仕事で必要なコミュニケーションとは~発達障害のある方が感じるコミュニケーションの苦手~
みなさん、こんにちは!
ディーキャリアワーク柏スタジオです🙋
突然ですが、働くことに不安を感じている方は、具体的に何が不安ですか?
「仕事を覚えられるか不安」
「職場でいやな人がいたらどうしよう」
「職場の人とうまくやっていけるか不安」
「うまくコミュニケーションが取っていけるか心配」
さまざまな不安があると思いますが、
今日は職場でなぜコミュニケーションが大事だと言われているのか、
その理由やディーキャリアワークでの事例等をお伝えしたいと思います。
「コミュ力に自信がない」方、今まで仕事でコミュニケーションがうまく取れなかった方、
これから働く上でコミュニケーションに不安を感じている方はぜひ参考にしてもらえたらと思います。
目次
職場で必要なコミュニケーションとは
職場で必要なコミュニケーションで、最もよく言われるものって
何だと思いますか?雑談力??
答えは報連相です。
報連相とは報告・連絡・相談のことを言います。
職場の方と休憩時間やちょっとした時におしゃべりしたりして、
いい関係性を作っていく、雑談力も必要かもしれません。
会社の人と仲良くなれば、会社に行くことがより楽しくなるかもしれませんね。
ただ、仕事とは働くこと。職場は仲良しの人を作りに行く目的で出勤する場所ではありません。
それに想像してみてください。働き始めたら、いろいろな不安があります。
前述もしましたが、「早く仕事を覚えなきゃ」と焦ったり、
「ミスしないでできるかな」と不安を感じたり。
慣れない環境で知らない人と仕事をしていくって、結構負荷が大きくないですか?
そのうえで「自分から話しかけて雑談して仲良くならなきゃ」って
かなりハードルが高くないですか??
雑談に労力を使うよりも先に、仕事をちゃんとやる、を頑張った方がいいです。
そのためまずは仕事を覚えていくためにも必要なことは報連相をする、が大事です。
(もちろん仕事を覚えた後も報連相は大事です)
では、なぜ報連相が必要で大事なのでしょうか。
それは報連相をすることで、トラブルを未然に防ぐことや、
トラブルが起こった際にすぐに対応できるからです。
例えば何かミスをしてしまったとき、怒られるのではないかと思って上司に隠したとします。
しかしそれは、その場しのぎにしかなりません。
いつかはバレます。そして、発覚が遅くなれば遅くなるほど大ごとになっていきます。
また、いつバレるかとヒヤヒヤして精神的にも良くないです。
ミスをしたときにすぐにミスを報告し、どうしたらいいか相談できれば、
そこですぐに対処法を教えてもらう、もしくは上司の方に対応してもらうなど、
すぐに修正や対処ができ、事が大きくなることを防げます。
また、単純にミスを言い忘れてしまった、言わなくても大丈夫かと思っていた、
という場合もあると思います。
今まで家族の方や学校で「なんで言わなかったの!」と怒られた経験ありませんか?
そういった方は報連相が足りていなかったのかもしれません。
言っても言わなくても怒られる、というわけではありません。
早めに言う事で素早い対処ができることは、会社にとってメリットです。
会社が後から知ることで対処ができずに、会社にとって大きな損害になってしまう場合もあります。
これは大げさに言っているのではなく、そういう可能性もあるという話です。
報連相を怠ることによるデメリットは計り知れないため、報連相が大事だと言えます。
また、報連相を頻繁にすることで、必然的にコミュニケーションが増えます。
まずは仕事に関するコミュニケーションを重ねていくことで、
自分のことを知ってもらい、相手のことを知っていくことができます。
仕事を覚えながら、職場の人間関係も同時に構築していけるため、
報連相は職場で大事だと言えます。
報連相以外に、挨拶も大事なコミュニケーションの一つです。
先ほど雑談のことを挙げましたが、話題を考えるよりも、
「おはようございます」「お疲れ様でした」
と言う方が簡単じゃないですか??
挨拶をすれば相手も挨拶を返してくれます。それだけで一つのコミュニケーションが発生するので、
自分から挨拶できるようになるといいですね。
障害のある方が職場でのコミュニケーションをうまくできない理由
ではここからは、障害のある方が職場でのコミュニケーション【報連相】が
苦手な理由をいくつかご紹介していきたいと思います。
発達障害のある方は「コミュニケーションが苦手」とよく言われますが、
具体的にコミュニケーションの何に苦手を感じているのか紐解いていくと、
苦手さが軽減するかもしれません。
・言わなくていいと思った
先ほども挙げた内容ですが、これはよくあることです。
言うほどのことでもないと思った、言わなくても大丈夫かと思った、
と自己判断をしてしまい、報連相をしなかったケースが発達障害のある方にはよくあります。
また、言わないことでどのような影響があるか、どんな展開になっていくかなど、
先のイメージをすることが苦手なことも原因の一つです。
言わなくてもいいかどうかという質問も含めて相談することが必要です。
・言うタイミングがわからない
「今話しかけたら迷惑かな」「今忙しそうだから話しかけないほうがいいかな」と
相手の状況を読み取ることが難しく、言えない場合があります。
また、「今は忙しそうだからあとで言おう」と思って、言うことを忘れてしまう場合もあります。
このように状況を読むことに苦手さがあったり、一つのことをやっていると他のことを
考えられなかったり、前のことを忘れてしまう特性からタイミングがわからなくなります。
そのため、事前に「どの状況では話しかけないほうがいいか」確認しておくことや、
話しかける時に「ただいまお時間よろしいでしょうか?」と相手が聞ける状況か確認してから
報連相するようにしましょう。
また、話しかけていいかどうかは、話す内容によっても変わります。
ですが、どの内容は今すぐ言っていいのか、後にしたほうがいいのかを
判断することが特性上難しい方もいると思います。
はじめのうちは、判断が難しいことを伝えておき、相談した時に次回から
どのタイミングでの相談が適切か教えてもらうなどして、
一つずつ適切なタイミングを知っていくことも、報連相をうまくできるようになる
コツの一つです。
・なんて言えばいいかがわからない
コミュニケーションに苦手を感じる方は、報連相以外でも
どのように相手に伝えればいいのかがそもそもわからない方もいると思います。
伝えたいことはあるんだけど、伝えなきゃいけないことはわかっているんだけど、
頭の中で考えていることを言葉にすることが難しい方もいると思います。
また、就労経験がない、経験が少ない方は敬語などを使い慣れておらず、
どんな言い回しで言ったらいいかわからなくなってしまうことがあります。
あくまでも対処法の一つとしてですが、あまり難しく考えず、短い文章で伝えましょう。
短い文章の方が自分も言いやすく、また相手もわかりやすいです。
報告:指示があった仕事が完了したら「先ほど依頼のあった〇〇の作業が終わりました」
連絡:上司から他の人にも伝えておいてと頼またら「〇〇さんが△△のことをみんなに伝えてと言っていました」
相談:「〇〇がわからないのですがどうやったらいいですか?」「すみません、〇〇をミスしちゃったのですがどうしたらいいですか?」
わかりやすくするためシンプルに書いたので、実際は簡単にまとめられない時もあると思います。
まずは報連相を心がけ、「うまく伝える」ことよりも「伝える習慣を身に着ける」ことに取り組んでいきましょう。
また、時間に余裕があるのなら、伝える前に紙に書いて事前にまとめてから報連相する、
なんて対処法もあるので、文章に書いた方が考えがまとめやすい人にはおすすめです。
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