2023年05月24日

発達障害支援センターとは(・・?

みなさん、こんにちは！
ディーキャリアワーク柏スタジオです😁

今日は【発達障害支援センター】について
お伝えしたいと思います！！

【発達障害支援センターとは】
発達障害のある方やそのご家族へ
総合的な支援をおこなうことを目的としている、専門機関です。
運営をしているのは、地方自治体が自ら設置している場合や、
地方自治体より指定を受けた社会福祉法人、
特定非営利活動法人などになります。

【具体的な事業内容】

　発達障害のある方やそのご家族が
自分らしく豊かに地域で生活できるよう、
関係機関（医療/福祉、教育、雇用をおこなっている企業、行政）と連携し、
発達障害の方やそのご家族からの相談に応じて、
指導や助言などのサポートをおこないます。

具体的には、次の4つが事業内容となります。

（1）相談支援
（発達障害に関する困り事など）

発達障害のある方や、そのご家族、関係機関から
困っている事を聞き、その方が使える福祉のサービスを案内したり、
その他にも活用できる地域のサービス、
その他の関係機関（医療/福祉分野、教育分野、働くに関しての機関など）の
情報提供をおこないます。

（2）発達支援
（発達の状態を検査したり、特性に合わせた関わり方のアドバイス）

発達障害をお持ちの方や、そのご家族から、
発達支援（その方の持つ困り事への解決、
将来を見据え自立や社会参加に必要なサポートを、
その方の発達の状態、特性に合わせおこなう事）
に関しての相談を受け、助言をおこないます。

また、子どもの心身の発達を検査する
「発達検査」（運動や認知、言語や社会性などを検査）
を実施したり、発達障害のある方の
特性に応じた療育や教育方法に関する助言や、
支援を受ける際に必要になる、
支援計画の作成や助言などもおこないます。

（3）就労支援（働くの人、雇う人へのサポート）

就労を希望されている、発達障害の方の相談や、
ハローワーク（公共職業安定所）、
地域障害者職業センター（障害者の職業評価、職業指導、
職業準備訓練及び職場適応援助や、事業主に対し、
雇用上の課題分析、雇用に関する専門的な助言などをおこなう機関）、
障害者就業・生活支援センター
（地域における障害の方や障害者雇用をおこなう
企業への助言をおこなう機関）などの
働くに関する関係機関と連携し、
当事者の方へ情報提供をおこないます。

（4）普及啓発・研修
（発達障害への正しい理解や、関わり方を知ってもらう活動）

　発達障害の特性や対応方法などを解説した
リーフレットなどを作成し、公共機関や一般企業などに設置、配布したり、
発達障害に関する理解を地域の方や関係機関の方に
知ってもらう為の研修や講演会を開催します。

【実際のケース】

　発達障害支援センターを利用されていた
Aさんとそのご家族は、学童期の発達に関するの相談で、
センターを訪問して以来、小、中学校では学校生活上発生する
課題解決を担任の先生と連携し、
その後本人の高校進学、大学卒業後の就職に関してのサポートと、
包括的なサポートを受け、
相談の結果、就職ではなく、就労移行支援事業所での
自己理解の上障害者雇用での就職を目指すという選択に至りました。
このように、本人、保護者、教育機関の間に
専門的な立場からの助言をおこなってくれることで、
本人の生きやすさや選択肢、
活躍の場を広げてくれる役割を担ってくれています。

【最後に】
最後のケース同様、ご本人、ご家族だけで
困り事の対処をおこなうのではなく、
福祉サービスや専門機関を利用し
共に困り事に対し考える事で、
二次障害を防ぐ事ができたり、
就労だけでなく生活のしやすさにつながります。

特に就労移行支援事業所では、
就労/生活において、その方がどんなことができ、得意なのか。
苦手なものが何か、その理由と対策はどのようなものがあるか、
自分らしく健康的に働くために
企業に配慮してもらう必要がある事は何か、
「その人」に目を向け、自他ともに理解を深める事で、
その人に合った支援を受け、だれもが自分らしく、働き、
人生を送る事が出来るきっかけを見つける事ができます。

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