事業所へ相談する方法もあります。 この施設は、都道府県の指定を受けた事業者により運営されている障害福祉サービスであり、障害のある方に向けた職業訓練や、就職・転職活動を支援するサービスを提供しています。 周辺地域の行政や医療機関とつながりを持っていることも多く、「まだ病院にかかっていない」という場合に地域の専門医を紹介してくれたり、必要な役所での手続きを教えてもらえたりするほか、仕事についての悩みを相談することもできます。 就労移行支援事業所については、以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご参照ください。 就労移行支援事業所とは?利用できる人・料金・サービス内容をまとめました。 みんなの「お悩み」ポイントはどこ?就労移行支援事業所のよくある質問集 2. 障害者求人枠を探すときの 3 つのポイント 障害者求人枠には、一般求人枠と異なる“障害者雇用ならでは”の情報が掲載されています。とくに注目すべきポイントは、以下の 3つです。 2-1. 障害者雇用の採用実績 まずは、その企業がこれまでにどのくらい障害者雇用の採用実績があるのかを確認しましょう。雇用人数や平均年齢の他にも、定着率(入社後どのくらい勤務継続をしているか)や障害種別も注目すべきポイントです。 障害種別によって必要な配慮は異なり、企業により受け入れ体制はさまざまです。 例えば、知的障害のある方を中心に雇用している企業の場合、仕事内容は“ルーティン作業”や“軽作業”など「比較的、業務の負担が少ない仕事であるケース」が多くなります。 身体障害のある方を中心に雇用している企業の場合は、「職場の環境(バリアフリー等)の配慮はあるが、特性に応じた業務分担はおこなっていない」といった傾向があります。 発達障害のある方の採用実績が豊富な企業は、発達障害ならではの特性や配慮について理解がある可能性が高いと考えられます。発達障害のある方の働きやすさを知る指標のひとつとして、障害種別の雇用実績をチェックしておきましょう。 定着率は、障害者雇用をはじめてから年数が少ない企業の場合は情報がないこともあります。逆に、定着率が高い企業は「障害者雇用に慣れていて、定着させるためのノウハウを持っている(サポートが充実している)」と言えるでしょう。 2-2. 提供されている合理的配慮 実際にその企業で提供している合理的配慮の内容もチェックしましょう。例えば、以下のようなものです。 定期面談の実施 時差出勤・フレックス制度 通院のための休暇 休憩室・医務室の設置 パーテーションの設置、座席の配置調整(感覚過敏への配慮) イヤーマフ・サングラスの着用許可(感覚過敏への配慮) 電話対応なし 一人ひとりに合わせた業務調整 マニュアルの完備   求人情報に書かれていない配慮や、実際にはまだ提供実績がない配慮についても、相談にのってもらえることもありますので、面接の際などに確認してみると良いでしょう。 合理的配慮については、以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご参照ください。 合理的配慮とは?基礎知識をまとめました。 発達障害のある方の合理的配慮の事例集 「合理的配慮」申請マニュアル 4つのステップとポイントをまとめました。 みんなの「お悩み」ポイントはどこ?合理的配慮のよくある質問集 2-3. 障害者雇用に対する考え方 障害者求人枠を探すときのポイントとして最も重要といえるのが、その企業の障害者雇用に対する考え方です。 近年、人材の多様性(ダイバーシティ)への取り組みとして、障害者雇用にも前向きに取り組む企業が増えています。しかしその中には、法令で定められた義務(障害者雇用率)の達成だけが目的にされている場合も、残念ながらごく一部であります。 「障害の有無にかかわらず、一人ひとりが活躍する場を提供しよう」といったように、前向きな考えを持った企業を選ぶことが大切です。 考え方については、求人情報からだけでは読み取れないことも多くあります。面接の場でも、しっかりと聞いてみることをおすすめします。 