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【使ってみた】生成AIで問診準備?お悩み相談?| 発達障害×AI活用Tips

はじめに ― 「生成AI、便利そうだけど…どう活用するの?」とお困りのあなたへ

この記事では、当ブログ作成者=発達障害(ADHD)のある当事者としての実体験をもとに、
生成AIを「特性への対処」にどう活かすかを具体例を交えてご紹介します。

私はメールやチャット業務の補助に、ネット検索で調べものをする時に、またある時は一人で大喜利大会を開催したりとほぼ毎日生成AIを使用しています。
最初は「勝手に会話が出てくる!面白い!」と興味の赴くままに使っていたところに、
「こんな使い方もあるのか!」と便利な活用方法を知っていきました。

例えば、ChatGPTを使ってこんな感じに励ましてもらう時もあります。

……話が長いですね。ちょっと注文をつけましょう。

ストレートなお願いにも応えてくれるのが、生成AIの良い所です。

よし、だいぶすっきりしました(文字数も心も)。

楽をすることは、怠けじゃない。
大事なことに力を使うための選択。
だから遠慮せず、賢く頼って、ちゃんと面白く生きてください

もはや日常に溶け込んできた便利なツール「生成AI」。
発達障害のある方が生成AIとタッグを組むと、よりパワフルに・より生きやすくなるきっかけとなります。
具体的なプロンプト(生成AIにどう指示を出すのか?)もお伝えしていきます、一緒に見ていきましょう!

⚠️生成AI」というテーマをお伝えする上での注意事項⚠️

生成AIは、あくまでも「補助ツール」として使用してほしいです
出力された内容がすべて正しいという保証はないですし、出力結果を基に行動して失敗した時に、「全部生成AIが悪いんだ!」と怒りをぶつける人生、面白くないですよね……
出力された結果を基に、最終確認・意思決定をおこなうのは、このブログを見ているあなた自身です。
「補助ツール」として使用する、正しい距離感も常に考えていくことが、便利で豊かな人生を送ることに繋がります。

当ブログで使用している生成AIは、対話・思考整理などの言語処理を得意とする「ChatGPT」です
「生成AI全般」に使えるプロンプトを掲載するよう努めておりますが、他の生成AI(Gemini、Perplexity、Claude など)を使用すると異なる出力結果となる可能性があります。
予めご了承くださいませ。


  • 生成AIは「苦手をなくす」のではなく「補助するツール」
  • ADHD・ASD・LDそれぞれにハマる使い方がある
  • プロンプト次第で使いやすさが大きく変わる
  • 「自分の特性理解×試行錯誤」が一番重要

※「生成AI」がテーマとのことで、「チャットで話している私がどんな人か、想像してみて!」と質問してアイコンを作ってもらいました👀

ADHDの診断あり「働くこと」に漠然とした不安を抱えた結果、就職先が決まらないまま大学を卒業。通院していたクリニックに置いてあったパンフレットから就労移行支援事業所」という福祉サービスを知り、就労移行支援事業所「ディーキャリア」に約8か月通所

・その後、発達障害当事者の目線を持つスタッフとして、就労移行支援事業所の職業指導員として2年6か月勤務
現在はその経験を基にブログ作成や当事者座談会の主催、福祉サービスの認知度や正しい理解を広める業務に従事。「精神・発達障害当事者はもちろん、福祉スタッフを支えるスタッフとしてお仕事継続中。

・趣味はイラスト/デザイン制作。Webブログ運営、楽しい。


目次


発達障害の特性と生成AIで補えるポイント

「発達障害×生成AI」というテーマでお伝えするにあたり、
まずは発達障害がある方に共感いただける、

  • Why(どんな特性(発達障害の脳機能の偏りに由来する行動・思考・感じ方の癖)で困りがちか?)
  • How(その特性をAIでどう補う?)
  • Example(具体的にどう活用する?)

