発達障害のある人は遅刻する??~ASD編~
目次
【遅刻に対する対策】
対策①早く到着して相手を待つ時間で自身のしたい事をする
→外出する日の朝は、自身のしたい事はせず、外出する為の準備だけをしましょう。
何かしたいのであれば、早く家を出て相手を待つ時間でするようにしましょう。
待ち合わせ場所には30分前にはついていられると、乗り間違えなどにも対応できるようになります。
対策②外出前の準備をルーチンにする
→朝起きて朝ごはん、弁当の準備をして、その後外出用の服に着替え、
洗面所でひげをそり、顔を洗い、髪をセットする。
これは私の毎日の外出前のルーチンです。
このように朝の準備を一連の流れにしてしまう事で
かかる時間のムラを無くし何分かかるかを把握できるので、
見通しを立てやすくなります。
ルーチンにした方が抜け漏れも減らす事ができます。
対策③時間を予測する練習をする
→この行動にはこれくらいの時間がかかりそうと予測し、
実際どうだったかを振り替える。
これを繰り返すことで時間の意識や、見立てを立てる習慣が付きます。
また自身の見立てが甘すぎる理由
(工程を全部洗いだして考えられていない、
予備時間を入れていない、
同じ行動でも時間のムラがあるなど)
の分析ができるようになります。
対策④他者にサポートしてもらう
→同居している家族や、会社での同僚などに協力してもらい
家や会社から送り出してもらうという方法もあります。
それを続ける中で、協力してくれている人と一緒に
「どうすれば一人でできるようになるか」
を考えてもらいステップアップしていくのも良い方法です。
いつも一緒にいる人の方が自分がなぜ遅刻してしまうのかを
客観的に見てアドバイスをくれるかもしれません。
【ASDの特性と時間に関する困り事の事例】
遅刻のケースではありませんが、時間とASDの特性からの困り事が現れた実例を挙げます。
ディーキャリアワークでは3日間をかけて、同じ作業訓練をおこない、
あらかじめ設定した達成件数をチームで目指すという訓練をしています。
ある日作業が思いのほかスムーズに進むことで、2日目で3日分の作業が終わりそうだとわかりました。
案の定作業は早く終わってしまうと、ASDの利用者の方は
その場で困った顔をして立ちどまってしまいました。
声をかけると、チームで計画したものが予定通りにいかない事で、
どうしていいかわからなくなってしまったとの事でした。
【まとめ】
事例であげた方は日常的に遅刻はなく、むしろ待ち合わせ時間に余裕を持って到着ができる方です。
このように一概にASDと言っても、遅刻に困る方、時間が余る事で困ってしまう方と
人によりそれぞれです。
こういった場合、ディーキャリアワークでは
「その時どうすればいいのか」
という回答を就労の視点から伝えるようにしています。
それを繰り返すことで習慣化し、困りごとを目立たなくし、
逆に本人の強みを伸ばしていけるようサポートを行っています。
就労の視点といっても日常生活でも活かせる内容ですので、
ご自身の特性を理解し、就労/生活を自分らしく送っていきたいと考えてる方がいましたら
事業所の見学や体験も受け付けていますので、ご連絡お待ちしています。
【執筆】
管理者/サービス管理責任者
氏名 高野 翔平
保有資格:社会福祉士、精神保健福祉士
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ディーキャリアワーク柏スタジオは、
大人の発達障害の方を中心とした
「作業体験型・就労移行支援事業所」です。
就職に向けての訓練や、
就職活動の支援をおこなっています。
「また仕事に復帰したい…」
「仕事がなかなか続かない…」
「働くことに自信がない…」など、
就職に向けて何かお悩みのことが
あれば、お気軽にお問合せください。
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