発達障害のある方が向かない仕事ってなんだろう??
みなさん、こんにちは!
ディーキャリアワーク柏スタジオです🙋
今日は発達障害の特性上、向かない仕事があるという事に関して話をしていきたいと思います。
特性がある事で「できない事はない」が「困り事」につながりやすく、
そこからストレスを受け体調を崩してしまうという事が無いように、
「発達障害とは」
「実際のエピソード」
「向かない仕事とは」
「まとめ」
の順番でお話ししていきますので、
この記事を少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
目次
【発達障害とは】
発達障害は、先天性、生まれつきの脳機能の障害とされています。
具体的には脳の前頭前野と言われる部分の活動が定型とは異なるとされています。
この前頭前野は、問題を解決したり計画を立てる、客観的な視点、動機付け、
情報を集めて総合的に判断する等の役割を担っています。
その為、下記で説明する特性が起こるとされています。
どれもが、働くや学校生活だけでなく、社会生活全体に影響するものの為、
日常的に困難にぶつかることが多く、障害理解を得られない場合、
「怠けている」「自己中心的」偏った評価をされてしまう事も少なくありません。
発達障害は主に薬物療法や行動、作業療法などが行われます。
ですが、障害の為、治るものではなく、社会生活から困り事を取り除いていく事に重きを置いて、
障害理解や環境を整える事が必要になります。
自閉症スペクトラム障害(ASD)
<主な特徴>
・社会的相互作用の困難
→他人の感情や意図、言語化されていない、ルール化されていない事を理解、
察することが難しい、目を合わせないなどの非言語的なコミュニケーションが困難苦手。
・限定された興味/繰り返しの行動
→特定の対象や活動への強い興味や、こだわりと言われるような同じ動作や活動の繰り返しなどがある。
・感覚過敏/鈍麻
→五感のいずれか、複数が通常よりも過敏だったり、鈍感であること。
ASDは自身の興味のない事に取り組むことが苦手な為、
やらないといけない事でも継続が困難だったり、他者の背景を想像する事をはじめとした、
複数の可能性や情報を踏まえた上での判断が苦手なため
対人コミュニケーションでのトラブルやその場に適さず浮いてしまうなどの困り事が起こり得ます。
注意欠如・多動性障害(ADHD)
<主な特徴>
・注意欠如
→集中力が続かない、忘れ物が多い、注意(注目する場所、意識する事)の切り替え、
コントロールが難しい。
・多動性
→じっとしていられず、過度に動き回る。貧乏ゆすりやそわそわなど。
・衝動性
→考えよりも行動が先になる、物事の順序を守る事が苦手。
ADHDは学齢期の子どもに多く見られますが、成人にも影響を及ぼすことが多く、
特に集中や注意が続かない切り替わりやすい、衝動的に行動してしまう事で
失敗を繰り返す場面が多くなる事から、自信を持てないという状態が慢性化することもあります。
限局性学習障害(SLD)
<主な特徴>
・読字障害(ディスレクシア)
→文章を読むことや、文字/文章の意味の理解、音韻処理に困難がある。
・書字障害(ディスグラフィア)
→自身の考えなどを書き出す事、書く時のスピードやバランス等の書字に関連する作業に困難がある。
・算数障害(ディスカリキュリア)
→数学の概念や計算に困難がある。
SLDは特定の学習能力に著しい困難がある障害で、学習における面のみであること、
環境的要因、その他疾患や障害によるものではない事とされています。
発達性協調運動障害(DCD)
<主な特徴>
・運動の不器用さ
→細かい運動や協調運動が苦手。
・運動計画の困難
→動作を計画し、実行するのが難しい。
・遅れた運動発達
→基本的な運動スキルの習得が遅れる。
DCDは運動スキルの発達に遅れがあり、学齢期ではスポーツや勉強、
大人になっても手先の不器用さなどでPC操作や細かな作業がおぼつかないなど
働くうえでも影響を及ぼします。
ここまで主な発達障害の特徴などを説明しました。
発達障害の特性は個人差が大きい事や、複数の発達障害が重複している事や、
その方のこれまでの経験値なども影響する事から、
自己対処や必要なサポートも個別で調整していく必要があります。
その為自己対処や必要なサポートを一緒に考えてくれる第三者の方がいてくれることが、
生活全体の質を向上させる近道になる事があります。
ディーキャリアワーク 柏のブログ一覧
オフィス情報
ワーク柏スタジオ
- アクセス
- JR常磐線「柏駅」より徒歩7分
- 電話番号
- 04-7160-1170