ADHDの「集中できない・続かない」〜その原因と対策〜

逆に集中しすぎてしまう!?「過集中」にも注意

発達障害の特性として、目の前の作業に没頭して他のことが目に入らなくなってしまう過集中にも注意が必要です。

過集中の状態になると、「事例1. ふと目に入ったものが気になって、大事な仕事を忘れてしまう」の中でも紹介したように、優先順位の低いことに没頭してしまうことがあります。

また過集中になると「自分の限界を超えて集中しすぎる」ということが起こるため、休憩をとることを忘れて仕事を続け、終わったときに強烈な疲れを感じてしまうケースもあります。

  • 「せっかく集中モードに入ったから、途切れさせたくない!」
  • 「この仕事をやりきらないと気が済まないから、終わるまでやってから帰ろう!」

このような気持ちから残業を積み重ねて、結果的に体調を崩してしまう方も多くいらっしゃいます。仕事で高い集中力を発揮できることは強みにもなりますが、体調を崩してしまっては元も子もありません。長い職業人生の中では「ちゃんと休むこと」もまた、仕事の一つなのです。

会社であれば、上司や同僚とスケジュールを共有し、声をかけてもらうことで対策ができます。また、先ほどご紹介したようなタイマーを使い、あらかじめ終わりの時間にアラームが鳴るようにすることで、過集中を予防することもできますので、ぜひ活用しましょう。

一人ではうまく対策ができないと悩んだときは

「発達障害の特性」とひと言で言っても、本人のもともとの個性と特性の掛け合わせ、そして今の職場や生活の環境によって、実際に現れる症状や困りごとはさまざまであり、一人ひとりの状況に応じて対策を考えることが大切です。

もし「いろいろ試してみたけれどうまくいかない…」「一人ではなかなか対策が考えられない…」と悩んだときには、支援機関を利用することも一つの手です。ADHDのある方の特性対策を始め、働く上で困りごとを感じている方のサポートをおこなっているのが、就労移行支援事業所ディーキャリアです。

就労移行支援事業所とは、障害のある⽅が就職するための「訓練・就職活動」の⽀援をおこなう障害福祉サービスの一つです。(厚生労働省の許認可事業。)ディーキャリアでは、体調管理やストレスのコントロール方法、報連相の適切なやり方など、セルフケアについても学ぶことができます。

就職とは人生の目的を実現するための通過点です。自分の「なりたい」姿を見つけ、障害特性への対策と自分の能力を活かす「できる」ことを学び、社会人として長く働くために「やるべき」ことを身に付ける。

「なりたい」「できる」「やるべき」の 3 つが重なりあうところに仕事の「やりがい」が生まれると、私たちは考えています。

ご相談は無料です。フリーダイヤル、または、24 時間受付のお問い合わせフォームにて、お気軽にお問い合わせください(ご本人様からだけでなく、当事者のご家族の方や、支援をおこなっている方からのご相談も受け付けております)。

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また、全国各地のディーキャリアでは、無料の相談会や体験会も実施しています。

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就労移行支援事業所ディーキャリアは、「やりがい」を感じながら活き活きと働き、豊かな人生を目指すあなたを全力でサポートします。お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

執筆者

藤森ユウワ(ライター・編集)

ベンチャー企業の社員として働きながら、兼業で個人事業主としてもライター・Webディレクターとして活動。

これまで5社を転職し、営業、営業企画、カスタマーサポート、マーケティングなどさまざまな職種を経験。

子どものころから「コミュニケーションが苦手」「段取が悪い」「集中力が続かない」などの困りごとがあり、社会人になってからも生きづらさを感じつつ何とか働いていたが、あるとき仕事内容が大きく変わったことがきっかけで困難が表面化し、休職や離職を経験。

36 歳で ADHD・ASD と診断される。

診断後、「就労移行支援事業所 ディーキャリア」を運営するデコボコベース株式会社でアルバイトしたことをきっかけに自分に合う仕事や働き方を模索し、現在の形に辿り着く。

誰かの「なるほど!」を作るライティングがモットー。

さまざまな職種を転々とする中、苦手を補うため自分用の業務マニュアルを自作してきた経験を活かして、記事や企画書、プレゼン資料、製品マニュアルなど、幅広く執筆の仕事を行っている。

自分の凸凹を補うためにITツールを使って工夫するのが好き。

記事監修

北川 庄治(デコボコベース株式会社 プログラム開発責任者)

東京大学大学院教育学研究科 博士課程単位取得満期退学。通信制高校教諭、障害児の学習支援教室での教材作成・個別指導講師を経て現職。

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