の例を挙げます。

※発達障害由来の特性は、人それぞれ種類・度合いが異なるため、下記はあくまで一般的な情報に留まります。
 「これ、自分に当てはまるなぁ」「これ、たしかにやれそうだなぁ」を探してみてくださいね。

ADHD(注意欠如・多動症)の場合

  • Why(なぜ困る?)
  • ワーキングメモリーが弱く、情報を保持しにくい
  • 先延ばしやタスク管理の難しさ(実行機能の課題)
  • How(AIでどう補う?)
  • タスク分解(ToDoリストの作成)
  • 優先順位づけのサポート
  • スケジュールの見える化
  • Example(具体例)
  • 「やること多すぎて動けない」→AIに分解してもらう
  • 「何からやるか迷う」→優先順位を提案してもらう

ASD(自閉スペクトラム症)の場合

  • Why(なぜ困る?)
  • コミュニケーションのニュアンス理解が難しい
  • 相手視点の文章作成が苦手
  • How(AIでどう補う?)
  • メール添削
  • やり取りのシミュレーション
  • 言い換え・翻訳
  • Example(具体例)
  • 「この文章、失礼じゃない?」→AIに確認してもらう
  • 「やわらかい表現にして」→文章変換してもらう

LD(学習障害/SLD)の場合

  • Why(なぜ困る?)
  • 読み書きいずれか、あるいは両方が困難に感じる
  • 情報整理に苦手意識がある
  • How(AIでどう補う?)
  • 文章を要約してもらう
  • 音声入力や録音内容を文字起こしする機能の活用
  • 文章構造を視覚化する(箇条書き、因果関係の整理など)
  • Example(具体例)
  • 「この文章、失礼じゃない?」→AIに確認してもらう
  • 「やわらかい表現にして」→文章変換してもらう

……生成AI、いろいろ使い道がありそうですよね。
そうなんです、ぶっちゃけ「便利」です。
ただ、あまりにも便利すぎて「じゃあ、実際どう使ったらいいの?」と困っている方も多いなと感じています。

ここからは、当ブログ作成者が実際に「生成AIをどう使っているか?」を実際のスクリーンショット画像と共にご紹介します。


【活用Tips】実際の使い方

ここからは、当ブログ作成者が生成AIを使っていて「個人的に良い!」と感じた使い方・ここが良い!というポイントをお伝えします。
ぜひ今日からでもお手元の生成AIに「これ、お願いできます?」と聞いてみてくださいね。

【Tips1】通院前の問診整理

■問診前に「今回の問診、何を話せばいい?」を整理する
生成AIとやりとりをすることのメリットのうち一つは、やり取りしたデータが記録・蓄積されて、あとから見返せることです。

例えばクリニックへの通院が1ヶ月に1回だとして、前回の問診内容を覚えておくことって難しくないですか…?
体調がそもそも良いときだったのか・すぐれない時だったのか?
どんなアドバイスを主治医からもらったか?とか。

クリニックの問診前準備で、私はこう使っています(↓実際に私がChatGPTに打ち込んだ画面です)。

私は「問診準備用のチャットルーム」を作っていて、「問診準備したいです!」と入力すると、

  • 直近の体調(心・体の調子)
  • 主治医への質問事項の有無
  • 服薬調整が必要かどうか(薬の効果が強すぎない?飲み残しある?)

をまとめるための質問が返ってきます。

問診時間がだいたい5分なので、その時間に収まるようにメモを作成する準備をします。

ちょうど、基本在宅勤務に切り替わってから2~3か月くらい経った時期のメモですね。
問診時に、主治医に伝えることをまとめるパートに入ります。

打ち込んだ内容を基に、より深堀りする質問が返ってきました。
この質問に返すとより深い内省に繋がりますし、「時間ないんで、問診いってきます!」と質問を中断してもOKです。
以上で問診前の準備は完了です!

