伝統工芸品を残していくために
こんにちは。
ディーキャリア春日部オフィス就労支援員のKです。
毎年、クリスマス前後に春日部駅東口ロータリー前で
押絵羽子板の展示・販売が開催されます。
しかし、今年は春日部駅の鉄道高架工事の関係から、
駅近くの「ぷらっと広場」で開催されました。
春日部の特産品と言えば、
桐箱、押絵羽子板、麦わら帽子、桐箪笥になります。
どれも地味な伝統工芸品であり、最近は店先や家庭でもあまり目にしない、
特に若い世代には馴染みのないものになっています。
昔は正月の遊びに「羽根つき」があり、
遊び道具としての「羽子板」は皆が知っていました。
そして孫娘の初正月には「魔除けのお守り」として
お飾り用の「押絵羽子板」を孫娘に贈る習慣もあったようです。
ところが、最近は羽根つきで遊ぶことも殆どなく、
羽子板も知らない子供達が多いようです。
→ 祖父母世代から押絵羽子板が贈られても、
仕舞う場所もなければ、出し入れも面倒くさいということで、
返ってありがた迷惑と考える父母世代が多いのではないでしょうか。
→ それもあって我が家では、娘や息子達に嫌がられないように、
孫達のお祝いの品を直接贈ることはせず、
自分達で孫達が喜ぶものを買ってもらって実費請求をしてもらっています。
(コレはちょっと味気ない感じ、そして時々すごい金額請求が来たり…)
さて、ぷらっと広場へ行ってみると確かにイベントは開催されてはいましたが、
以前よりも若干規模が縮小し、人出も少なかったように思います。
押絵羽子板の展示・販売は3店舗ほどしかありませんが、
個々のブースには、歌舞伎役者や人気キャラクターを綺麗な生地で描いた
立派な押絵羽子板が並んでいました。
しかし、これらを買うかと言われると、
高価でとても気楽に買えるものではありません。
思い切って買ったとしても贈る相手に興味を持ってもらう伝え方をしないと
箪笥の肥やしになる可能性もあります。
こうやって伝統工芸品は先細りになっていってしまうのか…と思っていたら、
比較的安価で馴染みやすいミニチュアの羽子板グッツが目に入りました。
これらであれば購入しやすいし、
場所を取らずに飾っておくことも可能です。
押絵羽子板に使う生地などが材料として使用され、
若い世代にも「押絵羽子板っていったい何?」ということを
引き継いでいける商品だと思いました。
残念ながら、会場には年配世代ばかりでしたので、
このような商品販売に工夫を凝らしても、
押絵羽子板そのものを若い世代が見ていないので、
本場の伝統工芸品を次代に伝えていくことは困難です。
(例えば)
①祖父母世代は孫世代に初正月のお祝いに押絵羽子板を贈りたい旨を
父母世代に”素直に”しかも”事前に”伝える
②父母世代は祖父母世代の気持ちは有り難く受け取りつつ、
扱いに困るのであれば、受け取れない旨を”率直に”返す
③それでは、見るだけでも見に一緒に会場に行こうとお互い歩み寄る
④親子孫の3世代で会場を訪れて、
1)祖父母が本場の押絵羽子板を見せながらどんなものかを下の世代に教え、
2)父母世代に迷惑がかからない手頃な羽子板グッツを孫世代に買ってあげる… 。
そんなパターンがベストと思いました。
伝統工芸品を残していく工夫として、
職人のスキルをどう引き継いでいくかが、よく話題にあがりますが、
消費者側の一般家庭の年配世代も、若い世代をアサーティブに慮りながら、
歴史的なもの上手く伝えていく努力が必要と感じました。
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