大人の発達障害について
みなさん、こんにちは!
ディーキャリアワーク柏スタジオです🙋
今日は昨今よく耳にするようになった大人の発達障害について話をしていきたいと思います。
ご相談をいただく中でこどものころと社会人として社会に出てからのギャップにより、
うまくいかないと感じることが増えた、職場職場でトラブルになり転職を繰り返している、
心身ともに体調を崩してしまうなどの困り事をよく耳にします。
今日の記事は
「大人発達障害とは」
「発達障害の基本情報」
「学生時代と社会人で異なる発達障害の現れ方」
「大人の発達障害と向き合う為に」
「まとめ」
の順番でお話ししていきますので、
この記事を少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
目次
大人発達障害とは?社会人になって気づく理由
発達障害は「先天性」つまり生まれつきの脳機能・神経の特性による障害とされ、
ADHD(注意欠陥・多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)などがあります。
これらは子どもの頃からあったものの、学生時代と社会人になってからでは
特性の現れ方が異なることや本人、周囲が気が付きにくい傾向があります。
そのため、特に社会に出てから「自分は発達障害かもしれない」と気づく大人が増えています。
「大人の発達障害」という表現を使うのは、社会に出てから初めて特性が問題視されたり、
診断を受けるケースが多いためと考えられます。
私たちは社会に出ることで様々な変化に直面したり、新たな知識を得ていきます。
特に「役割の変化」や「自身と周囲の差」「障害への認知」などです。
「役割の変化」とは、学生時代私たちは授業や養護を受ける側でした。
しかしこれが社会に出ることでお金をもらい与える側になったり養護する側になります。
その為今までは許されていたものがそうではなくなっていきます。
また会社や家族に所属することで個人の責任ではなく、全体の責任も負わなくてはいけません。
次に「自身と周囲の差」とは今まで学生時代はみんなで進級していきましたが、
社会に出ると生活は多様化し、いろんな働き方や、どんな企業に所属しているかでも金銭的な差や、
時間的な拘束など、他者との差がより顕著に明確になっていきます。
すると他者と比べても仕方ないと分かっていてもつい隣のできる同僚や
学生時代の友達の充実してそうな話を聞くだけで自分と比べてしまう機会が増えます。
最後に「障害への認知」ですが、これもさまざまな人と関わる中で
先ほどの周囲と比べてしまうも相まって、自分や相手の違和感、
メディアやSNSなどので取り上げられている「障害」に触れる機会も増え
もしかしたら自分もあの人もそうなんじゃないかと考える機会が増えたり、
体調不良などで受診を勧められるなどの場合もあります。
発達障害の基本情報:ADHDとASDの特性と症状
発達障害にはさまざまなタイプがありますが、
代表的なものにADHD(注意欠陥・多動性障害)とASD(自閉症スペクトラム障害)があります。
ADHDの主な特徴は、集中力の欠如や衝動性、多動性で、
これらは以下のように日常生活や仕事に影響を与えることがあります。
不注意:予定や仕事をうっかり忘れたり、ミスが多い。
衝動性:考えずに行動してしまい、ミスや人間関係のトラブルに発展しやすい。
多動性:落ち着きがなく、長時間の集中が難しい。
一方、ASD(自閉症スペクトラム障害)は
コミュニケーションや対人関係における独特な特性が現れる障害です。
社会的なやり取りが苦手:相手の意図や感情を読み取るのが難しく、誤解されやすい。
こだわりが強い:環境の変化や柔軟な対応が苦手で、ストレスを感じやすい。
感覚過敏:音や光、肌触りに対する過剰な敏感さがある。
これらの特性が学生時代には問題とならなかったとしても、
働き始めることで突然浮き彫りになることがあり、
周囲や本人が初めて「障害」なのではと疑いを持つ場合も少なくありません。
学生時代と社会人で異なる発達障害の現れ方
学生時代には、多少のミスや不注意が「ちょっと変わった人」などの、
その人の性格として見られたり、おとなしい性格の方であれば見過ごされてしまったり、
クラスメイトや教員がサポートしてくれることで、特性がさほど問題にならないことが多いです。
しかし、社会人になると先述したような環境の変化で、
今度は特性に気づきやすくなる状況が生まれます。
たとえば、ADHDの特性による「不注意」は、
学生時代には授業中の集中力の欠如や課題提出の遅れ程度で済むことが多いです。
しかし、社会人になるとその「不注意」が仕事のミスにつながりやすくなり、
同僚とのトラブルや評価の低下を招くことがあります。
ASDの場合も、学生時代には友人関係で多少のぎこちなさがあってもその関係性が友人であれば、
大目に見てもらえることが多いですが、職場では対人スキルや柔軟な対応力が求められ、
特性が大きなハードルになる場合があるのです。
また無理に合わせようとする、頑張りすぎることで「鬱」のような2次障害につながり、
2次障害の特性も加わってしまうということもあります。
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