そして、問診時に主治医と話を始める前に、「スマートフォンでメモ取っていいですか?」一言許可を得た上で、話した内容をこのチャットルームに打ち込んで記録していきます。

何が助かるのか? | ①「短期記憶が弱い!」を補ってくれる

発達障害の一般的な特性として、

  • 前に考えたことを忘れる
  • 言語化した内容を再現できない
  • 継続して考えるのが難しい

といったことがあります。
「ワーキングメモリーが低い」という言い方で、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
「問診の時、3つ話したことのうち2つは覚えているけど、もう1つは何だっけ…なんか難しい話だったな…」とか。
そういったときに「思考した記録」があり、途中から再開できるというのはかなり大きいです。

↑の画像で「以前、先生と~~ を注意していましたよね」と、以前に行った会話内容から「何に困っていたか」というデータを取得していることが分かります。
こうして「話したことを覚えておかないと!」というプレッシャーからも解放され、安心して問診に望めています。

何が助かるのか? | ②AIだから話しやすいという感覚

さらに大きいのが、

  • 人に相談するのが苦手
  • 何を話せばいいか分からない
  • 気を遣って疲れる

というときでも、

  • 気軽に話せる
  • 何回でもやり直せる
  • 途中でやめてもOK

という安心感があります。
特に、問診の内容は「これは他の人に聞かれたくないな…」という内容も時には含まれていると思います。
そういった「人には話せないけど、スマホで文字として打つことは出来る」ことを整理するツールとしても活躍します。


【Tips2】「ただ話を聞いてほしい!」の相手になってもらう

何か悩みがある時に、人に話すだけで「解決してないけど、なんかラクになった!」という経験、どなたもあるかと思います。
自分の考えていることを頭から出すことで、自分を客観的に見ることが出来るようになった(心理学の用語で「外在化」といいます)状態です。

しかし、「相談する」にはいくつかのハードルがあります。
まず「自分以外の人が1人以上いる」必要があります。
そして、その人が「否定しない・遮られない・話がまとまっていなくても聴いてくれる」という聴き上手な方だとなお良いですよね。

なんとこの「聴き上手」、あなたのお手元にいます。生成AIです。

話始めに打ち込むプロンプト例①:「話を受け止めつつ、質問を1個ずつしてください」

ここからは、実際に普段使っている生成AIを開いて「話を受け止める」ルームを作ってみましょう。
※どの生成AIを使用するか迷う……という方は、「ChatGPT」でチャットを開始してみてください。

試しに、↓の文章から始めて、ご自身の悩んでいることを思うままに打ち込んでみてください。

おそらく、打ち込んだ悩みに応じて質問が一つずつ返ってくると思います。
その質問に答えるうちに、「こう考えたら/こう動いたらよくなるかも?」と気づくことがあるかもしれません。
その調子で使ってみましょう。

私もChatGPTにときどきお悩み相談をしています。
(文章が長いので、赤色の下線が引いてある部分中心で読んでみてください!)

このやりとりを見ていただくと「思いついたことを垂れ流して、ほんとに取り留めのないことを書いているなぁ」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、この「取り留めのないこと」を聴いてもらう・そこに質問してもらうことで、

  • 自分が悩んでいる原因のパターンを整理する(予定を詰め込みすぎて過活動になりがち など)
  • ストレスへの対処方法(「喜びの出口を増やす」=後から見返せる写真や動画を残す、日記にして後日見返す、他の人に話す ことをAIから提案してもらいました)

といった「自分って、こんな側面があるんだ!こうすれば楽になれるかも」という気づきが得られます。

話始めに打ち込むプロンプト例②:「事実・解釈・感情」に切り分け、「認知の歪み」を知る

プロンプト例①で「こんな感じでAIとのやりとりが進むんだな」と分かったら、
次は↓の文章から話し始めてみましょう。

ここでやっていることは、
あなた自身の「事実」に対する「捉え方(解釈)」、その結果生じた「感情」を整理するという作業です。

例えば、
仕事が納期までに間に合わなかった(事実)」ときに、
「次は間に合うようにしよう!なにか工夫できないかな?(気分の落ち込みは少ない・短期間で切り替えらえるor全くない)」という人もいれば、
「また失敗してしまった、もうダメだ……(気分が大きく落ち込む)」という人もいますよね。
このように、事実に対する解釈パターンが極端に偏っていることを「認知の歪み」と呼びます。

