就労移行支援ってどんなところで何をするの??
みなさん、こんにちは!
ディーキャリアワーク柏スタジオです🙋
皆さんは「就労移行支援」をどのようなきっかけで知りましたか?
「障害者の就労に関して調べたとき」「支援機関に相談して」「家族や自身が障害の診断を受けたから」など、きっかけはさまざまかと思います。「就労移行支援」の利用や見学を検討しているけれど「本当に意味があるのか」「どんなことをするのか」「通うことでどんなメリットがあるのか」など、不明点が多く、一歩踏み出せない方は多いと思います。
前回のブログでディーキャリアワークに決めた理由を利用者の方からお伝えしましたが、今日は「就労移行支援」を利用しようか今迷われている方や、誰かに勧めたい人がいる方に読んでいただき、「就労移行支援」の具体的なイメージを持てるような内容になっていますので、参考にしていただけると嬉しいです。
目次
【就労移行支援事業所は何をするところなのか】
就労移行支援が何をしているのかイメージが付かない方は多いと思います。私自身、就労移行支援事業所で働くまで何をしている福祉サービスなのか見当もつきませんでした。理由は大きく分けて3つあると思います。
①「就労移行支援」の定義
就労移行支援事業所は障害者総合支援法に定められた「福祉サービス」です。障害者総合支援法では就労移行支援は
「通常の事業所に雇用されることが可能と見込まれる者に対して、①生産活動、職場体験等の活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練、②求職活動に関する支援、③その適性に応じた職場の開拓、④就職後における職場への定着のために必要な相談等の支援を行う。」とされています。
これを読んだだけだと、なかなかイメージが付きづらいかと思います。
ではさらに就労移行支援事業所のホームページを見てみましょう。ディーキャリアの場合はこのように紹介がされています。
「働く上で必要な知識を身につけるため、能力向上のために必要な訓練」
「就職活動のサポート」
「個人の適性や経験に応じた求人案件の開拓」
「就職後の定着支援」
これならどうでしょうか。先ほどの定義よりも少しイメージが持ちやすくはなったのではないでしょうか。
このように根本である障害者総合支援法に定められた「就労移行支援」の定義自体がある程度、広く解釈できる内容になっている為、就労移行支援事業所の役割がぼんやりとしてしてしまうのだと思います。しかしこれは悪い事ではなく次の「事業所によっての個性」に繋がってきます。
②事業所によっての個性
「就労移行支援」と一概に言っても全国には約3,300ヶ所あるとされており、上記でお伝えした理由からそれぞれの事業所が様々な特色/強みを活かし活動しています。その為、就労移行支援事業所がどのようなことをしているのかがわかりづらいという点があると思います。ここでは併せて就労移行支援事業所のさまざまな特色/強みの一部をご紹介します。
→専門の業種に特化している
PCを使う仕事に就職できるようwebデザインやプログラミング、テレワークに特化している事業所や、身体を動かして働くアパレルや飲食などの接客または軽作業、介護補助や支援員などの対人援助、清掃や物流業などに特化している事業所もあります。
→完全個別/集団のプログラムがある
その方の希望に合わせて支援員が個別のプログラムを組んでくれる事業所は、その方の困り事にピンポイントに対応できたり、コミュニケーションに不安のある方にも安心していただけるよう視聴形式のプログラムがあるという強みがあります。一方、集団プログラムでは、他者の意見を聞き知識を広げることができる、職場で必要なコミュニケーションの練習ができるなどの強みがあります。
→資格取得のサポートがある
通所し、取りたい資格取得に向けた勉強やアドバイスを受けることができます。一例ですが、日商PC検定、日商簿記検定、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)、秘書検定などがあり、取れる資格は事業所により変わります。
→運動プログラムがある
心と身体はつながっており、食事、睡眠、運動のどれもが大切な要素です。特に運動は習慣が無いとおざなりになりがちなので、こういった問題に取り組むためにも運動のプログラムに力を入れている事業所もあります。
以上強みの一部を紹介しました。あくまで強みですので、それ以外はできないということではありません。PCのプログラム、作業のプログラムの両方を提供している事業所もあります。多くの事業所で共通しているのは、働く為のルールやマナー、自身の体調管理に関する事を学ぶことができるという点です。
(リンクは全てディーキャリアワークで実施したプログラムをご紹介しているブログです。ディーキャリアワークではさまざまなプログラムを提供していることも特色/強みの一つです。)
このように事業所それぞれの強みと、ご自身がどのような仕事の希望があるかで利用する事業所も変わってきます。多くの事業所では最初に皆さんの困りごとのヒアリングや相談を実施しているので、そこでご自身の希望やこれまでの困りごとなどを伝えアドバイスを受けることができます。そのため見学の際にご自身の希望を伝えてみるのも良いと思います。
③誰もが知っている制度ではない
3つ目は、「就労移行支援」に限って言えることではありませんが、「誰もが知っている」ような世間に浸透している制度でないということです。例えば家族に介護が必要になり「介護保険制度」を知る、ということがあると思います。就労移行支援も同様で、障害のある当事者の方やそのご家族、関係機関など、必要になった場合でないと触れる機会の少ない制度の為、イメージが持ちにくいという事です。
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