3. もし、探しても志望企業がうまく見つけられなかったら 障害者求人枠は一般求人枠とは就職活動のフローが異なる部分があり、特に大人になってから発達障害と診断された方にとっては、手続きや制度など馴染みのない部分も多くあります。 その仕組みを理解し、自分に合った求人を探すことはなかなか難しいことです。 「考えれば考えるほど、頭がグルグルしてしまって答えにたどり着けない」 「一人だと途中で投げ出してしまう」 「客観的に考えることが苦手」 ……と悩んでしまう方も、少なくありません。そんな方々のサポートを行っているのが、就労移行支援事業所ディーキャリアです。 就労移行支援事業所とは、障害のある⽅が就職するための「訓練・就職活動」の⽀援をおこなう障害福祉サービスの一つです。(厚⽣労働省の許認可事業) 就職とは人生の目的を実現するための通過点です。自分の「なりたい」姿を見つけ、障害特性への対策と自分の能力を活かす「できる」ことを学び、社会人として長く働くために「やるべき」ことを身に付ける。 「なりたい」「できる」「やるべき」の 3 つが重なりあうところに仕事の「やりがい」が生まれると、私たちは考えています。 ご相談は無料です。フリーダイヤル、または、24 時間受付のお問い合わせフォームにて、お気軽にお問い合わせください(ご本人様からだけでなく、当事者のご家族の方や、支援をおこなっている方からのご相談も受け付けております)。 お電話(0120-802-146)はこちら▶ お問い合わせフォームはこちら▶ また、全国各地のディーキャリアでは、無料の相談会や体験会も実施しています。 全国オフィス一覧はこちら▶ 就労移行支援事業所ディーキャリアは、「やりがい」を感じながら活き活きと働き、豊かな人生を目指すあなたを全力でサポートします。お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。 執筆者 藤森ユウワ(ライター・編集) ベンチャー企業の社員として働きながら、兼業で個人事業主としてもライター・Webディレクターとして活動。 これまで5社を転職し、営業、営業企画、カスタマーサポート、マーケティングなどさまざまな職種を経験。 子どものころから「コミュニケーションが苦手」「段取が悪い」「集中力が続かない」などの困りごとがあり、社会人になってからも生きづらさを感じつつ何とか働いていたが、あるとき仕事内容が大きく変わったことがきっかけで困難が表面化し、休職や離職を経験。 36 歳で ADHD・ASD と診断される。 診断後、「就労移行支援事業所 ディーキャリア」を運営するデコボコベース株式会社でアルバイトしたことをきっかけに自分に合う仕事や働き方を模索し、現在の形に辿り着く。 誰かの「なるほど!」を作るライティングがモットー。 さまざまな職種を転々とする中、苦手を補うため自分用の業務マニュアルを自作してきた経験を活かして、記事や企画書、プレゼン資料、製品マニュアルなど、幅広く執筆の仕事を行っている。 自分の凸凹を補うためにITツールを使って工夫するのが好き。 記事監修:清野 玲子(キャリアコンサルタント/社会福祉士) 人材会社でのキャリアアドバイザー等経験したのち、就労移行支援事業所ディーキャリアの立ち上げに参画。発達障害の特性による苦手や困りごとを抱える方の就労支援に携わる。 現在は、発達障害のある方の特性に応じた就労プログラム開発、支援スタッフ向け研修講師・スーパーバイザーなど幅広い業務を担当。
【大人の発達障害の就活HACK】志望企業の探し方 〜①基本編〜

“はじめて就職・転職活動をおこなう方”や、“転職活動が久しぶりの方”に向けて、志望企業の探し方の①基本編を解説します。