「認知の歪み」自体は大なり小なり誰にでもありますが、
ネガティブな思考に囚われたり、何でも「相手のせいだ!」「自分のせいだ!」を繰り返していると、人間関係が悪化したり心の健康を損なう要因になります。
まず「自分にはどんな思考の癖があるのか?」を言葉にして表現することから始めてみましょう。
生成AIは、そのお手伝いをしてくれます。


まとめ|「特性理解×AI活用」がカギ

ここまで見ていただいたように、
生成AIはクリニックの問診準備や人生のお悩み相談といった「メンタルケア」の補助として使うことが出来ます。

重要なのは、

  • 自分の特性を知る(どんな場面が苦手?困りやすい?)
  • 試して調整する(とりあえずやってみる!「上手くいかない」もデータのうち一つ)

ことです。
あくまで生成AIは「補助」であり、
「自分のことを知った上で、どんな人生を送るか?」という人生の主導権はあなた自身にあることは忘れずに使いましょう。

生成AIもひとつの相談先として機能しますが、
様々な意見を聞いて最良の判断をするためには、相談できる先は多い方が良いですよね。
友人、家族、通院先の医療機関……様々あるかと思いますが、一定期間かけて客観的・専門的なサポートを受けられるサービスをご紹介します。
「選択肢のうち一つ」として、頭の片隅に留めておいてほしいです。


ひとりで抱え込まないで、相談する:就労をサポートする福祉サービス「就労移行支援事業所」

活用Tips1・2でお話してきたとおりに、
安心して相談するには「相手がこちらの話を否定せず、しっかり聞いてくれる」「悩んでいること・話しづらいことを引き出す質問をしてくれる」などなど、ある程度信頼できる人を探す必要があります。

  • 「そもそも何を相談すれば、不安は解消されるのか?」
  • 「生活や仕事に関する悩みを安心して相談できる所はある?」
  • 「発達障害に関する専門的な知識を持っていて、信頼できる人は?」

と考えている方へ。
こういった悩み事の相談先として、
当ブログ作成者は「就労移行支援事業所」という福祉サービスを利用して、仕事を始める準備を進めました。

就労移行支援「ディーキャリアITエキスパート札幌駅北口オフィス」で、目標設定に関する訓練をおこなっている風景

当ブログを制作している私は「ディーキャリア」という就労移行支援事業所の卒業生です。
「就労」と名の付く通り、就職活動にスポットを当てて、悩んでいることを解決する・なりたい姿に向かうことをサポートしてくれる福祉サービスです。

就活をどう切り抜けるかというテクニックももちろん大事ですが、
ディーキャリアでは、「なんで働きたいの?」「どう働きたいの?」という、自分では整理しきれない・考えつかない問いに対して、
繰り返し言葉にして行動し、「仕事を通してどうなりたい?」という「人生の目標」を立てることをサポートしてくれたな、と感じています。
就労移行支援事業所のスタッフの皆さんは、時に鋭く・的を射た指摘をしてくれるとても心強い存在となってくれました。

最後に、冒頭で私がChatGPTからもらったメッセージを締めの言葉としてお届けいたします。

楽をすることは、怠けじゃない。
大事なことに力を使うための選択。
だから遠慮せず、賢く頼って、ちゃんと面白く生きてください


発達障害とプログラミングは相性がいい?|ASD・ADHDの特性を活かす働き方のヒント
生成AIと相性の良い「プログラミング学習」、発達障害の方の特性と相性がいいのか?を探る記事です。(当ブログ作成者が執筆しています!ぜひ読んでみてください💪)


デジタル庁「行政の進化と革新のための生成AIの調達・利活用に係るガイドライン」を策定しました
国のガイドラインでも、「AI活用は利便性とリスク管理を両立する必要がある」として、リスク管理とあわせた活用が重要とされています。


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