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就職・転職活動を始めて、求人サイトへ登録してみたものの、「どうやって探したら、自分に合う企業が見つかるんだろう…」「たくさんの求人の中から何を基準に探せばいいんだろう…」とお悩みではありませんか? 求人サイトに書かれている募集要項だけでは、その企業が本当に自分に合っているのかは分かりませんし、良さそうに思える企業に片っ端から応募していたら、いくら時間があっても足りません。 この記事では、“はじめて就職・転職活動をおこなう方”や、“転職活動が久しぶりの方”に向けて、志望企業の探し方の①基本編を解説します。 障害者雇用での就職をお考えの方は、②障害者雇用枠求人編の記事も併せてご覧ください。 [toc] 1. 就職の軸を立てよう 〜社会人生活で何に重きを置くか?〜 就職・転職活動をはじめるときに、求人サイトでやみくもに求人を探し始めてはいけません。志望企業を見つけるためにもっとも大切なことは、志望企業を探しはじめる前にあります。 “ランチ”を例に考えてみましょう。 あなたが仕事のお昼休憩で「今日のランチは何を食べようか」と考えていたとします。職場の近くには、コンビニ・定食屋・ファストフードなどいくつかお店があります。この中から、ランチを食べに行く(または、買いに行く)お店をどうやって選ぶでしょうか。 「給料日前でおサイフがピンチだから、安く済ませよう」と、予算を基準に選ぶかも知れませんし、「混んでいて並ぶのは嫌だから、早く食べられるお見せにしよう」と、早さを基準に選ぶかも知れません。あるいは「今日は暑いから、サッパリしたものが食べたいな」と、料理のジャンルで選ぶこともあるでしょう。 このように、いくつか選択肢がある中から選ぶときには、何かの基準をもとに考えることが多いのではないでしょうか。 就職・転職活動も同じです。まずは求人を探し始める前に、仕事内容・給与・業界など、自分がどのような企業に入りたいのかの基準、つまり就職の軸を立てておきましょう。 就職の軸を立てるためには、自分がどのようなことを望んでいるのか、自己分析をしてみることが大切です。自己分析の始め方、それをもとにした就職の軸の立て方については、以下の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。 大人の発達障害がある方の就職活動は「ウォーミングアップ」で成否が決まる! 2. 働く環境について知ろう 〜①業界研究〜 就職の軸は自己分析をもとに立てますので、言い換えれば、自分の“内側”について知ることだと言えます。それと同じくらい大切なのが、自分の“外側”について知る、つまり働く環境として実際にどんなものがあるのかを知ることです。 働く環境について知るための方法は、大きく分けて ①業界研究と ②職種研究の 2 つがあります。まずは ①業界研究について解説します。 2-1. 業界研究をおこなう意味 自分が働く環境として「どの業界を選ぶのか」ということは、これからの人生を左右することだと言っても過言ではありません。なぜなら、業界によって働く環境は大きく異なるからです。 例えば「在宅で、リモートワークできる仕事がしたい」と考えたとします。 Web 制作やソフトウェア開発などの“ソフトウェア・通信業界”では、PC とインターネット環境があればできる仕事もあるので、比較的リモートワークが実現しやすいと言えるでしょう。 一方、レストランなどの“飲食業界”では、実際の店舗でサービスを提供することが多いので、リモートワークを実現することは、なかなか難しいかも知れません。 このように、業界選びは自分が実現したい働き方だけでなく、収入にも影響します。 一般的には、市場が大きい業界(お客様の数が多い、モノ・サービスの単価が高い)であれば、それだけ会社の利益も大きいということですから、平均年収は上がります。 一方、市場が小さい業界(お客様の数が少ない、モノ・サービスの単価が低い)であれば、会社の利益も少なくなり、そのぶん平均年収も下がります。 また、現在は市場が大きかったとしても、これから市場が小さくなっていくことが見込まれる業界であれば、将来的な収入に影響が出るかも知れません。(例えば、少子高齢化の影響が大きい業界や、テクノロジーの発展により機械や AI で置き換えられてしまう仕事が多い業界など。) もちろん、同じ業界であっても会社や職種によって待遇や労働環境は変わりますし、業界だけで選んでやりたくもない仕事に就いては意味がありません。しかし、“業界”という大きな枠組みでの傾向を知ったうえで自分が目指す方向性とすり合わせることが、将来を決める上では大切なのです。 2-2. 業界研究のポイント 多くの求人サイトでは、業界研究について解説されたページがあります。その業界の代表的な企業や市場の大きさ、平均年収などの情報がまとまっているので、まずは参考にしてみると良いでしょう。 また、書店では業界研究の専門書籍も販売されています。書籍は、インターネット上の無料の情報と比べて詳細な情報が整理してまとめられており、また、出版元独自の業界分析が載っていたりもしますので、業界研究の参考にしやすいでしょう。代表的な書籍には、以下のようなものがあります。 日経業界地図|日本経済新聞社 会社四季報 業界地図|東洋経済新報社 “業界”とひとくちに言っても、その切り口には様々な種類があって、統一された基準は特にありません。 例えば、Web制作会社を“ソフトウェア・通信業界”と表現している場合もあれば、“インターネット業界”と表現している場合もあります。同じ会社であっても、求人サイトや書籍によって呼び方や分類方法が異なる場合があるので、注意が必要です。 なお、厚生労働省が学生の“キャリア教育”のために公開している資料のなかに、業界研究の具体的な方法(どこで・どのように調べれば良いか)について書かれているものがあります。 下記リンク先の『平成28年度講習テキスト及び参考資料(大学等)講習テキストPart1(第4章) 』にて、「2 業界情報・企業情報へのアプローチ・検索」の章で解説がされていますので、ご参考ください。 学校教育領域におけるキャリア形成支援 次ページ:働く環境について知ろう 〜②職種研究〜
大人の発達障害がある方の就職活動は「ウォーミングアップ」で成否が決まる!

就職活動の第一歩として欠かせない「ウォーミングアップ」を解説!その目的と具体的な方法をご紹介します。

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「障害と付き合いながら、安定して働いていくにはどうすれば良いのだろう?」そんな悩みを持つ大人の発達障害がある方へ、就活対策のヒントをお届けする就活HACK。 今回の記事では、就職活動の第一歩として欠かせないウォーミングアップの方法をご紹介します。 [toc] 1. 就職活動に必要不可欠な「ウォーミングアップ」 ウォーミングアップというと、運動前の準備運動をイメージされる方が多いと思いますが、就職活動においては以下の2つの準備のことを指します。 1. 就職活動の目的を決める2. 就職活動の道のりを知り、計画を立てる 具体的にはどういうことなのか、それぞれ見ていきましょう。 1-1. 就職活動の目的を決める 就職活動の目的とは、「どこかの会社に就職(内定)が決まること」ではありません。安定して長く働くことができるか、やりがいを感じて充実した社会人生活を送れるかは、就職した後どうなるのかに掛かっています。 つまり、就職活動の本当の目的は、就職活動の後にあると言えます。 本当の目的へ辿り着くためには、就職活動を始める前に、自分が求める仕事内容や条件、仕事を通じてなりたい姿を明確にすることが大切です。 これは、例えるなら登山へ出発する前に目的地を決めることと似ています。もしも、目的地も決めずに「とりあえず」で山へ入ってしまったら、方角を見失い、遭難して、最悪の場合は命を危険にさらすことになります。 この登山の例のように、目的を決めずに就職活動を始めてしまうと、 就職後になりたい姿が分からないので、どんな条件で求人を探せば良いのか分からない 求人が見つかっても、志望動機や自己PRが書けない 内定が出たのに「本当にここで良いのか」と迷ってしまう 入社した後に想像とのギャップを感じ「こんなはずじゃなかった」と後悔する ……といった事態におちいってしまう恐れがあります。 自分がどのような仕事に就きたいかによって、求人の探し方や応募書類の書き方には違いがあります。就職活動を始める前に目的を決めておくことで、自分が実現したいことの優先順位が決まり、会社の知名度や求人票上の待遇といったものに惑わされずに、就職活動をおこなうことができるのです。 次ページ:ウォーミングアップせずに就活を始めてしまったら、どうなる?